けやきパートナーズとは
税理士法人いび会計センターは、創業50年を機に「けやきパートナーズ税理士法人」と名称変更いたしました。 けやきパートナーズは、揖斐川町に位置する地域密着の「税務」・「法務」・「労務」・「保険」サービス等を提供する「ワンストップ型」事務所です。
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コラム
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山陰への旅⑦ 出雲大社への道
島根県は、さほど公共交通が発達しているとはいいがたい地域です。ですから、あらかじめ交通機関の時刻を調べておかないと、とんでもないことになります。時刻表の検索が大嫌いという人には向かない地域なのは間違いありません。私のように、小学校の時に、「時刻表」を見つつ、紙上旅行していたような人にとっては、究極の醍醐味がある地域だと思えます。二日の午後、ゆったりと「松江市内から玉造温泉」を直行便でありながらゆったり移動しましたが、「玉造温泉から出雲大社」もまた難易度が高いルートなのです。とは言っても、玉造温泉から出雲大社までを乗り換えなしで行けるルートがありました。しかしながら、それは玉造温泉8時発一本のみなのです。これを逃しては、直行便は一切ないということで、早めに準備してバス停には定刻の15分前に着いて、落ち着いて座って待ちます。 バス停は昨日と同じ姫神広場バス停であり、開放的で椅子も備わっています。どんなバスに乗れるのかなと期待しつつ待ちました。時間通りに、一畑バスの空港リムジンバスが停車しました。荷物も、床下収納庫に、収納させてもらえて、余裕で乗り込みました。この時点では、乗車人員は5人いたのかなというくらいです。バスは、ほぼ宍道湖の美しい湖面を見つつ走っていきました。ほとんど乗客がいない中ですね。これ土曜日ですからね、のんびりした感じです。このバスは途中で出雲空港のバス停に立ち寄るのですが、途中見られた空港の駐車場の混雑ぶりを見るとさすがに土曜日だという実感がわきます。そして、空港のバス停に着くと乗車待ちの列ができていました。乗客が乗り込んでくると、補助席を含めて全座席が埋まるという混雑になりました。山陰に来て、こんなに混雑した乗り物に乗ったのは初めてとなりました。出雲空港から出雲大社まで、平地を満席のバスで移動しました。所要時間は、さほど長くはありませんが、島根では初めての混雑という感覚でした。 出雲大社近辺では、三か所停留所があるのですが、最初に停車する一幡電車の「出雲大社前駅」のバス停で、降りました。駅と言っても、通りから線路がほとんど見えません。駅舎に隠れてしまって、電車も見えませんが、こちらもこじんまりしてかわいらしい駅舎という印象です。参拝するのに大きな荷物は当然邪魔であるので、コインロッカーに預けて出雲大社に歩きで向かいます。伊勢神宮の参道とは違って、上り下りがあって、かなり歩き甲斐のある参道です。 神社っていうのは、どこも鳥居があって、似たような形をしているので、さほどすごいという感覚も起きないのですよね。有名な出雲大社なので、行ってみたいという願望はかなえたものの、さて「いつもの神社」だよなあという感覚なのですね。「神話の世界との結びついた出雲大社」「ウサギの逸話」とか言いますが、感慨深さは生まれてきません。縁結びをお願いに行っている訳ではないからかもしれませんね。 大鳥居より中に入って参拝をしました。6月11日から13日の間すべて1日の歩行数は1万歩を余裕で超えていきましたが、やはり出雲大社でもかなり歩き回るものですね。帰りは、やはり「神門通り」沿いの飲食店での食べ歩きが楽しみなのだ。まずは、甘いものが食べたいなあということで。甘党の夫婦は、「出雲ぜんざい」の店に。冷たいぜんざいを注文したが、餅は温かくしておかないと固くなるということでしょうか。餅自体は、温かく、あずきは、氷で冷やすようにされていました。餅は紅白の色であり、柔らかくて、食べ応えがあっておいしいものでした。もちろん、あずきについても甘すぎず、粒立ちの良い豆で、これまた良いのです。そして、口の中が甘くなりすぎないように漬物も一緒に出されていて、口どけさっぱりでした。 ついでに、近くの出雲そばの店にも立ち寄りましたが、待ち時間も短くボリューム満点のそばをいただきました。釜揚げそばは、そばつゆをまず、一度に注ぎ込むようです。味、これといってすごいとは思いませんが「出雲そば」は名物なので、いただいておきましょうという感覚でした。
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山陰への旅⑥ 玉造温泉へ
山陰で泉質が非常に良く有名な温泉というと「玉造温泉」です。ところが、この温泉は、JRの駅からはそれなりの距離があるということで、最初は敬遠していたのですが、実は電車+ホテル送迎車というアクセス方法よりも、松江市内からバスで簡単に移動することができるということを知りました。このバスは、ほぼ1時間おきに出ていて便利でした。わざわざ始発バス停である「松江しんじ湖温泉駅」まで、中心街から歩いていきましたけれど、まったく無駄な歩きだったように思います。ただ昼の宍道湖畔を眺めながらの散歩も暑くなければありだと思います。 ちょっとタイミング悪く、バス待ちの時間ができてしまいました。その間は、駅前の足湯に浸かってと思いましたが、「うわ!すごく熱い」ということで、長くは浸かっていられません。この駅は一畑電車の始発駅ということですが、あまりにもローカルな感じです。養老鉄道の大垣駅と比較してどうだろうという感覚です。バスロータリーも広くは取ってあるけれど、次から次にバスが発着するターミナルというわけでなく、待ち客も一桁で、ゆったりした雰囲気が充満しています。ようやく「玉造温泉」行きバスに乗りましたが、午後3時前はさすがにゆったりと座れました。途中、市街地の「カラコロ広場」や「JR松江駅」も経由するので、松江市街をバスで周遊する感覚も味わえて良いと思います。 市街地から約30分程度で、玉造温泉が見えてきます。そう、松江市街よりバスに乗ったら、乗り換えなしで玉造温泉なのです。バスが苦手という方以外には、おすすめの移動方法であると思われました。まあ、そのかわりJR玉造温泉駅を見ることはありませんでした。このバスは、JR玉造温泉前には停まらないのです。ただ、玉造温泉に用がある旅客には関係ないです。宿泊した「佳翠苑皆美(かすいえんみなみ)」は、バス停が目の前。玉造温泉の中心部である「姫神広場」で降りると、敷地内まで1分かからない感じです。松江市街地の「皆美館」とは姉妹店ということで、荷物を松江市街地の皆美館から直接配送していただけて非常に楽でした。同じグループだということで、おもてなしのやり方は似ています。ウェルカムドリンクに、ちょっとしたお菓子をいただきつつ、チェックインの手続きを行います。ゆったりしたソファに腰を下ろしつつチェックインというのは、ゆったりした気分になって本当に快適です。玉造の皆美は、市街とは違って、大型のホテルで、フロントから奥へという所に、「足湯」や「お茶飲み比べ」コーナー、お土産コーナーと多様に揃っています。カラフルな浴衣は、自分好みのものを選べるのです。客室までの案内は、東南アジア圏の女性がしてくれましたが、愛想がよく、日本語も堪能でした。浴場の案内、レストランの案内、ラウンジの説明、アメニティの案内と気持ちよく案内してくれました。 展望風呂があるということで、最上階へ。遠くに高速道路も眺められて、開放感は抜群の露天風呂でした。まだ明るい金曜日に温泉に浸かりました。ここも「タオル」が浴室更衣室に備えてあるのが良いですね。風呂上がりに、ラウンジで寛いで、フルーツドリンクをいただき、ナッツなどもいただきました。ここもゆったりした空間で、落ち着くという感じです。 夕食、さすがにかなり忘れてきてしまいましたが、外は眺められないですが、個室で食事させていただき、夫婦でゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。料理は、手間をかけた品々ですし、見た目も美しいものでした。やはり献立ての説明と説明書きもまた丁寧です。そして、出雲大社を意識した「おみくじ」を引くというのも面白くイベント性があってよいと思わされました。食事中は、ずっと同じ係が寄り添ってくれました。品の良い話し方で、とてもやさしい気分にさせてくれます。 夕食後は、今度は1階の温泉へ。こちらは、とても広いのです。小細工せずに、いい温泉なので、お湯を楽しんでと言われている感じで、サウナやジャグジーはありません。それにしても、蛇口の湯も温泉なのでしょうかね。いつまで経っても、ぬるぬる感がとれないのですよね。まさにクリームを塗っているかのような感覚になります。石の上に座る気持ちよさを味わえる温泉でしょうか。強烈な臭いはないですが、「美人の湯」というだけあって、顔にパックをしているかのようでもあります。保湿効果抜群のお湯なのでしょうね。松江しんじ湖温泉は、やや個性に乏しいですが、玉造温泉は、個性的ではありますね。 今回、温泉街散歩はしなかったのですが、温泉街マップを見ると温泉街を巡るのも面白そうに思えます。 翌朝は、朝早く温泉に入浴。少しづつ明るくなって緑が映えてくるのが朝の温泉の魅力です。 朝食は、バイキングであったのですが、バイキングらしくない「ゆったり感」のある会場でした。さらに、バイキングであっても、お客さんを放りっぱなしにしないのですね。そこが、他のホテルとの違いだと思えました。「何かお手伝いいたしましょうか」と優しいお声がけされるのが、良かった。「ブッフェカート」をお願いしたら、あっという間に持ってこられました。ただ単に、カートだけでなくドリンクホルダーやドリンクのふたもあったりして。ここまで面倒を見てくれるのだなあと感心しました。そう、テーブルも広くて、皿が多くなっても、横に置くこともできたり、衝立があって、隣の人が気にならない会場というのも珍しいと思わされました。この1.2日でかなり食べた感じだったので、量は少なめにしましたが、「心」はとても満たされた感じがしたのです。 チェックアウトのお会計も非常に手際が良く、夕食の際のスタッフからの手書きのメッセージもまた驚かされました。館内の豪華さのみでなく、むしろお客さんを喜ばせようと一生懸命な姿勢が端々に感じられる旅館でした。 「皆美グループ」の旅館、一泊目松江の「皆美館」、二泊目、玉造温泉「皆美」いずれも宿泊して大満足でした。
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86歳円熟の指揮者、小林研一郎さんのヴェルディレクイエムを聴く
名古屋フィルハーモニー交響楽団の7月3日金曜日の定期演奏会に行ってきました。 早くも1週間近くも経過しているのですが、本当に行ってよかった公演でした。 ベテラン指揮者小林研一郎さんの指揮を見るのはコロナの前以来になっていました。2018年、平成30年ですね。サントリーホールでチャイコフスキーのマンフレッド交響曲で指揮する姿を見て以来8年ぶりのことです。すなわち、令和となって初めてです。事前にネットで検索していると、10年前にも同じヴェルディのレクイエムを同じ顔触れ(名フィル+岡崎混声合唱団等)でやっていることが分かりました。小林氏のお得意の曲だということでしょう、そして炎のコバケンという異名を持つ小林氏が持っている「熱さ」が存分に発揮される曲であろうと想像されました。合唱、独唱付きという大きな編成で演奏され、全曲で90分という大曲、ぜひ聴こうとということで、早めにチケットを入手していました。そして分かりやすいことに1階11列11番という1並びの席を押さえられました。指揮者小林氏の動きも良く見ておきたかったというのもあって、前方寄りということで押さえた席でしたけれど、非常に出入りもしやすくて、奏者も全体的に見やすい席で良かったなあと思います。 この公演では、合唱が、2階席の通常はお客さんが座るシートに位置されていたのです。100名を超える合唱団を正面に見られる席ですね。まずは、合唱団が入場してきます。岡崎高校の合唱部、岡崎混声合唱団と続きましたが、高校生の若々しい「白のシャツ」に目を奪われます。すでに1階席は空席はありません。びっしりと席が埋まった中で、歌えるっていうのは気持ちが昂るものです。高校生のうちに、名古屋栄の立派なコンサートホールで演奏できる機会に恵まれるというのは羨ましいことです。さらに言うならば、世界的にも有名な老巨匠小林氏の指揮で、歌ったというのはいつまでも思い出に残るのではないでしょうか。 私も、大学生の当時、小松一彦氏という指揮者のタクトで歌ったことがあるのですが、まだ小松氏は若く「険しい表情で」、もっと子音を出してとか注意されたことを思い出すし、演奏会後に、「グリーの諸君、良い出来だったよ」みたいな言葉をかけられたことを覚えています。 さて、管弦楽団の奏者の入場が終わり、若いコンサートマスター森岡さんが入場されてチューニング、そしていよいよ指揮者とソロ4人を迎える時になりました。どんな様子で小林氏が入場するのかとかたずをのんで見守る観衆。小林氏が出てこられました。まずは、合唱団に起立するよう合図します。でも、そのご様子が、身振りいっぱいではないのです。やはり8年の歳月が流れて、小林氏もすっかりおじいちゃんになられたなあという印象を持ちました。指揮台への歩みも、ゆっくりしているし。そして、小林氏は、指揮の最中に「譜面」を見ないので、譜面台が指揮台の前には置かれていないのが通常であるのに。今日は、譜面台が置かれ、その譜面台の上には、楽譜の表紙が見えます。あれ?と思いました。指揮台に上がるときも、軽快さはもうありません。譜面台を手の支えに使っている印象なのです。そんな86歳の巨匠が、目の前で指揮をされる。そんな緊張を感じるものでした。 長年、感動的な「歌心」あふれる指揮をされてきた小林氏、時に唸りながら、音楽を紡いでいった炎のコバケンともいわれた小林氏は、そこにはいませんでした。もちろん、それを期待する自分はいたのですが、今まで多くの感動をいただいた小林氏に、感謝の思いを持ちつつ、愛おしんでレクイエムを聴こうと決めました。 曲に入ると、合唱団と4人のソロの見事なこと、これに圧倒されました。岡崎の合唱は、近藤先生というカリスマ的指導者の下、よく音色がそろっていて美しさにあふれています。フォルテでも崩れず、ピアニッシモでは背筋を伸ばさせるような音色です。濁りのない「透明度」がこの合唱団の持ち味なのだと思わされます。そして、4人のソロは、声量は十分に大きく、ダイナミックで声質も美しさにあふれていました。とりわけ、テノールの笛田氏の抜けるような高音、心地よい声質は、ぜひ今度はテノールリサイタルで聴きに行きたいと思わされるほどでした。 それにしても、合唱付きの曲は、生で聴くに限ります。生で聴いてこそ、その感動を直に味わうことができます。ヴェルディのレクイエムは、声楽がかなりの部分を占めています。小林氏は、何度も合唱団に「いいよ!そうだ。その調子だ」という感じで、オッケーサインを出したり、観客席に顔を見せつつ、観客席の奥の方まで声を飛ばして!というサインを送っているのは、相変わらず変わっていないなあとは思わされたし、金管楽器を派手に鳴らす感じはいつものコバケンだなあとか思いつつ聴いていました。 そして、終演後、いつものように演奏者にねぎらう声かけをされているのを見ると本当に、一音楽家として優れているだけでなく、人間としても尊敬できる人だと思わされます。今日は、炎のコバケンというより、冬の囲炉裏端の炎でみんなをあたためている老巨匠小林研一郎の姿を見せられた感じがしました。
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