コラム
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プロ野球のレギュラーシーズンが終了して
去年に引き続きの熱い戦いが繰り広げられました。とりわけパリーグの首位争いはすさまじかったですね。 私は、野球は観るのが専門になってしまいましたが、野球ファンには、今年もたまらなく面白いシーズンだったと思います。 コロナ三年目で、入場制限もほぼ解除されて、観客席にも人が多くなりました。やはり、人は見られることによって、 発奮したり、意気に感じたりするものですよね。特にプロの世界というのは、そうなのではないでしょうか。 パリーグは、最終戦までもつれて、しかも2チームが全く同成績で並び、両チームの対戦成績で、優勝チームが決定されるという 今までに体験したことのない僅差でした。しかも、誰もがソフトバンクが優勢なのではと思われたところを、大逆転でのオリックス勝利というのは、 やはり可能性があるならば最後まであきらめないのが肝心であるということを教えてくれます。 かくいう私は、イチロー選手が日本球界最多210安打を放ったシーズンからオリックスをずっと応援してきたのであまりにも嬉しいのです。 地元の中日ドラゴンズについては、「地元」であるから応援はしているのですが、いかんせん落合監督のあとがさえない成績すぎて力が入りません。 ソフトバンクホークスの選手、悔し涙を流していた選手もいましたね。白黒のつく世界の恐ろしさでしょうか、その悔しさをバネに、より技術パワーがありプロの技に磨きを かけていったらよいのではないでしょうか。 私たちも、その道のプロです。プロは、誤りがあれば、非難され、たたかれ、あるいは「損害賠償」ということにもなります。 専門性を高める、人間的に魅力あるように思ってもらう(ファンになってもらう)という観点が、私たちにも必要なのではないでしょうか。
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防災意識をもって生活を。
この地方では、台風14号での大きな傷もなく通り過ぎていきました。 相当強い警戒が必要であるような報道がなされていましたが、私の家では、宅配された新聞が吹き飛ばされるといった程度で済みました。 毎週のスピーチで、スタッフから防災に対する心構えの話がありました。自宅の災害に対するリスクには、何があるのだろうか考えようということでありました。 当事務所では、約5年前に太陽光発電のパネルが吹き飛ばされるという事故が起こりました。その時の突風のすさまじさは、まだ記憶に新しいところです。 通行する車や人に当たらなかったのが偶然であったのか。もし、当たっていたらと考えると恐ろしくなります。 防災意識は、常に持っていなければいけないなあと感じる台風の通過でした。
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叔母の通夜に思う
私にとっては、祖母以来の近親者の他界でありました。私の母の兄の奥様が80歳で天に召されました。 最近では、結婚の時しか会うことがなかった叔母でしたけれど、一つ大きな思い出があります。 高校3年生の夏休みの時、叔父叔母の住む家に2週間泊まらせていただいのです。 大学受験勉強のため、名古屋の代ゼミ夏期講座を受講したのですが、揖斐から毎日通うのは効率が悪く、 夏期講座受講のために一宮の叔父の家に滞在して通学しました。 今考えるとよく受け入れてくださったなあという思いです。 朝夕の食事を出していただき、ふとんの用意もしてもらって、風呂も入らせていただいて。 通夜の当日、葬儀場に両親と一緒に出向くと、従妹が笑顔で迎えてくれました。その声やしゃべる言葉を聞くと まさしく叔母さんだあと思ってしまいました。私の名前を呼ぶ「むねくん」と発する声のトーン、話し方が似ているなあと。 そして従妹二人の子供とご主人たち。数回しか会っていないのですが、見覚えがあるご主人二人。 その子供たち4人は、ほとんど見覚えがないのです。一番年上の子は22歳であったのですが、この一族にないような身長の高さ(185センチ)に皆一様に驚いていました。 でも、20年近く前に会った時の面影が、あの幼き時の顔の感じは変わっていないのです。 従妹たちも、50歳前後。ともに遊んだ時から40年程度。 懐かしい思いが強くなるひとときを過ごさせていただいたように思います。
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スターバックス大好き、ファンなんです
食事の好き嫌いについての話題を出していませんでしたが、私国枝は外食が大好きです。 特によく行くところというと、月並みかもしれませんが、スターバックスです。夫婦でよくいきます。おしゃべりするためでなく、スターバックスの美味しい商品を楽しむためです。 他のコーヒーチェーンとの比較は避けますが、まず提供している商品がやはり自分の好み、口に合うのです。 おいしくないものは出さない、本格指向であるなあと思わせてくれます。 ここで注文するのは、コーヒーではなく、甘いフラペチーノという商品です。甘さがきついわけでなく、本当にいい具合のバランスなのです。 果実や食材が本物を使っている感覚があります。そしてカップ、グラスなどのグッズも多く売っているのがおしゃれ。 もちろん、程よくくつろげるソファ、椅子、テーブルも高級感があり、一時休むのにも心が落ち着きます。 ドリンク類だけでなく、スウィート類、サンドイッチもはずれなく、楽しめるように思います。 「季節限定」とか「地域の物を題材にして」提供するとか。商売の王道を行っているようです。 石川でとれたお茶を使った「抹茶フラペチーノ」や沖縄ちんすこうをモチーフにしたフラペチーノなどの地域色豊かな限定メニュー。 9月になって発売された「マローネカシスフラペチーノ」の秋の香りの引き立ったフラペチーノの美味しさ。やや高いかなと思う値段設定でも納得させられてしまうものがあります。 スターバックスは、最近ますます店舗が増えてきているように感じます。関西の有名私大のキャンパス内にもスターバックスの店舗があるのですよね。 若い人から比較的年配までの広い層をお客様に持つスターバックス。これからも、その商品開発力から目が離さないと思います。
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「脳出血発症」より3年 ~天からのありがたい「警告」を生かして~
令和元年9月9日。この日は、忘れもできない日として、一生自分の記憶に残り続けると思います。私が、脳出血を発症して救急車で岐阜大学付属病院に搬送されて入院した日です。忘れることはありません。「99」の日に、救急車というのもゴロも良いですし、息子の誕生日でもあります。令和の最初の年ということでも記憶に残しやすいかなと思えます。幸いのことにコロナ禍が始まる前年の入院でありましたから、家族と会うことに何ら支障もなく、多くの方々に見舞っていただき、人との関係の温かさを感じさせていただきつつ、入院していました。退院したのは、12月18日。なんとか、リハビリの先生方のご尽力で歩行ができる体にしていただき、職場復帰も順調にいき、今を懸命に生きています。 従来と違って思うに任せない身体に、不自由さは感じる毎日であり、なんとか元通りとはいかなくとも、それに近い状況になりたいと思いつつ、日々リハビリ生活を送っています。さて、私がこんな身体になってしまった理由、皆様には私を反面教師にしていただきたい思いで記します。 自分が思うに、まず初めに食生活にあったのではないかと思います。恥ずかしながら50歳近くになっても、食べ放題で好きなだけ食べる食事をどれほどしてきたか、外食をしてきたのに、さらに1時間後に自宅で夕食を摂ることもありました。そのようなことから、夕食後は普段の体重から2キロ以上増えていることなど珍しいことではなかったように思います。身長166センチに対して20歳代では63キロが40歳代後半には75キロにまで増えていました。食欲を完全に満たすということで、健康を損なうことになったと思います。 第二は、「血圧」です。健康診断で、高血圧が指摘されて、通院するけれど、長続きせず途中で服薬をやめていました。継続して血圧のコントロールをする意識が皆無でした。って薬を飲まずに、血圧は、ずっと高いまま放置していました。高くて、どこか痛いっていうわけではないから大丈夫だ!そのような意識、認識でした。 健康に対する根拠のない自信が、自分をそうさせていたのでしょう。健康診断、受けたらしっかりと医師の診断を仰ぐ、徹底的に指摘事項を直すという気構えがなかったこと、これがいけなかったのです。他に、職場でのストレス、他の活動でのストレスもあったかもしれませんが、根本は「体重」「血圧」「食生活」が大事なのではないかと思っています。 3年たった現在、毎月1度の医師への通院を欠かさず、定期的に歯科にもかかり、毎日のように体重計に乗り、食事の記録を、退院後継続して実行しています。服薬も、嫌ではありますが、「脳出血」再発は大変困るので、毎日の日課です。食事量は、かなり抑えられているのではないかと思います。満腹という感覚のところまで食べることはなくなりました。多くて腹八分までです。おかげで、体重は学生時代と同じの63キロ弱で、キープしています。久しぶりにあった人からは、「すごく痩せて」という言葉がかえってきます。 大病というのは、自分にとって天からのありがたい「警告」でありました。皆さんは、そんな「警告」が与えられる前に気が付いていただきたいと思います。
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イタリアへのあこがれ~8月11日名フィル演奏会を聴いて
今い年度の名古屋フィルハーモニー市民会館名曲シリーズは、「欧州紀行」ということで、 ハンガリーを皮切りに、フランスを経てイタリアへ。イタリア、残念ながら今だにいったことがありませんが、 とても憧れに思う国のうちの一つです。私の大好きな東京ディズニーシーのエントランスにほど近いエリアは、穏やかなイタリアの漁村をイメージしているようですし、ベネチアンゴンドラで運河を渡るのも気持ちよかったことを思いだします。 東京ディズニーシー・ホテルミラコスタより眺める景色の美しいこと。あくまでも疑似イタリアであるけれども、よくできている。目が喜ぶ感覚になります。 視覚だけではない、臭覚、味覚も大事にしているのがディズニーシー。いい香りに誘われながらイタリアンに舌鼓します、これにアルコールが加わるならばサイコーという方もおられるでしょう。しかし下戸の私は、「ワイン一杯」ででき上ってしまうのです。ポーッとしてしまい、感覚が鈍ってしまいます。とにかく、少量のアルコールで酔ってしまうので、酒を楽しく味わえないのが弱点のうちの一つかもしれません。 私のディズニー好きは、確かにミッキーというキャラクターも愛らしくて良いけれど、ディズニーとクラシック音楽が深いつながりを持っているから好きということもあります。ディズニーは、数多くの美しいメロディーにあふれていますね。どの曲をとっても親しみやすいと思います。 そう、東京ディズニーシーも音楽であふれています、とりわけイタリアを模したエリアに流れるイタリアの音楽を聴きつつ、美しい景観に浸れるのも、ディズニーシーの魅力であると思います。 さて、本題の名フィル演奏会。指揮者は、30歳代のイタリア人女性。長いドレスを華麗に着こなして入場される様は、やはり日本人とは一味も二味も違うなあという印象。そして、この日は、コンサートマスターに女性、ソリストがソプラノ、テノールということでした。「声楽」を伴うオーケストラコンサートは久しぶりかなと思いながら。前半は、オペラのアリア集がメインのプログラム。プッチーニの「蝶々夫人」と「トゥーランドット」がやはり一番好きだなあ。声楽と、それを支える管楽器の絡みが美しい。残念ながらイタリア語を解かるわけではないので、プログラムの対訳を見ながら聴きましたが、そうなると歌唱するソリスト陣の表情を見ることができません。その良さが半減してしまうので、できるならば「字幕」があったらいいのになあと思いました。いずれにしても、プッチーニの音楽は開放的で、太陽がさんさんと照り付けるイタリアの明るさを思い起こさせてくれます。 後半は、イタリアの他の作曲家、3人の作品。とりわけ、レスピーギ作の「シバの女王ベルギス」はド派手な曲で、管楽器奏者の独奏、多彩な打楽器での演奏であり、最後にはテノール独奏、三本のラッパ別動隊も加わる見た目にも派手な編成。きらびやかな曲であるという印象。しかし、「イタリア?」という印象もあって、なんか納得できないプログラムであると思ったのです。なんか、アラビアンナイトのような音楽が多くて。あとから調べると「吹奏楽版」での演奏機会があ多いようでした。 よくよく、あとから考えてみたら結果面白いプログラムなのかもと思えてきました。イタリアは、地中海を挟んで多くの国と交易をしやすいポジションであると思います。ローマ帝国は、その勢力範囲を北アフリカやアラビア半島までも伸ばしていたではありませんか。イタリア人は、意外にも他の文化を容易に取り入れる民族なのではないかと思えます。「蝶々夫人」は、ご存じ日本の長崎を舞台とする話です。「トゥーランドット」は、中国を舞台とするお話です。そして、「シバの女王」についてもアラブの国が舞台であるのでした。メインである人気曲は、その題材を「アジア」に求めている、すなわち「エキゾチックさ」を強調した選曲でしたとうことで、納得したわけです。8月のこの燃え盛る季節に「イタリア音楽」よく合うなあと思いながら聴かせていただきました。
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大阪が好きですか、東京が好きですか?
私どもの住む岐阜県というと東海4県に分類されます。東海地方というと、関東、関西の間にある地域ですね。 愛知県名古屋市を中心とした経済圏である東海地方、関東、関西とは異なる「独自性」があると思います。 濃尾平野の肥沃な地に製造業の盛んな土地柄、堅実な県民性、東京大阪という二大都市に挟まれた地の利。 日本三大都市である名古屋であるのに、今一つ「全国区」になれないのは、その「閉鎖性」にあるのではないでしょうか。 東海地方で育った人は、あまり外に出ていこうとしません。また、他県からも流入が少ないようにも思います。 それは、愛知県内の大学に顕著に表れているように感じます。その出身地は極端に東海地方に偏っているように思います。 私は、高校生の時、東京の私学が第一志望としてましたが、周りからはさんざんな言われ方をしました。 「ドラ息子」だとか、奇人、変人扱いをされました。なぜなら周りは、大半は地元名古屋志向、遠くて京都志向でしたから。 結局、私は大学に入学してから約10年間首都圏に住んでいました。東京に住む利点は、出身地の多様な人が寄り集まっている所。様々な出会いが待っているところであることではないかと思うのです。大学は密集し、選択肢が豊富ですね。人が集まれば、その分だけ利便性が増すことを実感します。ビジネスチャンスも多いということで、東京は本当に懐深く、いろんなものを受け入れてくれる我らが「母なる都」という感じもいたします。 地方の人が「東京にあこがれを持つ」というのが、まさに私であったと思います。 少し前に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」のヒロインである岐阜の飛騨出身である三葉が初めて東京に出てくるシーンで、三葉のセリフ「うわー東京やあ」というのがありましたが、私も初めての東京で、そんなセリフを心の中で言っていたように思います。 さて、大学時代に親しんだ東京でありましたが、やはり距離があります。車では約5時間、新幹線を利用すると往復2万3千円程度、往復で5時間。やはり気軽に行けないところというイメージです。ましてJRの「在来線」で行くと2度、3度の乗り換えが当たり前です。 もう一方の大阪は、確かに新幹線で行くとさらに速いですが、在来線でも決して嫌になるほど時間がかかるというようには思いません。 私どもにとって手軽に行けるのが大阪、そこが魅力。いえ、それ以上に大阪って面白いと思っています。まず、関西地区三大都市の魅力。 「京都・大阪・神戸」このバランスが絶妙。「東京・横浜」の関係が「大阪・神戸」の関係と近いと思います。しかしながら、「大阪・京都」の関係性に該当するものが、首都圏にはないのですね。古都鎌倉ですか?規模が小さくて弱いように思います。「京都」並みに寺社仏閣がある都市は、首都圏にはありません。そこでしょうか。比較的新しい都である東京。そして古くからの歴史に育まれた関西地区ということでしょうか。 税理士関連で、研修を受講する機会があるのですが、「大阪会場」「東京会場」と設置されていると、「大阪」の方が賑やかでアットホーム感があります。関西地区の方言が話されているとより「活気」があります。人見知りをせず、話す人が多いのが大阪?と思ってしまいます。一方の東京は、静かでおとなしくて、紳士的なのです。大阪というと「お笑い」「吉本新喜劇」の影響なのでしょうか、感情表現の豊かな人が多そうというイメージです。 三男に付き添って関西地区の大学見学に行きましたが、三男は「遠い東京には進学したくない」と言います。親としても関西地区の大学ならば、まだ関東よりも手軽に行けるから良いとなるでしょう。気軽に子どもの面倒を見にいけるという安心感ですね。 東京、大阪比較論みたいな書籍はたくさんあるでしょう。それぞれの良さがある二つの巨大都市ですが、おみなさんは東京派?大阪派? 私は、また関西地区をいろいろと探索してみたい気に駆られています。
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「水神社祭礼」にて 川の恵みに感謝しつつ
前のコラムの際に、「夏の全国高校野球大会」「花火大会」での’音’をとりあげました。 吹奏楽部による定番の応援曲演奏も「音」で、その華やかさを演出してくれます。 私は、揖斐川中学の時代に吹奏楽部でしたから、暑い中、コンクールに向けて練習したことを思い起こします。 じりじりした中、B(シ♭)の音でチューニングした覚えがあります。音合わせにもずいぶん時間をかけたなあという記憶です。 応援の定番の曲というと、「コンバットマーチ」でしょうか、高校野球岐阜予選で、吹奏楽部がない中、無理やりトランペット隊を結成して 応援してました。常設ではないので、下手なものであり、安定感に欠けました。 トランペットを中学の時、吹いていたわけではないので、音が出にくくて、大変でした。 「野球大会」開幕の日に、揖斐川町の「ありがとう花火」が3年ぶりに打ち上げられました。 打ち上げ場所から揖斐川町役場は、ほぼ一直線。高い建物もなく川岸にでなくても、非常によく花火は見られます。 私の自宅も、役場よりさほど離れていないので、椅子を引っ張り出してきて、最初から最後まで45分じっくりと鑑賞しました。 もともとは、この揖斐川町の花火大会は8月8日でした。この8月8日は、水神社の祭礼でもあります。「川の恵みに感謝して」「川が大きな氾濫をおこさぬように」 といった願いをこめて始まった祭礼といいます。この祭りの取り持ちの班長を務めさせていただきました。 三輪神社の宮司の聖なる祝詞奏上に心を洗われ、先祖に通じる機会を得たような心持になれました。時には、真剣に神さんに手を合わせるのも大事なことだと思います。 それでは、良き夏休みをお過ごしください。