コラム

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当たり前のことですが、「約束」を守れていますか?
私たちは、お客様に長く続く企業であってほしい、長く発展する企業であってほしいと願っています。長寿企業を作るためにも、リスクに対する備えも、しっかりと持っていただけたらと思います。その「リスクに対する備え」について、ご指導さしあげるのも、私たちけやきパートナーズの責務の一つであると自覚しています。経営者にリスクを認識いただき、そこに備える体質を構築していただこうと考えています。 まずは、私どもの本業のことからです。ついついやってしまいがちな「税務のミス」による思わぬ税負担をお客様が被らないように企業を導くのは当然税理士事務所の責務です。 日々「資金ショート」が起こらないように、資金管理することは、経営者の務めです。これは、企業存続には欠かすことができません。「資金」をうまく回すことによって、支払を約束通り遅滞なく、期限にできます。約束を守ることにより、信用されて、より大きな商売ができていきます。すなわち信用の基盤は資金繰りということも言えるのではないでしょうか。資金繰りが厳しいからといって、必ずしも金融機関は資金を提供してくれるわけではないでしょう。「信用」されているから、お金を貸すのであり、その信用に背かないことを第一に考えなければならないと思います。 当事務所では、7条からなる「行動規則」というものを作って毎朝の朝礼で唱和しています。7つの行動規則の中のうちの1つに「私たちは、あらゆる約束を守ります」と宣言しています。約束したことは、きちんと守らなければなりません。どんな些細な従業員間の約束事、家族との約束、自分の目標ごとに対する約束、すべてきちんと守ることです。うっかりして、間違えないこと、事前に確認することが大事でしょう。約束を守らずに、相手先の時間を無駄にさせていませんか?『自分の支払い』については、逆に言うと『相手先の「入金」』です。相手先は、入金がなければ、支払いに困ることになります。常に相手を思いやり、約束はきちんと、どんな時も守るという気持ちでいることです。約束事を守り守られてという積み重ねが、相手への信頼につながっていくのです。当たり前ではありますが、「約束を守る」ということを果たしつくすことは、企業発展の第一歩と心得ておきましょう。約束に反故にして、嘘をついて、繁栄し、発展したところがありましょうか?「リスクへのそなえ」がいつの間にやら「約束を守ろう」になっていましたが、『「リスクに備える」の前提として約束は守る』、そうすると、リスクを抱えた時に助けてもらえやる可能性もアップするのではないかとも感じています。
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立浪ドラゴンズ、がんばれ!私は立浪続投派です。
私は、やはり地元岐阜の隣の県である愛知名古屋市にホームグランドがある中日ドラゴンズを応援しています。ただ、最近はまったく名古屋のドームに行っていません。バンテリンドームナゴヤなどという名前については、最初は変な名前だという思いが強かったのですが、慣れてしまうと別に嫌な名前じゃないなと思い始め、最近では「バンテリン」に親しみを持ってしまっています。見事に企業戦略にはまってしまったような感じですね。名古屋だと「日本特殊陶業市民会館」とか「日本ガイシホール」のように企業名を冠した施設がありますが、「ネーミングライツ」の価格は、知らないのですが、ある程度の出費をすることによって企業に親しみを持ってもらえるので、そのような企業宣伝方法もありだと思うのです。おそらく、その企業で働く従業員さんも誇りをもって働けるでしょうね。うちの会社は、あの市民会館に名前を冠しているんだというような。ただ同じ施設が何度も何度も名前を変えていくのは賛成できませんね。紛らわしいですよ。5年くらいは、スポンサーを続けていただきたいですね。バンテリンドームと呼ばれ始めたのは、コロナの最中であったこともあり、一度もバンテリンには行っていません。ようやく声出し応援が解禁されたので、行ってみたいと思うのですが、やりたいことって野球観戦ばかりではないので。 そう、立浪ドラゴンズの最近の不振ぶりは目を覆うばかりですね。昨年のパリーグ最下位ファイターズに3連敗で交流戦の最終戦を迎えることになってしまいました。借金も15を数えています。まだペナントレースの折り返しは済んでいませんので、このままだと借金30行ってしまうような負けっぷりです。そして、完封負けの多いこと。本拠地がホームランの出にくい球場というのもあり一発攻勢というのが見られないのも、観客の不満が募る原因なのかもしれません。そんな状況であるので、「立浪やめてほしい」とか「落合さんが監督復帰して」とか言われています。確かに、落合さんの時は、強かったと恐竜を懐かしんでいます。しかしながら、私は就任から3年は頑張って応援したいと思います。 「打線は何とかする」と言っていましたが、ずいぶんと2年前と選手が変わりました。昨年は、高卒3年目の岡林選手が大ブレイク、最多安打もとってくれました。今年は、ベイスターズより、現役ドラフトで獲得した細川選手、ドラフトの最下位のオールドルーキー福永選手、内野の大卒の村松選手が活躍し、他にもいい若手選手を先発で使っています。外国人のベテランビシエド、新加入のアキーノともあまり活躍できていませんが、日本人の若手がどんどんと出てくるのは楽しみです。投手は、ベテラン涌井投手、小笠原投手、柳投手などの先発陣は、大野雄大投手がいなくても他チームからはひけをとらないと思います。なんとか若手が経験を積み、試合に慣れて打つようになってくれるならば、後半上昇ムードになれるのではと思っています。まったく素人の私の予想なので、ファンから厳しい声があるので、立浪監督が退かれるかもしれませんね。球団としては、待ちに待った対応のミスタードラゴンズの監督就任であるので、簡単にクビにすることはできないでしょう。現役時代の立浪氏の貢献の高さを考えたら、私は大事にしていただきたいと思っています。この1年は、若手を徹底的に鍛え上げてください。そして、来年こそは、優勝争いに絡めるチームへとレベルアップしてほしいと考えます。 い
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4年ぶりの福利厚生行事「ボウリング大会」実施
コロナ禍が続いたせいで、しばらくレクレーション行事を中止してきました。ようやく新型コロナ感染症の分類が5月に変更されたため、6月2日に従業員全員でのボウリングを企画して実施しました。ボウリング大会は、毎年6月の行事として定着して何度も開催してきたのですが、近年は開催できずにようやく開催の運びになりました。開催場所は企画当初予定の会場は使えず、大垣市内のボウリング場で行うことになったのです。以前存在したボウリング場がコロナの期間で閉店してしまい、唯一コロナワールドのボウリング場があるだけとなっていました。ホームページで調べると、10名以上で申し込めて、ボウリング2ゲーム+貸靴代にその近郊での宴会がセットされたプランがあるのです。しかも当事務所からのマイクロバスでの送迎も付いているというので、そりゃ有難いと飛びつきました。 6月2日は、朝からずっと雨。残念ながら、天気都合で全員そろっての行事開催とはなりませんでした。警報が発せられる中、道路も水浸しではありましたが、マイクロバス送迎でだったため入り口まで直につけて乗り降りができる利便性、待ち時間のないスムーズさと時間を効率的に使え雨にもほとんどぬれず移動できるのは、大変快適便利に思いました。 ボウリング大会では、ベテラン職員Y氏がおしくも200に届かない194を記録して優勝。2ゲーム平均であるとどうだろうかと思われた。1ゲーム目は、100以下からの大躍進でした。やはり久しぶりのボウリングで、感覚がつかめなかったのでしょうか、1ゲーム目に苦戦している人が多かったような。今回のボウリング参加者15名のうち8名が初の参加で、実力未知数の人が多いので、それが興味深々という感じはしました。いつもは、大きな声での声援、タッチなどで、良い気分転換になったのではないでしょうか。時には、ワイワイと賑やかに体を動かす行事も良いものですよね。私自身は、ゲームには参加できませんが、かえってスタッフを応援できるだけでも楽しめました。会場は、一番端の4レーンを使っての時間制限有で、次から次に投げたので、間延び感がないのが良かったかもしれませんが、もっとゆっくりやりたいと感じる人もいたかもしれません。 そのあとの宴会も、ボウリング場よりバスで移動。宴席も、他のお客様と出会うことなく、ゆったり。カジュアルな感じでしゃぶしゃぶなどの料理をいただきました。90分程度の宴席の時間は、やや短かったのでしょうかね。大垣から揖斐川町の事務所に戻ったあと、約半数以上のスタッフが他の飲食店に移動して交流を楽しんだようでした。
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新しい「新横浜」駅に行ってみた、新横浜駅はもっと活用されるべきだろう!
5月下旬、とても天気の良い日に東京方面に研修会で出かけてきました。会場は、市ヶ谷駅近くの会議室でした。無難に、名古屋から新幹線で東京駅まで乗車して、その後中央線で御茶ノ水まで行き、黄色の総武線に乗り換えて3駅行くだけではないかと言われますが、いい加減、そのルートは飽きてきたので、いつもとは違うルートを選択してみました。新しいルートが新横浜にできたということですので、そちらを経由してみてはどうかと。「東京駅」の人の多さにはうんざりさせられますし、中央線の長いエスカレータも後ろから駆け上がってくる人が時々いて危ないですから。エレベータを使えばいいのではと言われるでしょうけれど、目立つ場所にエレベータがないのです。そして、御茶ノ水の乗り換えは、目の前の電車へ行くだけですが、いつも工事中で足元に危険を感じます。 対照的に新横浜から東急線、都営三田線、南北線を経由するルートは、乗り換えもなく一直線に進む感じ。新横浜の乗り換えを気にするだけでした。さて、新横浜で降りて、「東急線、相鉄線」方面に移動するのですが、途中の空間がとても広いのに、時間帯のせいか人も少なく、ぶつかりそうになることもなく、動きやすいこと動きやすいこと。そして、全く迷わずに移動できました。この楽さは一体何なのというくらいでした。品川駅での山手線への乗り換えよりも楽なくらいで。エスカレータやエレベータも大変使いやすいところに会って、これぞ体に負担の少ないよく配慮のできた動線をもつ駅だと感心しました。 新横浜駅からの線路は、地下だったり地上であったり、また地下にもぐったりと、忙しい感じがしますが、東急線から都営線、東京メトロと運行する会社が変わっていくのに、それを意識させない滑らかさというのは素晴らしいのですが、如何せん停車駅の数が多すぎるのですね。のんびり行けばいいのではないかと思うのですけれど、発車したり停車したりが何度も繰り返されるというのは、決して「心地よさ」を感じさせてくれるものではありません。車内の乗客もたびたび入れ替わっていきます。ずっと乗っていると取り残されていく感じがします。 私個人の評価としては、「新横浜」駅はとても乗り換えがしやすい駅で、素晴らしい。しかし、あまりに都心までに停車する駅の数が多くて乗り心地はいいとはいい難いかな。運賃自体は、さほど大きく変わらず100円程度安くなるくらい。所要時間は15分ほど多くかかるということですので、お急ぎの方は名古屋から新横浜経由で、都心部は、考えない方が良いでしょう。私は、このルートもありと思いました。いろんな電車が見られる楽しさがありますので。しかし、これを他人に勧めるかと言えば、微妙です。 しかし、「新横浜」は「品川」「東京」と新幹線の駅を比べれば、余裕のスペースがある駅です。首都圏の入り口ですし、「新横浜」利用はもっと増えてもいいのではないかと思えました。
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大学の授業料がこんなに高くなったのはなぜ?
私の二男が大学生であり、三男は高校2年生ということで、「大学の現状」には大変関心があります。5月は、息子が通学する大学の保護者説明会のようなものに参加してきました。確かに高校よりも立派な施設を備えているからお金はかかるのであろうなあと想像できるのですが、私が大学時代であった時と比べると格段に授業料は上がっているのではないかと思っています。確か私の入った中央大学は、初年度の学納金は70万~80万の間であったように思いました。ところが、それが現在では1.5倍になっているではありませんか。 少子化が進んでいるということで、小学校、中学校と先行して「手厚く」給付が受けられるようになりました。「医療費」は最初は3歳未満より無料だったのが、小学校未満に変わり、現在では高校生までが無料と医療の大盤振る舞いになりました。それにかわって、高齢者からも医療費を徴収するように変わってきました。これは、やはり「少子高齢化」対策であろうと思います。教育では、公立学校授業料や教科書代は以前より無料でしたが、それに加えてわが揖斐川町は。給食代も無償となり、さらには「修学旅行」の代金までも無償になりました。さらに手厚い給付となってきました。また、出産にかかる費用や、育児休業が気軽にとれるようになってきて、子育て環境はよりよくなってきているのではないかと思います。高校の授業料にしても、所得制限があるものの無償で受けられるようになっていますし、揖斐川町の場合は、公共交通機関の通学定期の何割かを町が負担してくれています。以前よりは、格段に経済的な負担は軽くなったのではないかと思います。 しかし、大学の授業料については、下がることはありませんでした。ようやく大阪府の吉村知事が、大阪府の大学生の授業料がかからないような施策が実行されるということです。私は、少子化で一番ネックとなっているのは、「高い教育費」なのではないかと思っていましたので、吉村知事の政策は大賛成で、その波が全国に波及してくれるといいなあと思っています。 授業料等の正確な数字をあげてみましょう。国立大学は、現在入学金と授業料の合算で、817,800円です。私が大学に入学した昭和62年は、450,000円ということであり、367,800円も上がっていることがわかります。平成30年の私学の平均初年度学納金は、1,154,131円と、100万円を大きく上回っています。私が大学に入学した昭和62年は、762,658円なので、私学においても391,473円の値上がりとなっていることが分かります。この間にサラリーマンの年収は400万円台だそうで、全く増えていないのです。そんな現況を考えたら、「子供をもうけて、大学まで出してやれるのか、自分たちの老後も心配しなければならないのに」となりませんか? 年収が上がらないのに、大学の授業料が上がり続ける不思議。きっと、私の時代よりも「きれいで調ったキャンパスで、人的支援も多くしてもらえる大学」につまり面倒見の良い大学が多くなったのではないでしょうか。大学におけるスタッフ部門の人件費はうなぎのぼりであるというのを書籍で読んだことがあります。 大学できちんと学ぶ意欲があり、相応の学力のある人が気軽に大学に行けるようにすることが、国力のアップにつながるのではないでしょうか。吉村知事の政策が全国に広がることを期待したいと思います。
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キャッシュレスはもはや当たり前。しないと嫌われる時代が来ますよ!
「いちいち財布からお金を出すの面倒ではないですか?」、最近はあらゆる場所でキャッシュレスが増えてきています。 4月池田温泉に久しぶりに行ってみると券売機がキャッシュレスに対応するようになっているではないですか。若干使い勝手が悪く、はじめ使ったときはクレジットカードを入れての決済がうまくいかず、後ろに列ができてしまい申し訳なくて、現金で支払う羽目になりましたが、5月に行った際は、クレジットで支払いました。温泉で小銭じゃらじら、紙幣を出して支払うっのは時代遅れと私の頭では思っています。もちろん、昔ながらの銭湯には、それを求めては気の毒かもと思うのですが、そこそこ大規模店であると、現金しか扱わない「不正やりたいお店」という目で見られかねないのではないでしょうか。「券売機」であれば、不正はできないでしょうという声もあります。しかす、そもそも私は、券売機というものは好きになれません。券売機を使わせるならば、近くにスタッフを配置して、サポートするのが筋なのではないでしょうか。大垣コロナワールドは、券売機もあるが、クレジットカードも使えますよ、帰るときの精算で大丈夫ですよという姿勢で、非常に好感が持てます。 さて、祭りの露天商のお話です。小銭を握って食べ物を買うのが一般的であると思ったのですが、「paypay」のあの赤い目印をみかけるようになってきました。うれしい動きであると思います。「paypay」に対応することで、小銭のやり取りを減らし、金銭を数える手間を減らせ、売上数値も客観的に見えるようになるではないでしょうか。これだけ声高にキャッシュレスが言われているのに対応しないのは、いかがなものでしょうか。 あるイベントで、2台のキッチンカーが出店されていましたが、1台はpaypayが利用でき、もう一方は利用できませんでした。私は、キャッシュレスに対応したキッチンカーで買い物をしました。もう1店舗は、キャッシュレス非対応で買うのをあきらめました。キャッシュレスに対応できていないと、私の場合はいかないという時がかなりあります。そんな人は、私だけではないでしょう。飲食店、小売店さんは、当然キャッシュレスに対応しましょう。それは、世間の流れに合わせることです。お客さんにとっても便宜です。確かに手数料はかかりますが、手数料以上に買ってくれるようになるでしょう。事務的にも合理化が可能になります。現金のみに比べて、つり銭を用意する量も減らせるでしょう。今は、両替えに手数料が発生したり、一定数以上の小銭預入れに手数料がかかる時代というではないですか。 フードチェーンの「かつや」に入って飲食した際に、レジでお会計をする人を見ていましたら、過半数が電子マネー、QR決済を利用して支払っていました。もうキャッシュレスは当たり前に定着して、店も客も手慣れたものです。もう後戻りはできないのです。たいていの人が、キャッシュレスの便利さに気が付いています。
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税理士会大垣支部総会も「正常化」へ
5月19日金曜日、「コロナ禍」もついに終わりを迎えたのだと実感ができた税理士会大垣支部の総会及び懇親会でした。 4年ぶりに5月第三金曜うくなく日の総会及び懇親会に出席させていただきました。4年前は、前方席で執行部として迎えた総会懇親会であり、緊張感もありましたが、今回は役を免れての総会、懇親会で気軽に参加させていただきました。5月の例会から始まり、税理士会館の株主総会については、いつもの会員のみの参加であるためでしょう、緊張感もなく、さっと進行していきました。税務署近くの「税理士会館」には久しく行っていませんが、支部の執行部の会議で毎月利用していたことを思い出します。以前は交番の建物であったらしく、交差点の角地にあり、敷地が狭くて3階建て、さらに老朽化が進んでいるようで、雨漏りもするため、修繕が必要な問題のある会館ですね。将来的なところは先送りということなのでしょう。いろいろと難しい問題ですよね。 引き続いての「税理士政治連盟」の大会。ご来賓は3人といえども、2人は支部の身内ということで、引き続きのどかな雰囲気が流れます。いつもの質問をされる会員先生も出席されず。税理士として「税制に対する要望」を伝える役割があるものであり、税理士の社会的地位を「政治」を通じて高めていくことも必要であろうと思います。主に現職の国会議員を支援応援し、国会での議員先生方のご活躍についてお話を聞かせていただくという機会もあるのです。税理士個人としては、あまり政治色、政党色を出すべきではないものと思っていますが、税の公正性、公平性、納税者利便を税の専門家の立場からの意見を述べ政治に反映させるということは「税理士」としてあるべき姿勢と思います。 「税理士会館」「政治連盟」は、終始静かなムードで終わりました。その後の支部総会は、10名以上の来賓が前方座席に着座されて開会しました。さすがに。前に数多くの来賓がおられると緊張感があり、背筋をピンと伸ばさないとという気になります。ほとんどはマスクされてのご出席でありましたが、大垣税務署長と税理士会副会長はマスクを外されていて、いよいよコロナ明けということを実感させられるものとなりました。税理士会の執行部方は、ほとんどはマスクを外しておられ、前日の信用金庫さんの職員がすべてマスク着用とは対照的な雰囲気でした。「会員動態」に興味を持ちましたが、このところ大垣支部は160名程度の会員数で推移しているのですが、入会してこられる会員は少なく、退会や死亡で減少数の方が多いということであり、ついに税理士会支部の人数は減少し始めたということでした。全体としては、税理士数はいまだ増えてい雄るのですが、いよいよ当地区も高齢化の影響を受けて減ってきたのだと思わされました。 引き続く懇親会は、前回の12月の際は、着席でコース料理という形式であったのですが、今回はテーブル着座は同じでも、アクリル板はなく、料理はブッフェ型式でという方式。いつもよりも、内容は食材が豊富になったような気がしました。しかも、会員参加数が多いのです。ようやくかなった数多くの来賓をお迎えしての懇談会で、役員を同時期にやった会員先生と「やっと元に戻ってくれました、本来の大垣支部が戻ってきましたね」と喜び合っておりました。大垣支部は、特に高齢化が進んでいると思います。54歳である私でも若手の部類のような気がします。今回の役員改定では、私よりも年長の会員先生お二人が新たに執行部になられてました。執行部7名の平均年齢60歳近いでしょうか。元支部長の言葉のとおり、声かけられたら役員を引き受けていただけたら有難いなあと思いました。私自身は、執行部やって、時間がとられたのはありましたが、とても良い経験をさせていただいたと思います。税理士の知り合いも大いに増え、税務署幹部とお話しできる機会をいただけることもあり、進んで引き受けたことは、大変良かったのではないかと思っています。「税理士」になって良かったをさらに実感でき、「同業」と良い関係を築けます。今後、税理士になられ税理士会会員になられる方には、役に就くことを強くお勧めします。
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大盛況!!井之上道義指揮名古屋フィルの最後?の定演(やや長文です)
5月13日、名古屋フィルハーモニー交響楽団(以下名フィル)の定期演奏会に出かけました。当日は、ぱらぱらと雨が降っていたので長時間歩くのは濡れるということで、4月のように名古屋駅から栄の愛知芸術文化センター(略して芸文)まで歩くのはやめました。地下鉄で名古屋から栄までを移動するというのが一般的なルートではないかと思うのですが、地下鉄は、本当に「階段が多くて危険」です。階段ばかりで、エレベータやエスカレータの数がいかにも少ないのではと思っています。地下鉄、できれば使いたくないと思ってしまいます。混雑せず周りに歩く人が少ないならばいいのですが。身体に不自由を抱えると、できるだけ平面で歩きたいと考えます。YouTubeで外国人が、日本はあまりに階段が多くてと言っていたのに対してその通りだ!と思ってしまいます。とりわけ、濡れた階段は危険なので、足もとには気を付けて歩かなければなりません。この日は、名古屋駅近くからバスに乗って栄まで移動しました。とりわけ低床のバスは、足が不自由な人にとって大いなる味方になるなあと思わされます。眺めは犠牲にされますが、高齢化社会にとって、電車よりもバスは、移動手段としてより活用されるべきと思わされます。名古屋市営バスは、電子マネーにも対応して乗りやすい乗り物ですね。 さて、演奏会の話題に触れていきましょう。午後4時開演で、3時過ぎに到着ということで、まだ余裕があったため演奏会のチラシが多く展示されているスペースへ。こんなに多くの人が、チラシをとっていくんだなあとびっくりさせられました。クラシック音楽と言うのは、おじさんのためのもの?ここでも熟年から老年の男性が大半でした。今回のチケットは、電子チケットです。スマホに表示させて、それを指で円を描いて使用済みにするという仕様です。スマホは、必ず持ち歩くものですから、チケットを忘れる心配はありませんね。ただし、「スマホの充電」は気にしなければなりません。コンサートホール内でも階段は数多くあります。スロープになっている方が歩きやすいですが、傾斜がきついと「階段」とせざるを得ないのでしょう。今回は、2階席でしたが、2階までのぼって、下に降りるのでなくて、1階席から階段で2階席に行く方法をとりました。こちらの方が怖い思いをしなくて良いかもと思ってしまいました。 今回は、名フィルのシーズンプログラムが置いてありましたので、いただきました。魅力的なプログラムの数々に、行きたいコンサートがたくさんあるなあと改めて思ってしまいました。名フィルでなくて、もっと圧巻の演奏を披露してくれる海外のオーケストラも聞きたいなあと思いながら。 指揮者は、井上道義氏。オーケストラアンサンブル金沢の指揮者で名古屋に来られた時に、間近でサインをしていただき、握手をお願いしたら、気軽に応じていただけた親近感のある指揮者。時に、目が怖いと思う時もありますが、音楽を非常に身近に感じさせてくれた一人です。やはり、至近距離で会えた場合は、記憶に強く残ります。演奏曲前半は、「バルトーク」作曲の2曲。1つは、管弦楽の小品でしたが、かなり耳なじみのいい作品。うって変わってヴァイオリン協奏曲はでは、難解な曲、とっつきにくい曲という印象ですが、バルトークらしい民族舞曲らしきメロディもありました。さらには、指揮台を使わず譜面台も相当な低さにして指揮されていた井上氏とソリスト服部氏が左右に動きながら演奏をする、まるでワルツを二人が躍っているような感覚にもさせられ、目で見て、音を聴き楽しむには十分のステージでした。 後半は、プログラムにも書かれた「休憩30分」の間に「指揮者を囲んで同心円状に演奏者が取り囲む」ステージへの転換と、指揮者によるトークが5分。指揮者のトークは、曲の解説をするものでしたが、その解説があったためによりステージを楽しめたように思います。1曲目は、20世紀後半に活躍されたクセナキスの「ノモスガンマ」という作品。八方に打楽器タムタムの配されたステージ。指揮者は、360度回転しながら指揮をするという感じ、「これは音楽ではありません」と言っていた井上氏のトーク通り、音を「楽しむ」というのとは異質である感じをもっても、井上氏が言っていた「奏者の中央に観客がいることを想定して」作った音楽と言われればなるほどと言わなければと思わせる作品でした。なんとも「立体的な音響」であること!驚きの15分程度でした。何が待っているか、いつ終わるのか皆目見当がつかないような作品でした。今回の演奏会で唯一知っている作品であるラヴェルのボレロ。これは多くの愛好者のいる名曲中の名曲。ただし、今回はいつもとは大違い。指揮者が、聴衆から一番近い位置にいない!そして、照明が消され、スネアドラムにスポットライトが当たると、え?とう驚きの演出。名フィルのソロ奏者に「スポット」が当てられて、ソロ奏者は立って演奏するというやり方。観客に背を向けて演奏する奏者もいたりと「視覚的にも」大変に楽しめました。やはりボレロの最終番は盛り上がりますね。拍手の嵐を体験できました。 井上道義氏は、来年末に指揮者生活を引退されるということで、井上氏を惜しむファンがいつまでもいつまでも拍手をしていて、楽団員がステージ上からいなくなっても拍手は鳴りやまず、井上氏が再度登場して熱い拍手に応えるという場面が見られました。井上氏のショーマンシップに大きな拍手が沸き上がる演奏会でした。なんか「井上まつり」を体感したような感覚。2階席までは、ほばぎっしりと詰まったコンサートホール、まだまだ熱き井上さんの指揮を追いかけていきたいと思います。