けやきパートナーズとは
税理士法人いび会計センターは、創業50年を機に「けやきパートナーズ税理士法人」と名称変更いたしました。 けやきパートナーズは、揖斐川町に位置する地域密着の「税務」・「法務」・「労務」・「保険」サービス等を提供する「ワンストップ型」事務所です。
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コラム
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会社の最後を看取るのも税理士の役割
開業し、事業を開始することは華やかな出来事です。しかし、それを継続していくことは、決して簡単なことではないと感じています。私自身、これまでに会社をたたむ方を何人も見てきました。中には、夜逃げという形で終わってしまったケースもあります。せっかく築いた関係性が、そのような形で途切れてしまうのは、あまりにも寂しいことだと思うのです。 だからこそ、せっかく開業されたのであれば、できるだけ長く事業を続けていただけるよう支援したいと考えています。失敗の大きな要因の一つは、十分な戦略を持たないまま事業を始めてしまうことではないでしょうか。私どもでは、「経営計画を一緒に作りましょう」とご提案していますが、立案段階から取り組もうとされない起業家の方も少なくありません。 設立から数年以内に会社をたたむ場合、それは結果として、正しい経営ができていなかった証とも言えるでしょう。しかし一方で、20年以上継続し、経営状況も決して悪くない会社であっても、事業を終えなければならない場面があります。代表者の高齢化により気力が続かなくなる場合や、経営者の急逝によって事業継続が困難になる場合などです。 印象に残っている事例の一つに、現職社長の死によって事業が終了した会社があります。その社長とはたびたびお話をさせていただき、先代の葬儀にも参列した、思い出深い会社でした。社長が亡くなられた後、奥様が代表を引き継がれましたが、事業の継続は難しく、最終的に会社は解散となりました。相続税の申告を終え、内容をご説明し、控えをお渡ししたあと、私は仏壇に手を合わせました。 おしゃべり好きで、いつもにこやかだった社長は、今も優しくこちらを見ているような気がしました。奥様が「○○さん、終わったよ。お疲れ様でした」と静かに語りかけておられた姿が、今でも強く印象に残っています。仏間には、亡くなられた社長のご両親の写真が飾られており、端正なお父様と、活発で男勝りだったというお母様のお姿が伝わってきました。こうしたご家族の背景に触れることも、税理士の役割の一つなのかもしれないと感じた出来事でした。 もう一つ印象的だったのは、12月にM&Aが成立し、成約式に出席した際の社長の表情です。75歳を過ぎ、早く引退したいと思いながらも、従業員のことを考えると辞められなかったという方でした。後継者候補として考えていた従業員が急逝し、息子さんについても適性や意思の面から断念されたと伺っていました。 そこで私どもは、「M&Aによって会社を存続させ、従業員の雇用を守る」という選択肢をご提案し、日本M&Aセンターとの協業により、最終的に譲受先が見つかりました。成約までには約2年を要しましたが、その分、社長の感慨の深さが表情から伝わってきました。長年背負ってきた重荷を下ろしたような、安堵の表情でした。ご夫婦そろって何度も頭を下げてお礼を述べられた姿は、今も忘れられません。このような場に立ち会えることこそ、税理士という仕事の醍醐味なのだと実感しました。 税理士は、中小企業にとって非常に身近な存在です。ぜひ、私どもをうまく活用していただき、良い会社づくりを進めていただければと願っています。
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和菓子とブラックサンダー、そして「人が第一」という経営
お正月というと、親戚に行く機会が多くなりますよね。年始のご挨拶ということで、お菓子を持参されるというケースも増えることでしょう。私は、酒が飲めない分、「和菓子」には大変に関心があります。和菓子屋に妻とともに立ち寄って、自ら食べて楽しむという機会も多いのですが、お土産にと和菓子を買い求めることもあります。 近郊の大野町にも、ご近所にも和菓子屋があります。丹精込めて作られたお菓子に敬意を表したいですし、お客様の「安心、安全」に配慮して作っていることが分かり素晴らしいなあと思います。手間暇かけて作られたまさに作品というべきお菓子であるので、多くの人々に味わってもらいたいという店主の思いが随所に伝わってきます。 和菓子は、中身であるお菓子だけではなく、それ以外の要素も見て購入を決めているのが面白いと思います。まずは、パッケージ。そのお菓子がどのような包材に包まれて販売されているかで、そのお菓子の価格も違ってくるかなと思います。そして、名前の付け方揖斐川のお菓子だと、「三輪の里」「春日局お福」「もっちり半兵衛」「パーシーマン」という個性ある名前。地元の地名を付けたり、地元に関係する歴史上の人物にちなんで命名したりと。和菓子のネーミングというのは、非常に興味深いと思わされます。 これが、洋菓子になると「ケーキ」「クッキー」「チョコレート」「ドーナツ」という食べられるものが、どんなものかというのが先行されているように思うのです。ですから、ドーナツに独自の命名をしたとしても、存在感が乏しいようなおもいがします。中には、キットカット、カールのような独自のブランドになっているお菓子もありますが、いずれも「大量生産品」で、手作り感がないという思いがあります。 大手製菓の商品名づけの話をしましたが、カルビーとかロッテ、江崎グリコまで大手ではないものの、市民権を得た商品名に「ブラックサンダー」があると思います。作っている会社は、愛知県豊橋市にある有楽製菓株式会社です。 ブラックサンダーは、チョコレート菓子です。チョコレートにナッツが入っていて、チョコの甘味とナッツの歯ごたえが両方楽しめるそして、そこそこ食べた気になれる、さらにはお手頃感があるのです。ネーミングにセンスを感させられます。チョコの色というと「黒っぽい」。そして、食感が「ガリガリ」っとする感じ。ガリガリってのを「雷=サンダー」と考える発想でしょうか。体操の金メダリスト内村航平選手がブラックサンダー大好きというエピソードにより、一層有名になりました。 この有楽製菓の河合社長と以前お話しする機会があったことが思い出されます。河合社長が、倫理法人会の役職者であったからなのです。私は、その時は、「職員とどう向き合ってよいか」と相談しようということで、一対一で河合社長とお話しする機会を得ました。ヒット商品を生み出された社長に直接相談する機会をいただけるって素敵なことではないでしょうか。社長、厳しい表情はされないのです。身長は、185センチ以上ある遠くからでも目立つ方ですが、とてもきさくで物腰の柔らかな方でした。上から目線のようなことは、まったくないのです。口調が大変穏やかで、包み込まれるような話し方で、私の話を受け止めていただきました。言われたのは、「簡単に人を切ってはいけないよ。その人が、活躍できる生きる場を与えましょうよ、それが倫理経営なんだよ」と。 それ以来、私は、「人が第一だ。とりわけ職員は守る」という考えを貫いてきたと思っています。 河合社長との経営相談の感触は、ブラックサンダーの噛み応えとともに10年以上経ってもまだ心に残っています。
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病院での生活 「食」に注目して 当時の手記より
当コラムは、入院して1ヶ月半ほど経った10月25日に手書きしたものをほぼ忠実にテキスト化したものです。 この文章は、令和元年11月1日の「朝礼スピーチ」の原稿として記したものです。入院中で、私が現地に行ってスピーチできないので、父が代わって読んでくれました。では、初公開の入院中の手記です。 『「病院での生活を体験して」というテーマでスピーチしたいと思います。 年度始めの11月1日に、9月9日からの病によって顔を出せなくなってしまったこと を残念に思うのとともにおわびいたします。 社会人は、まず、心身が健康であることが第一であるという、そんな当たり前のことができていなかったことに自分自身反省しかありません。 約2ヶ月の半身まひの状態は、情けなく悔しい気持ちであります。 それでも、私の病は発症は未然に防ぐことができた可能性はなかったのだろうか。 いえ、防ぐ可能性はありました。ある方に言われました。 「国枝さん、黄色信号で交差点を渡り続けて、とうとう今回は赤信号で交差点に進入して事故を起こしたようなもんだぞ。」 健康診断の結果を見て、その治療に時間をかけなければならないところを怠っていたということです。 具体的には、「高血圧の放置」ということでした。 高血圧は、単に血圧が基準値より高いというだけでは、私の場合は何ら体に痛みを発生させませんでしたが、 突然として脳内出血を起こし、その後遺障害によって苦しむことになるということです。 幸い、命を失うことなく、障害も左手、左足程度ですみました。 しかし、医師からは、再度出血すると「命がなくなるから」ときつく言われました。 自らの身体に、家族、スタッフ、スタッフの家族など多くの生活がかかっていることを自覚して、自らの健康管理に努めていきます。 さて、反省の気持ちの表明はこのぐらいにして、スピーチテーマである 「病院での生活を体験して」というところに入ります。 私、50年間、数日の入院もしたことがなく、病院でくらすということは考えたことがありませんでした。 この病院生活で感じたこと、学んだことをお話ししたいと思います。 入院生活を楽しいと感じるか、ずっとみじめと感じるかで病の治り方も違うと思いますが、 それなりに楽しいと感じています。 今現在入院している岐阜清流病院さんの運営が良いことが一番大きな要因だと思います。 細かな事で、これは変だと思うところもないではありませんが、おおむね満足しています。 良い点は、大きく言えば、「食事」と「リハビリスタッフさんの接遇姿勢」です。 まずは、「食事」について、今回はお話ししたいと思います。 たぶん、みなさん「代表は、食いしん坊だから、出されたものでは満足できないのではないか?」と思われるかもしれませんが、病院食以外のものは一切口にしていない生活を1ヶ月続けています。 1日1440カロリーと、量的な制限はされていますが、3食おいしくいただくことができて感謝しています。 病院食というと従来、「冷えている、まずい」という話を聞いていましたが、違っていました。 やはり病院にいると楽しみのうちのひとつが「3度のごはん」ということですので、 病院側も最近は、それを大事にしているということでしょう。 まず、料理面では当たり前の「冷たいものは冷たく、熱いものは熱く」提供されます。 皿や小鉢が載せられるトレイを熱くしたり、ふたをすることによって、 保温しながら提供してくれます。 利用者さんごとに症状はもちろん、そして料理の好き嫌いというのもあるので、 それに対応したメニュー作りをされているのに感心させられます。 利用者さん目線で、個別対応するメニュー作りいいなと思います。 そして、毎食あきのこない提供の仕方がされています。 同じ食材でも、調理方法が変わっていたり、味つけ、調味料が変わっていたり。 カロリー制限があるからか、「カレーライス」「トンカツ」「パスタ」「ラーメン」は一切提供されませんが、 見た目やバラエティも配慮されたメニュー作りで満足させていただいています。 私たち(税理士事務所)のサービスも、お客様への提供の仕方しだいで、お客さま満足度は大きく変わってくると思います。 説明の仕方にひと工夫するとか、お客さまの反応を見ながら対応を変えるなどの工夫をして、 より満足度を向上させられたら良いなあと感じました。 令和2年度も、お客様の良きパートナーとなるべく努力してまいりましょう。 令和元年11月 以上でスピーチ終わります。』 病院にいても、経営者目線は失われていませんね。ただ、今でも思い出されるのは、病院にいると、暇で「食べることしか楽しみがない」ということなのです。もちろん、職員が見舞いに来てくれて、嬉しいというのはありますが、ずっと居てくれることはない。生きていく証が食事。だから、食事の提供の仕方について、その内容についての観察が、ずっと普段よりも濃いように思います。じっくり味わっていたのですよ。
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