けやきパートナーズとは
税理士法人いび会計センターは、創業50年を機に「けやきパートナーズ税理士法人」と名称変更いたしました。 けやきパートナーズは、揖斐川町に位置する地域密着の「税務」・「法務」・「労務」・「保険」サービス等を提供する「ワンストップ型」事務所です。
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コラム
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3/28大阪での演奏会 ミッキーのラストイヤー
3月のほとんど最終日に近く平日でしたが、こちらは昨年7月の振替公演でした。本人は、自分のことをミッキーと呼んでもらいたいようですので、ミッキーとしているのですが、もちろんディズニーのキャラクタである「ミッキー」とは何ら関係がありません。ベテラン指揮者である井上道義氏のことです。昨年も、名フィル演奏会で井上道義さんの指揮で聴いた日がありました。やはり、今年引退を宣言している指揮者ですから、観に行きたい、最後の雄姿を目に焼き付けておきたいと思うものです。3月の初旬に豊田市で名フィルとのラストを飾られていたのですが、とても忙しくて行く余裕がありませんでした。チケットは売り切れだったようです。そう、井上氏の公演には、「カウントダウン」が意識されているからでしょう、毎回売り切れになっているように思います。なかなか国内のオーケストラで、チケットが売り切れることはないのに。 今回は、大阪フィルとの共演です。大阪フィルは、井上氏との関係性が強いからなのか、カウントダウンの演奏会が私の知る限りでは4回ありました。そして、その第1回を聴きに行く予定でした。しかし、井上氏ご本人の体調の都合で、公演が延期となり3月28日になり、2回よりも後まわしになるは、3回との間隔がわずかに8日になるわで企画される大阪フィルさんも大変だったことだと思います。そうです、これを書いている3日後にカウントダウン3が開催されるのですね。これもまた、ものすごく興味を惹かれるプログラムで、行きたいと思わされるものです。ミッキー曰く「すべての曲にパイプオルガンが使われる」ということでした。最後のサンサーンスの交響曲は、題名もまた「オルガン付き」とされていますよね。敬虔な祈りをささげるような音楽でもあるのですと、ミッキーは解説していました。ぜひ、ご来場をということで演奏会を閉じられていました。 この日のプログラムは、大阪ザ・シンフォニー・ホールでのロシアンプログラム、チャイコフスキーとショスタコーヴィッチ。小曽根真さんの弾くピアノ協奏曲第2番のスリリングな管弦楽とピアノとの競演、ミッキーが指揮棒を指揮台に下して美しく奏でられる第二楽章、引き続くリズミカルで、楽しげな第三楽章という感じで、ショスタコーヴィッチには絶対的自信を持つミッキーと小曽根さんの胸のすくような演奏が展開されて、拍手喝さいでした。小曽根さんも「ミッキー」と呼び掛けていらして、最後の競演を心をこめて演奏されたという感じが伝わってきました。小曽根さんのやや長いアンコールも聴けて夢心地でありました。 メインにすえられたチャイコフスキーの交響曲第4番。私が初めてオーケストラで聴いた時のメイン。たぶん、それ以来かな。冒頭で、吹奏される金管楽器群のファンファーレとも思える音楽、優しく奏でられる木管楽器の優美な音楽、神秘的な雰囲気を醸し出す弦楽器の旋律、やはりチャイコフスキーもいいなあと思わされます。第四楽章終盤の盛り上がりの凄まじさは、鳥肌ものでしたし、第2楽章の物がなしくも美しいメロディが木管、弦楽とうたわれ紡がれる構成も涙を誘う感じ。第3楽章のピチカートで聴かせる音楽も普段は、聴きなれないもので新鮮。シンフォニーホールの圧倒的な美しい残響もあって、これまた耳が喜ぶものでした。とにかく、全編にわたって聴きどころがあり、素晴らしかったように思います。 井上道義氏、2時間近い演奏会にもかかわらず、立って指揮されていましたし、今年指揮生活を引退される人には思えなかったです。音楽に対する情熱がほとばしっていたように感じられました。私の席は、わざわざミッキーの顔、指揮ぶりが見られるステージの指揮者を右下に見られる席にしました。ほとんどの時間、ミッキーの指揮姿を目に焼き付けておこうと、目を皿のようにしていました。あと9か月、ミッキー、がんばってくださいね。
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3月の演奏会:3/24「川瀬賢太郎のローマ三部作」
私の三男が、来春「大学受験」ということで、この1年は演奏会に出かけたり、趣味の遠出は控えますと以前宣言しました。 好きなことをしばらく断つ前に3月は、2回演奏会に出かけてきました。いずれも、半年以上前から待ちに待ったプログラムでしたから。演奏者の魅力、曲目の魅力とも私にとって思いは大きいものでしたし。 3月24日の名古屋フィルハーモニーの市民会館名曲シリーズですが、イタリアの作曲家レスピーギの名曲を名古屋フィルのシェフ(音楽監督)川瀬氏が指揮するもの。これと同じプログラムをその翌日にも東京でも披露するということで、非常に大事な公演ではなかったかと思います。それとともに、名フィルの公式プログラムでは、年度最後の公演でもありました。 以前の市民会館名曲シリーズで、レスピーギのシバの女王という曲を演奏したのですが、その時にローマの三部作を取り上げて欲しいですと、ツイッターに投稿したところ、事務局からの返答がきて、ローマ三部作を聴いていただける機会を用意していますので、お待ちくださいというような返答であったと思います。ようやく念願かなってという感じがしました。しかも、ローマ三部作を全部やってくださると。一度にこの三作を聴けるとは、なんて贅沢なというところでしょう。CDでは、いくつか出ているのですが、実際の演奏会では、一度「ローマの松」の吹奏楽バージョンを聴いただけでした。三作の中では、「ローマの松」が一番人気だからでしょうか。 しかし、私にとっての思い出の曲は、「ローマの祭り」です。中学の時に、吹奏楽コンクールで演奏した曲でした。全曲ではなく、金管楽器が華やかに活躍する冒頭と終曲部分でした。何度レコードプレーヤーでプロの管弦楽演奏を聴いたことでしょうか。技術的には難しい曲であると思うのですが、比較的分かりやすい曲であるように思いました。 さて、「ローマの噴水」から。清らかな水をイメージできる音色が美しい。どちらかというと全般的にはおとなしめな曲なので、観客からの反応は静かな雰囲気。終わり方も、静かだからでしょう。次が、もっとも演奏される「ローマの松」。大編成の管弦楽からの圧倒的な迫力ある音に酔わされる。舞台右側花道のラッパ隊が華々しく、低音が支えている感じもまた素晴らしい。当然のように割れんばかりの拍手がわきあがりました。 休憩後の「ローマの祭り」。これがまた、大変な熱演で、心を揺さぶられた。松に引き続き、祭りの冒頭でもラッパの別動隊が、ファンファーレを吹くのですが、ステージから近い席で、左右からの挟み撃ち的な音響で、ステージ上の管弦楽が消されてしまうかのようなバランスであるほど。川瀬監督は、ゆったりしたテンポの楽章と、リズミカルで躍動的な楽章の対比を見事にコントロールされていて、印象深かった。とりわけ、最終楽章の圧倒的な盛り上がり方でしょう。相当の速いテンポで、踊りながら煽りまくる川瀬監督の指揮に、この曲と川瀬監督の相性の良さを感じさせた。 終演後、長年コンサートマスターを務められた日比さんの引退式のようなセレモニーが。何度も日比さんの雄姿を見てきたので、これから出演されないとなると寂しい気がします。3月は、別れの季節というのを感じられますね。日比さんとともに観客も一緒に写真を撮りましょうということで、立って写真撮影に加われたのは思い出になりました。最後まで癒し系キャラの日比さんだなあと思えました。 名フィル演奏会は、この1年で6回行ったかな。やはり、プロの演奏を近くで聴けるのは気持ちいい。次、名フィルを聴けるのは1年後になるのか、まあ、それまではCDなどで我慢かな。
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「ゴジラ—1.0」は、神映画(ネタバレ注意)
まずは、ゴジラ最新作「ゴジラ-1.0」から。この映画は、11月3日から公開しているので、普通の出来ならば、とっくに公開は終了してるのでしょうけれど、アメリカでの「アカデミー賞視覚効果賞」を受賞したことから、改めて見たいという人も多かったのではないでしょうか。私は、他の映画を見ているときに予告編で、神木くんが主役の映画ということで、ぜひ観たいと思ったのでしたが、なんかタイミングが合わずに、観に行っていませんでした。ようやく3月の初旬に行く機会があって、観ました。3週間経った今でも、また観たいと感じさせてくれる超オススメ映画です。実は、スクリーンで観るゴジラは、初めて。前回観たのは、シン・ゴジラでしたが、これも鳥肌が立ちましたが、スクリーンではなくて、日本のアカデミー賞の表彰の後で、iPadで観たのです。さすがに、アカデミー賞を総なめしただけの出来栄えであったと思えました。同時期に公開されていたアニメ映画「君の名は。」ばかり関心興味があって、シン・ゴジラ?、ゴジラなんて観るか!って感じでした。単なる怪獣映画でしょってね。とんでもなかったですね、日本の頭脳が必死にゴジラ制圧を試みるというもの、政治的風刺、政治の無力さ、弱点をさらけ出すものでもあったと思うし、昭和ぽい雰囲気の音楽も良かった。緊迫感がすごい、あの速いテンポ感、一度では何を言っているのかわからないというのが印象的でした。多くの官僚たちが、「日本人の誇り」にかけて必死にゴジラに戦いを挑むところに胸が熱くなりました。 ところが、今作のゴジラは、シン・ゴジラをはるかに上回る感動を覚えたものでしたし、大泣きでした。これは、私がきっと泥臭い人間ドラマが好きだからかもしれません。シン・ゴジラとゴジラ—1.0は、ともにゴジラが人間の住処を荒らしまわるということで共通してますが、ゴジラ—1.0は、戦争から帰還したやや優男の主人公の人間的な成長をも描いている点、男女の愛情、親子の愛情も十分に描かれている人間臭さがまたいいなあと。 いや、臭い人間ドラマはいいんだという人にもおすすめですよ。ゴジラが、人をくわえて投げ飛ばすシーンの迫力、ゴジラの足音の重低音で、圧倒的な重みのある音、ゴジラの動きは、まさに観客を恐怖のどん底に陥れるものがありました。町の破壊シーンや、破壊による爆風で吹き飛ばされる人びと。とてもリアルな動きです。実写でなくて、CGであるようですが、そう思えないです。 舞台が、戦後間もない荒廃した日本では、政府も機能してくれないので、民間の義勇兵でゴジラに立ち向かうといった設定も面白いところですね。山崎貴監督は、シン・ゴジラと真っ向から勝負するのではなく、正反対を行くと言っていますが、まさにその通りで、ゴジラとの主戦場が海になっているのです。陸を主戦場としたシン・ゴジラと対照的です。 山崎貴監督の作品を思い起こさせるものが、かなり盛り込んであるのも特徴なのでしょう。「永遠のゼロ」を思い起こさせる飛行機の取り扱い、特攻隊の中での「臆病者」扱いされた主人公のエピソード。「三丁目の夕日」に出てきそうな、電車、建物群、人々の衣裳も興味深いものです。「アルキメデスの対戦」で登場してきた戦艦などもスケールの大きさを感じさせてくれました。 エンディングが、まさにハッピーエンドでいいのです。「人間ドラマ」「ゴジラの大迫力」の絶妙な融合具合が、一番良かったところだろうかなあと思っています。Youtubeで山崎貴監督が気取らずに、本当に楽しそうに映画制作を笑顔で語られる姿を観ましたが、次回もゴジラは、山崎監督に作ってもらいたいという気持ちが湧いてきました。 まだご覧になっておられない方、大スクリーンでぜひ「ゴジラ—1.0」観てください。
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