けやきパートナーズとは
税理士法人いび会計センターは、創業50年を機に「けやきパートナーズ税理士法人」と名称変更いたしました。 けやきパートナーズは、揖斐川町に位置する地域密着の「税務」・「法務」・「労務」・「保険」サービス等を提供する「ワンストップ型」事務所です。
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コラム
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103万の壁について、どう考えるか?
国民民主党は、総選挙で「手取りを増やす」「103万円の壁を引き上げる」として、広範な国民の支持を得ることになり、議席数も7議席から28議席に4倍増と大きくその存在感が増しましたね。「103万の壁」というのは、「税制」の事であるので、当然、「税理士」の領域になります。 これについて、どう考えるのか、私の意見を述べてみたいと思います。税は、どうあるべきか、どう課税されるべきなのかという観点から話すのが良いだろうとと思います。税は、「社会、公共的な費用」をまかなうために、我々国民が、税法に従って、その負担をするべきものです。この税負担のあり方として、個々人の税金負担能力に応じて負担するべきと考えるべきでしょう。すなわち、応能負担原則によって、税を負担するべきで、税を負担する能力が低ければ、その人には当然、低い割合で税を負担してもらうべきであり、負担能力の高い人には、高い割合で負担してもらうのが理にかなっていると考えます。 この原則が、所得税には貫かれており、「課税される所得」が高ければ、高いほど税率が高くなるという「累進課税制度」が採用されています。また、個々人の担税力に配慮した各種の「控除」が認められているのが、法人税とは違っている点です。「控除」の中で、数年前までは、だれでも適用されてきた「基礎控除」があります。この基礎控除の意味は、憲法25条の生存権の権利を具体化した控除と言われています。生存権とは、国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するというものです。ですから、税収を増やすために、高額所得者の基礎控除を廃止した税制改正は、厳しく批判されるべきだと考えます。103万円というのは、この「基礎控除」48万円と「給与所得控除」55万を合計した数字です。給与をもらう人は、その収入から103万円を差し引いた分からしか、所得税がかかりませんよということです。 では、その103万円というのは妥当な数字なのでしょうか。単身の世帯が暮らしていくうえで、103万円で現実的に「健康で文化的な」生活を送れるのでしょうか。「最低限度」という言葉は、何を意味しているのかも諸説あるのですが。私が、税理士事務所に勤め始めた時から、この103万円という数字が変わっていないことは、疑問に思わざるを得ません。税理士会には、「調査研究部」とうのがありますが、私はその一員として、「基礎控除」の38万とか48万円というのは、あまりにも低いことを問題視してきました。税制に対する建議権を活かして国会議員に「基礎控除」を大幅に引き上げよと提言してきました。 ただし、「給与所得控除」を「基礎控除」と全く同じように見ることはできません。「給与所得控除」は、「給与所得」(給料、賞与など)を得ている人しか受けることができません。フリーランス、個人事業主は受けられません。これは、これで不合理な制度です。給与所得者を優遇する制度なのではないかと思えます。こちらの改革は、緊急性はないと考えますので、今回はここまでにしておきます。 103万円の壁、これは当然引き上げるべきでしょう。国民民主党が言う178万円までは、所得税を課税しない、「最低賃金の上昇率」を基準としているようですが、物価上昇率を基準とするよりも合理的だと思います。「健康で文化的」のレベル感が、平成の初期と現代では異なっているのではありませんか。平成初期には、エアコンは当たり前ではなかった。車の所有でも、1人1台ではありませんでした。当然、スマートフォンは、ありませんでした。トイレのウオッシュレットは、当然とは言えませんでした。今の大学生は、和式のトイレなんか当然見向きもしないし、ウオシュレットがなくて残念と思えるくらいの快適性の向上っぷりです。社会の成熟化、発展に応じて、「健康で文化的」レベルは、引き上げていくべきなのではないでしょうか。ですから、物価の上昇に見合った壁の金額の引き上げでは、足りません。 このところの、消費税の増税、社会保険料の増加に加えて、物価の高騰で、庶民は生活を何とか切り詰めてしのぐという方も多いのではないでしょうか。消費税導入から増税一本やりであった(法人税の税率は大いに下がりましたが)税制度を根本から見直す契機を国民民主党は作ってくれたと思います。そして、税制の論議を積極的に行うこと自体は、非常に歓迎するべきことです。いつの間にやら、訳が分からない税制が可決され通ったというようなことがないよう、「透明性」の高い議論をしていただき、税に対する国民の信頼を取り戻せるようにしてほしいと思います。
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世界野球は悔しい結果だったが、次のWBCに期待しよう
私の趣味である野球観戦。今年は(も)、ひいき地元球団が春先だけは珍事で首位に立ったこともありましたが、残念ながら5月からは低迷が続き、熱狂的に応援する気も失せてしまいました。私のひいき選手である岡林選手も、負傷により長期間の離脱があり、前半の打撃不振に、がっかりしたのもありました。フレッシュな選手が、活躍した嬉しさもあったのですが、トレードで入ったベテラン選手が、期待通りの成績をあげられなかったですし。立浪監督は、ベテラン選手の能力を十分に理解できていないのでしょうか。目立ったのは、先発の若手高橋宏斗投手、抑えのマルティネス投手でしたね。 その二人の投手も出場した世界野球プレミア12。ここのところ、日本代表チームは、ずっと負けなしでしたので、優勝できるのが当然と思っていました。事実、決勝戦までの8試合は、さほど危なげなく買って言ったように思えました。投手や守備は良くても、あまり打てないのではと言われたのが、嘘であるかのように、小園選手、牧選手といいところでホームランが出るし、4番森下選手の勝負強い打撃も印象に残るものでした。さらに、投手が失点した後すぐに得点していたのが粘りを感じさせるものでした。 ところが、決勝戦については、序盤戦から台湾の投手に手も足も出ず、先発が打たれていたので、危ういなあと思っていました。さらには、台湾の守備は思いのほか固く、走塁も、日本のすきを突いてくるといった巧者ぶりでした。日本を手本にしているのか、まったく日本にも劣らずうまい試合運びであったし、効果的に本塁打二本と、ほぼ日本チームは、良いところもなく完全に敗れてしまいました。敗戦の責任を一手に引き受けていた井端監督、「敗軍の将、兵を語らず」という言葉通り、選手をほめる言葉だけしか聞かれず、上に立つ者の鏡であるなあと思いました。 今回の世界野球では、メジャーでの活躍組が参加していなかったので、日本の実力は、こんなものではないと思います。アジアの隣国地域が、追いついてきているというのは、競技の質が向上していく良いきっかけなのでしょう。一度の負けで、優勝を逃すのは、トーナメント戦の苦しさでしょう。WBCでは、この悔しさを跳ね返してくれることに期待したいと思います。 私は、インターネット中継でプレミア12を観戦しましたが、まったく従来のテレビとそん色なく見られるのが良いですね。パソコン、スマホ、iPadなどいろんな場面で観ることが可能の世になりました。本当にありがたいものです。10月11月と注目の選挙が目白押しでしたが、インターネット上の情報が、選挙の勝敗を大きく左右する時代になってきたように思います。既存のメディアが、兵庫県知事斎藤氏を批判すれど、ある政党の党首のスキャンダルを報道しても、選挙民はその報道には影響されにくくなったようです。これは、真実をネット上で知ることができるようになったのも大きいことだと思います。ただし、フェイクに用心しなければというのは心に刻むべきですね。
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11月の第二日曜、いびがわマラソンは永遠に!
ようやく寒い日が増えてきたところです。今年は、遅くまで暑い日が続いたことで、紅葉も若干鮮やかさが薄れているように思われますし、色づいてくるのも遅かったように思えます。「暑いか、寒いかの二分された気候になってきましたね」というような会話を交わすくらい、ちょうど良いくらいの気温の時期が非常に短いように感じます。そのちょうどよい気候の時期というのは、11月なのではないでしょうか。 そんな11月には、多くのイベントがあります。揖斐川町であれば、いびがわマラソンという町をあげてのビッグイベントがあります。ややひんやりとしてくる季節はちょうどスポーツにも似合う時でありましょう。35年続くわが街の伝統ある行事、残念ながら私はランナーとして参加したことがありません。しかし、妻と息子たちは、このハーフマラソンコースを制限時間内で完走しています。私は、高校の時には、大垣東高校で20キロ以上の山道を走るというイベント(今はありません)で、2時間程度で走り切っていましたので、マラソンについては、不得意ではありませんでした。ただし、成人になってからは、走らなくなりましたから、きっちりと練習してマラソンに挑まないといけません。そこまでやりたい気が湧かなかったのです。 ただ、町全体で、参加してくれるランナーを応援しようという雰囲気はいいなあと思っています。フルマラソンがあるときは、もっと長い時間にわたり応援していたのですが、ハーフになると応援時間が短くなり負担が減りました。より集中して応援できるのはいいなあと思います。今回は、金メダリストの高橋尚子さんを間近で見ることができて良かったです。なんか急に大きな集団がいるではないかと思ってみていると、その真ん中に高橋尚子さんが。やっぱり、髙橋さんと一緒に走れるというのは、大いに思い出になりますからね。ゴールまで、走られて再び戻ってこられて、後方から走ってこられるランナーたちをタッチして励まされる高橋さんの姿を観られてうれしかったものです。金メダリストのスマイルは、素晴らしいですね。 ランナーからの笑顔も、声援をおくる観客にとっては、うれしいものです。真剣に走っていて、笑っている場合ではないというような走りの方もいます。もちろん、それも良しでしょう。しかし、声援に応えて、手を振ってこたえてくれたり、「ありがとう」っていうランナーもいたりして、こちらも応援していてよかった、応援し甲斐があると思えます。 とにかく、スタート地点も、ゴール地点も当事務所からは歩いて5分程度なのです。そんな位置にあるから、毎年応援するのは義務かもしれません。私の事務所は、スタート地点から500m程度、「長丁場いってらっしゃい」という場所です。そんな場所にある事務所の玄関前に立って、ランナーを応援していますが、ランナーは5000名近くもいて、知人を容易に見つけ出すことができません。県議会議員の国枝慎太郎さんは、私を見つけてくれたのか手をふってくれましたので、分かったのです。お隣の池田町長の竹中誉町長は、背が高いので目立ちます。事務所の近くを走ってくれたので、見つけられましたので、「誉さん、がんばって」と声を掛けました。事務所の前で、約5000人が通り過ぎていくのを見終えてから、少し時間が経ってから、ゴール手前の地点に立ち応援していたところに高橋尚子さんが現れたのです。 ゴール地点の役場駐車場には今回は、立ち寄りませんでした。歩いて5分程度の農協前では、いびがわの物産展が開催されています。いびがわ名物については、私にとっては、珍しいものはないのですが、地元のお客様、知り合いも出店されています。そこで、声をかけつつ、商品を買って、町の活性化の一助になれたら良いという気持ちです。 再びフルマラソンも戻ってくるとよりいいかもしれません。いびがわマラソンの参加者は、全国津々浦々から来られるようです。きっとフルマラソンがあれば、より全国からランナーが集まってくれることでしょう。遠方より参加いただいたランナーさん、応援される方々に感謝しつつ、それが町のPRとなるまたとない機会であるという自覚を持って、このイベントを盛り上げていきたいものです。
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