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わが大学生時代を振り返って①アルバイト編

このコラム読者は、大学生もいるのではないかということも想定して、私の大学時代のことを総括したいと思いました。また、時折しも、我が息子が大学前後の世代になっていて、自分自身の大学時代を振り返ってみるいい機会だろうなあと。長男は、この4月より社会人になり巣立っていきました。二男は、大学2年生。学生時代真っ只中です。三男は、高校に入学したばかりではありますが、すでに進学先希望調査という事で、志望大学を記入させられています。大学に関する知識が、自身の体験を通じて、さらに親として子育てを通して体験してきたので、より良い選択肢を三男に提供できるのではないかと思っています。
すでに、当事務所に入ってくる男子正社員は、全員が高校卒業後に大学に入学して社会人となっている経歴の者しかいなくなりました。大学卒は今や当たり前です。大学4年間で結局は何を体験して、何を得られたのかが重要な事なのではないかと思います。
私が、中央大学に入学した理由は、公認会計士を目指してということでありました。ところが、新入生歓迎イベントで出会ったグリークラブ(男声合唱部)に魅了されてしまい、公認会計士への最短ルートは遠のきました。
4年間がグリークラブにかなりどっぷりだったと思います。とは言ってもアルバイトもあり、ゼミで必死に学習したこともありと今から思い出すと恋愛は除いてさまざまな事を経験できた4年間であったなあと懐かしくもあります。
大学4年間は、昭和から平成に変わる時、『バブル期』と言われた時でした。今との大きな違いは、スマホがないことです。あとは、小さな差でしょう。連絡を取り合うのに、携帯電話は全く一般的ではなかったということです。(一部ありましたが、普及しているのはせいぜいポケットベル程度でした)今、大学生活が送れたら、さぞかし楽しかったかもというのはあります。今となっては、携帯電話とかスマホのない生活など考えられませんよね。
しかし、スマホは、なかったらなかったで、当時はワクワクだったのです。まだ、電話を持つのに電話加入権として7万円ほどを支払う時代でしたので、電話を共用することもあった時代です。
初めての一人暮らしは、八王子市にある寮から始まりました。個室ではあるものの、風呂トイレ洗面が共用、洗濯機も共用で。礼儀に非常に厳しく、先輩が威張っていて、新人歓迎でビールなどを無理に飲ませるようなことが行われて、ほとんど飲めない私には拷問としか言いようがなかったです。最初の大学生活に慣れるのに寮は良かったのですし、孤独感を紛らすのにはよかったのですが、制約の多い場所であることから3ヶ月ほどで退寮してしまいました。結局、新入生の退寮第一号であったと思います。寮生活以外で、楽しみを見つけていったからであると思います。
4月に、グリークラブに入り、下旬には新歓合宿があって、楽しく盛り上げてくれる上級生たちに居心地の良さを感じていました。このグリークラブでの活動については、別に項を設けて掲載します。また、誰でもできる肉体系の作業を一度きりアルバイト体験しました。その後、寮の先輩にホテルのフロントでの仕事を紹介してもらい就業することにしました。これは誤りの始まりだったかもしれません。週に3度、午後9時から午前8時までの仕事。途中3時間ほどの仮眠が与えられたものの、やはり翌日には影響してしまいます。眠くてかなり午前の授業を欠席してしまいました。確かにバイト代かなり入ってきました。さらに、社食も2食いただける時がありましたし、オープンしたばかりの綺麗な職場でしたし。それで、新しいオーディオやCDを購入して物欲を満たしていましたが、その反面あまり勉強ができず、肝心の単位の取得にも影響してしまいました。
勉強というと、日商簿記検定二級を11月に合格できましたが、わずか1ヶ月程度の学習期間で取得できたのは自信になりました。独学ではありませんので、効率よく学習できたということです。在学期間中に取得できた資格というと、これだけで、親の期待に背いてきた大学時代だったのかもしれません。
大学2年時は、悔い改めて、しっかりと単位取れるように、バイト時間を減らして、学業と両立がしやすい家庭教師のアルバイトをするようになりました。ただし決して効率が良くないアルバイトです。1回2時間まで程度。往復に2時間もかかる場所に出向いていました。さほど近所に家庭教師をお願いされるところはないというのもあるでしょうし、もっと優秀な大学など多くありますし、地方出身者というのも嫌がられる原因かもしれません。ほぼ中学生男子ばかりでしたけれど、教えること自体は楽しいと思いました。実質、優秀なレベルの生徒は、塾に行くので、指導レベルは低いのです。いかに理解させ、解けるようにしていくか、時間が足りないと思うことが多かったです。
アルバイトといえば、定番は飲食店系ですが、「リンガーハット」と「デニーズ」ではそれなりに長期間働いていました。いずれも仕事内容というよりも、人間関係というところで、学んだことが多かったような気がします。1年に満たない短期間働いただけなのに、夜勤明けに送別会のようなことをやって頂いたリンガーハット立川日野橋店での思い出は染みついています。一緒に働いていたアルバイト、店長、副店長など20才代前半ばかりでしたが、今はどうしているだろうなあと思います。
『学生諸君へのアドバイス』
やはり学生時代は勉強しないとダメだ。アルバイトにかける時間は、週に10時間程度までにとどめておかないと、しっかりと勉強できないのではないかと思える。『学業第一』の学生生活を送るように努めよう。(比較的、恵まれた家庭環境であるならばというのが前提。家庭の都合上、働きながら学生しないと経済的に困難な方もおられるだろう)
今思うと、アルバイトは、単に物欲を満たすためにやるようなものであり、若き頃の物欲など際限なく広がってしまうものであるから、それを一定限度に抑制することが必要だと思う。いわゆる「足るを知る」ということである。
「少年老いやすく学なり難し」という孔子の言葉は、至言である。学生時代こそ、いろんな体験ができるといっても時は有限だ。バランスよく時間を使ってもらいたい。本格的に働くのは、大学を卒業した社会人になってからで十分ではないか。学生時代でしかなし得ないことに時間を費やすべきと思う。そう、学生時代こそできるとは、学業が中心でなければならないし、その他だと一生付き合える友達、ライバルに出会う場ではないだろうか。