コラム
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ホームページに採用情報を追加
3月1日、新卒者に対する会社説明会が解禁されます。それに先駆けて当事務所もホームページに「採用情報」を追加しました。私たちは、この2年間で新卒を3名採用し、全社あげて、新卒採用が成功するように努力してきました。ただ、常設の採用情報のページを設けていなかったことが気になっていました。今回は、現従業員の声を数多く掲載して、私どもがどのような雰囲気で仕事をしているかイメージしやすいようにしました。 この2年に就職してくれたスタッフが快く協力してくれてありがたいことでした。なお、このページには、YouTubeにリンクされた動画が含まれており、入社式の模様など新卒社員さんが経験するイベントをご覧いただけるようにもなっています。2022年卒の採用に「オンライン」説明会、面接も導入していく予定です。オンライン研修は当たり前にフル活用しています。みなさんも、ネットをうまく活用した採用・育成を考えられてはいかがでしょう。
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手紙で思いを伝える大切さ
脳卒中で入院後に、職場復帰を果たして1年が経過しましたが、この1年みなさまの支えもあり事故なく過ごさせていただけました。感謝申し上げます。 その思いを最も伝えたかったのが、約3か月近く毎日のように顔を合わせてリハビリをしていただいた20歳代前半の理学療法士さんと作業療法士さんでした。かなりの重症患者であった私の世話をするのは大変なことでしたでしょうに、明るい笑顔を見せて、懸命に私の回復に手を貸していただきました。そこで、年末に近況報告と入院中にお世話いただいたお礼を手書きで書いて封書で送りました。2人とも大変喜んで、年賀状や、メッセンジャーを通して「リハビリを施術する上で大変励ましになり、自信になった」といった気持ちが綴られていました。人間、感謝されるとうれしいものです。しかし、感謝する気持ちを内に秘めていては、伝わらないかもしれません。「手紙で」思いを伝える、「顔を合わせて」思いを伝えるということが、いかに人間関係の良い潤滑油になりえるかを改めて思い知らされました。
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令和2年を振り返り思う
経営者としての仕事は環境変化に対応すること 令和2年はまさに歴史的な一年になりました。だれも経験したことがない世界的な試練を人類は味わうことになりました。初ものづくしの出来事に、事業所としてどのような決断を皆様はなさってこられたのでしょうか。どんな新しいことを始められたでしょうか。今まで味わったこともない環境の変化にいかにうまく順応していくのか、何をなすべきなのかを決断をしていかなければならないのは経営者です。この1年、私も税理士事務所の代表者として、重要な判断をする局面を何度も体験してきました。 当事務所‘初’となる対応 ~その1~ この事務所で初となったことですが、一例を申しあげると、4月に緊急事態宣言が発出された際の在宅勤務です。4月は、事務所内人数を極力減らすことが要請されていましたので、週に最低何回は出社せず、在宅勤務とするか有給休暇取得にする策を講じました。 当事務所‘初’となる対応 ~その2~ また、正社員全員による月初の月例会議を2度中止しました。しかしながら、いつまでも中止にするわけにもいかないので、7月よりzoomを利用した「テレビ会議方式」による月例会議開催を決めました。当事務所のパソコンはウェブカメラが内蔵されていないものがほとんどであったため、外付けの「ウェブカメラ」を購入し、それとともに「マイク付きのヘッドフォン」も購入しました。テレビ会議方式の会議は、今年4回開催し、コロナ感染症収束までは続ける予定です。 テレビ会議方式をとっているのは、全社員が当事務所の2階の若干狭めの部屋に集まってしまうと「密」になってしまう恐れがあるためです。パソコンの画面で顔を見ながら会議できるのは良いのですが、やはり一堂に会して会議を開催する方が、同じ時間、同じ空間でともに過ごすという点で、組織としての一体感を高めるのに効果はあると考えました。そこで、事務所近郊にある公共施設の会議室をお借りすることにより、「密」を回避することを考えました。当事務所の立地の利点として、500mの範囲内に公共施設が数多くあることがありますが、その立地を活かすことができたと思います。場所を変えての会議開催は新鮮な気持ちにもなり、おおむね好評であったように思います。 当事務所の取り組みを2つ紹介させていただきましたが、こういう非常時については、今までやってきたことが普通にできなくなることがあります。できなくなったかわりに何を行うのか考え、決断するのは経営者の仕事です。柔軟な発想で、従業員さんの衆知も集めつつ事業経営をしていただきたいと思います。 代表的トレンド予測 令和2年で印象に残ったことから、令和3年以降も予測されるトレンドを私なりにいくつか考えてみました。(みなさん、はずれても怒らないでね💦(笑)) 1. オンライン商談、オンライン研修、在宅勤務はコロナが収束してもなくならないであろう。 2. 電気自動車の普及は今後ますます進むであろう。 3. キャッシュレス化の進展もさらに進むであろう。 4. 行政手続きのオンライン化の流れは、さらに急速化するであろう。 5. マイナンバーカードの用途は、さらに増えるであろう。 6. モノ消費からコト消費へのシフトがさらに進むであろう。 人間的温かみの必要性 私は、11月の下旬に人間ドックの受診をしました。今までさまざまな医療機関で受診してきたのですが、それはいずれの医療機関にも納得できない何かがあったのです。受付する際に対応が冷ややかであったり、見知らぬ数多くの人達と一緒に受診しなければならなかったり、診断用のプレートや書類を持って歩き回らなければならなかったり、流れ作業的に受診者を扱っているように感じたり。確かに施設はきれいで新しく設備も最新という医療機関もあったのだが、それに頼りすぎているという感覚になるのです。しかし今回受診した病院さんは違いました。電話で問い合わせをした時から、受診者の気持ちに寄り添っているという気持ちにさせてくれました。どの看護師、事務員も私に対して丁寧に言葉をかけてくれました。出来るだけ分かりやすく説明しようという気持ちが伝わってきました。 内視鏡の検査を初めて受けた私が辛い思いをしないようになのか、3人がかりでケアをしていただいたのは有り難かったです。胃カメラが体内に入っている時は、優しく背中をさすっていただいていました。そんな対応があったからか、医師の腕が良いのか分かりませんが、想像していたよりも内視鏡による検査は辛くないと思いました。その病院で、同時間帯に受診していたのは私だけであったので、なぜか聞いてみたのですが、受診者がマイペースにリラックスして受けていただくために、多くの受診者は受け付けないということでした。病院自体は、昭和50年台にできた感じで古いからかは分かりませんが、今まで受診した中では最も安い料金でした。残念ながら、自宅より遠い病院なので、病気で受診するということは、考えにくいのですが、来年もまたここで受診したい、夫婦で受けに行きたいと思える人間ドックでした。 AIやICT化が進展した今であるからこそ、人間しかできない温かみのある対応が求められる時代になっているのではないでしょうか。「絶対に税理士の業務はAIにはできません」、お客様の表情からお客様からいただいたお言葉から、お客様の求めておられるものを提供していく必要性、能力がますます求められております。お客様の期待にお応えできるように私どもは専門的能力、人間力の向上を図る所存です。令和3年も私どもいび会計センターグループをよろしくお願い申し上げます。
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毎年恒例の経営計画発表会を開催
11月は私ども税理士法人いび会計センターの事業年度開始月でありますが、毎年のように11月の第一営業日に経営計画発表会を私の代表就任の時より行っています。当初は、私のみが発表をしていましたが、5年前より、正社員全員がスタッフ全員の前で、その年度の自身の目標、課の目標及び行動計画を発表しています。そして、月々の会議において、その進捗を振り返って発表していただく機会を設けています。 5年前よりプレゼンテーション能力が向上し、自信をもって発表していると私自身スタッフを頼もしいと思えるように成長したと思います。約1時間半というさほど長い時間ではないのですが、当事務所の一員であるという自覚を深め、自社の方針を熟知していただく時間をともに持つことができるので、私たちは最も重要な行事と位置づけています。発表会終了後には、前年度最も活躍してくれたスタッフの表彰も行います。 今年度は、コロナ対策を実施するという観点から、11月4日に事務所会議室の二倍以上の広さを持つ近隣の公共施設を初めてお借りして開催しました。数段高い席で発表を行いましたので、さらに特別な行事という意識になれたのではないでしょうか。 私どもの発表会は、一例ではあります。是非今後やってみたいと思われるお客様がいらっしゃいましたら、当事務所担当までお申し付けください。
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人事労務に関するご相談もお受けしています
当事務所は、中小企業の総合的なかかりつけ医として、税務、会計を中心に据えながらも、企業の総務課が行う業務についても、お客様のご相談に乗らせていただいてます。 私ども事務所においても、定期的に採用のための面接を行います。確かに、履歴書、職務経歴書にて「経歴、資格」を知ることはできます。しかし、応募者の基礎的な能力を測りながら、あるいはその性格をある程度理解しながら、面接を行った方が効率良いのにとよく思っていました。あるいは、面接の際に、決定的に悪いところは見つからないのに、なんとなく合わないような気がするから、不採用にするなど、「経験」と「勘」に頼りすぎた採用を行っていないでしょうか。 当事務所は、その応募者の能力、性格を理解するためのツールをご提供しています。面接をただ漫然としただけでは、その応募者を採用した場合の致命的な欠点を見逃すことになるかもしれません。客観的なデータを備えながら、面接を行う、採否を決定することを始めてみませんか?お問い合わせをお待ちしています。
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「変わりゆくもの」と「変わらないもの」
10年前の10月というと当事務所では、大きな節目でありました。当時、税理士法人になって約6年、揖斐川町の本社と北方町の支社の2拠点があったのですが、社内コミュニケーションの充実を図るため、全社で心を合わせるために、一つの拠点に業務を集約することにしました。揖斐川から移動するという選択肢もあったのですが、本社への統合を決めました。 その際に、執務はすべてワンフロアで済ませたいということで、既存の建物より北側道路近くに増築をすることにしました。その増築部分が完成して業務が一体化されたのが2010年10月です。今となってはすでに見慣れた外観になっているかもしれません。当時の既存の建物は、増築に合わせてお化粧直ししました。 2020年の現在、当時の増築時を知るスタッフは現在のスタッフの半分以下になりました。事務所を構成するスタッフは、10年で変化していきましたが、お客様の目線に立ったより良い商品を、最も身近なパートナーとして提供していくという姿勢は不変です。 時代の変化に対応し事業を変化させていくこと、経営者の務めです。 (2010年度増築工事中の様子)
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「現金出納簿」の大切さ
きちんとした会社は、「会計の基礎」がしっかり固められています。 特に「現金の管理」であります。現金商売である飲食店、小売業は言うに及びません。建設業においても「現金出納簿」をつけることは、大事なことであります。毎日、「帳簿にある現金残高」と「実際の有高」を突き合わせて“一致”していることを確認しなければなりません。これらを照合するためには、正しく入金、出金を記録することです。またその記録については、入金および出金の「証拠」と一式にして保存することです。 現金出納簿記録のキモは、「正しい金額を」「タイムリーに」「証拠に基づいて」であります。その証拠確認活動は、税理士事務所が行っていると思いますが、これによって正しい決算を組む基礎が整うのです。 毎日の記帳を行わない会社では、現金が盗難にあったり、横領にあったりしても気が付かないこともあります。必要経費の計上を漏らすことになったり、現金売上の漏れに繋がったりします。現金出納簿を正しく記帳し、現金管理をすることが、「正しい会計」への第一歩です。
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インターネットを『最大限』活用しよう
前年同月比売上高が5割以上減った場合に持続化給付金を受けられるが、その申請はインターネット経由で行うことになっている。売上高が半分になったということを証明する資料さえもインターネットを介して提出することになっている。紙媒体のものをカメラ撮影し画像ファイルにしたり、データをPDFのフォーマットに変換して提出しなければならない。ある遠隔地にお住まいの方とは、そのデータをインターネットメールを通じてやりとりさせていただいた。さすがにメールだけでは、意思疎通は厳しいところもあるので、電話も補充で使用したが、メールのみでほとんどの手続きは済み、あとは報酬の受取りだけとなった。金融機関での振込という手段も考えられるが、自宅で手軽に支払える“PayPay”での支払いを提案させていただくと、それをご了承いただけ“PayPay”で報酬を受け取ることができた。今話題のキャッシュレス決済だが、経理業務の合理化につながり、通貨に触れることがないので、感染症予防対策にもつながる。 キャッシュレスは、財布を持ち歩きレジ前で小銭を出す必要もなく実に便利であり、一度慣れると後戻り出来ないように思われる。コロナへの対応にインターネットを最大限活用しましょう。