コラム
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大学の授業料がこんなに高くなったのはなぜ?
私の二男が大学生であり、三男は高校2年生ということで、「大学の現状」には大変関心があります。5月は、息子が通学する大学の保護者説明会のようなものに参加してきました。確かに高校よりも立派な施設を備えているからお金はかかるのであろうなあと想像できるのですが、私が大学時代であった時と比べると格段に授業料は上がっているのではないかと思っています。確か私の入った中央大学は、初年度の学納金は70万~80万の間であったように思いました。ところが、それが現在では1.5倍になっているではありませんか。 少子化が進んでいるということで、小学校、中学校と先行して「手厚く」給付が受けられるようになりました。「医療費」は最初は3歳未満より無料だったのが、小学校未満に変わり、現在では高校生までが無料と医療の大盤振る舞いになりました。それにかわって、高齢者からも医療費を徴収するように変わってきました。これは、やはり「少子高齢化」対策であろうと思います。教育では、公立学校授業料や教科書代は以前より無料でしたが、それに加えてわが揖斐川町は。給食代も無償となり、さらには「修学旅行」の代金までも無償になりました。さらに手厚い給付となってきました。また、出産にかかる費用や、育児休業が気軽にとれるようになってきて、子育て環境はよりよくなってきているのではないかと思います。高校の授業料にしても、所得制限があるものの無償で受けられるようになっていますし、揖斐川町の場合は、公共交通機関の通学定期の何割かを町が負担してくれています。以前よりは、格段に経済的な負担は軽くなったのではないかと思います。 しかし、大学の授業料については、下がることはありませんでした。ようやく大阪府の吉村知事が、大阪府の大学生の授業料がかからないような施策が実行されるということです。私は、少子化で一番ネックとなっているのは、「高い教育費」なのではないかと思っていましたので、吉村知事の政策は大賛成で、その波が全国に波及してくれるといいなあと思っています。 授業料等の正確な数字をあげてみましょう。国立大学は、現在入学金と授業料の合算で、817,800円です。私が大学に入学した昭和62年は、450,000円ということであり、367,800円も上がっていることがわかります。平成30年の私学の平均初年度学納金は、1,154,131円と、100万円を大きく上回っています。私が大学に入学した昭和62年は、762,658円なので、私学においても391,473円の値上がりとなっていることが分かります。この間にサラリーマンの年収は400万円台だそうで、全く増えていないのです。そんな現況を考えたら、「子供をもうけて、大学まで出してやれるのか、自分たちの老後も心配しなければならないのに」となりませんか? 年収が上がらないのに、大学の授業料が上がり続ける不思議。きっと、私の時代よりも「きれいで調ったキャンパスで、人的支援も多くしてもらえる大学」につまり面倒見の良い大学が多くなったのではないでしょうか。大学におけるスタッフ部門の人件費はうなぎのぼりであるというのを書籍で読んだことがあります。 大学できちんと学ぶ意欲があり、相応の学力のある人が気軽に大学に行けるようにすることが、国力のアップにつながるのではないでしょうか。吉村知事の政策が全国に広がることを期待したいと思います。
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キャッシュレスはもはや当たり前。しないと嫌われる時代が来ますよ!
「いちいち財布からお金を出すの面倒ではないですか?」、最近はあらゆる場所でキャッシュレスが増えてきています。 4月池田温泉に久しぶりに行ってみると券売機がキャッシュレスに対応するようになっているではないですか。若干使い勝手が悪く、はじめ使ったときはクレジットカードを入れての決済がうまくいかず、後ろに列ができてしまい申し訳なくて、現金で支払う羽目になりましたが、5月に行った際は、クレジットで支払いました。温泉で小銭じゃらじら、紙幣を出して支払うっのは時代遅れと私の頭では思っています。もちろん、昔ながらの銭湯には、それを求めては気の毒かもと思うのですが、そこそこ大規模店であると、現金しか扱わない「不正やりたいお店」という目で見られかねないのではないでしょうか。「券売機」であれば、不正はできないでしょうという声もあります。しかす、そもそも私は、券売機というものは好きになれません。券売機を使わせるならば、近くにスタッフを配置して、サポートするのが筋なのではないでしょうか。大垣コロナワールドは、券売機もあるが、クレジットカードも使えますよ、帰るときの精算で大丈夫ですよという姿勢で、非常に好感が持てます。 さて、祭りの露天商のお話です。小銭を握って食べ物を買うのが一般的であると思ったのですが、「paypay」のあの赤い目印をみかけるようになってきました。うれしい動きであると思います。「paypay」に対応することで、小銭のやり取りを減らし、金銭を数える手間を減らせ、売上数値も客観的に見えるようになるではないでしょうか。これだけ声高にキャッシュレスが言われているのに対応しないのは、いかがなものでしょうか。 あるイベントで、2台のキッチンカーが出店されていましたが、1台はpaypayが利用でき、もう一方は利用できませんでした。私は、キャッシュレスに対応したキッチンカーで買い物をしました。もう1店舗は、キャッシュレス非対応で買うのをあきらめました。キャッシュレスに対応できていないと、私の場合はいかないという時がかなりあります。そんな人は、私だけではないでしょう。飲食店、小売店さんは、当然キャッシュレスに対応しましょう。それは、世間の流れに合わせることです。お客さんにとっても便宜です。確かに手数料はかかりますが、手数料以上に買ってくれるようになるでしょう。事務的にも合理化が可能になります。現金のみに比べて、つり銭を用意する量も減らせるでしょう。今は、両替えに手数料が発生したり、一定数以上の小銭預入れに手数料がかかる時代というではないですか。 フードチェーンの「かつや」に入って飲食した際に、レジでお会計をする人を見ていましたら、過半数が電子マネー、QR決済を利用して支払っていました。もうキャッシュレスは当たり前に定着して、店も客も手慣れたものです。もう後戻りはできないのです。たいていの人が、キャッシュレスの便利さに気が付いています。
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税理士会大垣支部総会も「正常化」へ
5月19日金曜日、「コロナ禍」もついに終わりを迎えたのだと実感ができた税理士会大垣支部の総会及び懇親会でした。 4年ぶりに5月第三金曜うくなく日の総会及び懇親会に出席させていただきました。4年前は、前方席で執行部として迎えた総会懇親会であり、緊張感もありましたが、今回は役を免れての総会、懇親会で気軽に参加させていただきました。5月の例会から始まり、税理士会館の株主総会については、いつもの会員のみの参加であるためでしょう、緊張感もなく、さっと進行していきました。税務署近くの「税理士会館」には久しく行っていませんが、支部の執行部の会議で毎月利用していたことを思い出します。以前は交番の建物であったらしく、交差点の角地にあり、敷地が狭くて3階建て、さらに老朽化が進んでいるようで、雨漏りもするため、修繕が必要な問題のある会館ですね。将来的なところは先送りということなのでしょう。いろいろと難しい問題ですよね。 引き続いての「税理士政治連盟」の大会。ご来賓は3人といえども、2人は支部の身内ということで、引き続きのどかな雰囲気が流れます。いつもの質問をされる会員先生も出席されず。税理士として「税制に対する要望」を伝える役割があるものであり、税理士の社会的地位を「政治」を通じて高めていくことも必要であろうと思います。主に現職の国会議員を支援応援し、国会での議員先生方のご活躍についてお話を聞かせていただくという機会もあるのです。税理士個人としては、あまり政治色、政党色を出すべきではないものと思っていますが、税の公正性、公平性、納税者利便を税の専門家の立場からの意見を述べ政治に反映させるということは「税理士」としてあるべき姿勢と思います。 「税理士会館」「政治連盟」は、終始静かなムードで終わりました。その後の支部総会は、10名以上の来賓が前方座席に着座されて開会しました。さすがに。前に数多くの来賓がおられると緊張感があり、背筋をピンと伸ばさないとという気になります。ほとんどはマスクされてのご出席でありましたが、大垣税務署長と税理士会副会長はマスクを外されていて、いよいよコロナ明けということを実感させられるものとなりました。税理士会の執行部方は、ほとんどはマスクを外しておられ、前日の信用金庫さんの職員がすべてマスク着用とは対照的な雰囲気でした。「会員動態」に興味を持ちましたが、このところ大垣支部は160名程度の会員数で推移しているのですが、入会してこられる会員は少なく、退会や死亡で減少数の方が多いということであり、ついに税理士会支部の人数は減少し始めたということでした。全体としては、税理士数はいまだ増えてい雄るのですが、いよいよ当地区も高齢化の影響を受けて減ってきたのだと思わされました。 引き続く懇親会は、前回の12月の際は、着席でコース料理という形式であったのですが、今回はテーブル着座は同じでも、アクリル板はなく、料理はブッフェ型式でという方式。いつもよりも、内容は食材が豊富になったような気がしました。しかも、会員参加数が多いのです。ようやくかなった数多くの来賓をお迎えしての懇談会で、役員を同時期にやった会員先生と「やっと元に戻ってくれました、本来の大垣支部が戻ってきましたね」と喜び合っておりました。大垣支部は、特に高齢化が進んでいると思います。54歳である私でも若手の部類のような気がします。今回の役員改定では、私よりも年長の会員先生お二人が新たに執行部になられてました。執行部7名の平均年齢60歳近いでしょうか。元支部長の言葉のとおり、声かけられたら役員を引き受けていただけたら有難いなあと思いました。私自身は、執行部やって、時間がとられたのはありましたが、とても良い経験をさせていただいたと思います。税理士の知り合いも大いに増え、税務署幹部とお話しできる機会をいただけることもあり、進んで引き受けたことは、大変良かったのではないかと思っています。「税理士」になって良かったをさらに実感でき、「同業」と良い関係を築けます。今後、税理士になられ税理士会会員になられる方には、役に就くことを強くお勧めします。
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大盛況!!井之上道義指揮名古屋フィルの最後?の定演(やや長文です)
5月13日、名古屋フィルハーモニー交響楽団(以下名フィル)の定期演奏会に出かけました。当日は、ぱらぱらと雨が降っていたので長時間歩くのは濡れるということで、4月のように名古屋駅から栄の愛知芸術文化センター(略して芸文)まで歩くのはやめました。地下鉄で名古屋から栄までを移動するというのが一般的なルートではないかと思うのですが、地下鉄は、本当に「階段が多くて危険」です。階段ばかりで、エレベータやエスカレータの数がいかにも少ないのではと思っています。地下鉄、できれば使いたくないと思ってしまいます。混雑せず周りに歩く人が少ないならばいいのですが。身体に不自由を抱えると、できるだけ平面で歩きたいと考えます。YouTubeで外国人が、日本はあまりに階段が多くてと言っていたのに対してその通りだ!と思ってしまいます。とりわけ、濡れた階段は危険なので、足もとには気を付けて歩かなければなりません。この日は、名古屋駅近くからバスに乗って栄まで移動しました。とりわけ低床のバスは、足が不自由な人にとって大いなる味方になるなあと思わされます。眺めは犠牲にされますが、高齢化社会にとって、電車よりもバスは、移動手段としてより活用されるべきと思わされます。名古屋市営バスは、電子マネーにも対応して乗りやすい乗り物ですね。 さて、演奏会の話題に触れていきましょう。午後4時開演で、3時過ぎに到着ということで、まだ余裕があったため演奏会のチラシが多く展示されているスペースへ。こんなに多くの人が、チラシをとっていくんだなあとびっくりさせられました。クラシック音楽と言うのは、おじさんのためのもの?ここでも熟年から老年の男性が大半でした。今回のチケットは、電子チケットです。スマホに表示させて、それを指で円を描いて使用済みにするという仕様です。スマホは、必ず持ち歩くものですから、チケットを忘れる心配はありませんね。ただし、「スマホの充電」は気にしなければなりません。コンサートホール内でも階段は数多くあります。スロープになっている方が歩きやすいですが、傾斜がきついと「階段」とせざるを得ないのでしょう。今回は、2階席でしたが、2階までのぼって、下に降りるのでなくて、1階席から階段で2階席に行く方法をとりました。こちらの方が怖い思いをしなくて良いかもと思ってしまいました。 今回は、名フィルのシーズンプログラムが置いてありましたので、いただきました。魅力的なプログラムの数々に、行きたいコンサートがたくさんあるなあと改めて思ってしまいました。名フィルでなくて、もっと圧巻の演奏を披露してくれる海外のオーケストラも聞きたいなあと思いながら。 指揮者は、井上道義氏。オーケストラアンサンブル金沢の指揮者で名古屋に来られた時に、間近でサインをしていただき、握手をお願いしたら、気軽に応じていただけた親近感のある指揮者。時に、目が怖いと思う時もありますが、音楽を非常に身近に感じさせてくれた一人です。やはり、至近距離で会えた場合は、記憶に強く残ります。演奏曲前半は、「バルトーク」作曲の2曲。1つは、管弦楽の小品でしたが、かなり耳なじみのいい作品。うって変わってヴァイオリン協奏曲はでは、難解な曲、とっつきにくい曲という印象ですが、バルトークらしい民族舞曲らしきメロディもありました。さらには、指揮台を使わず譜面台も相当な低さにして指揮されていた井上氏とソリスト服部氏が左右に動きながら演奏をする、まるでワルツを二人が躍っているような感覚にもさせられ、目で見て、音を聴き楽しむには十分のステージでした。 後半は、プログラムにも書かれた「休憩30分」の間に「指揮者を囲んで同心円状に演奏者が取り囲む」ステージへの転換と、指揮者によるトークが5分。指揮者のトークは、曲の解説をするものでしたが、その解説があったためによりステージを楽しめたように思います。1曲目は、20世紀後半に活躍されたクセナキスの「ノモスガンマ」という作品。八方に打楽器タムタムの配されたステージ。指揮者は、360度回転しながら指揮をするという感じ、「これは音楽ではありません」と言っていた井上氏のトーク通り、音を「楽しむ」というのとは異質である感じをもっても、井上氏が言っていた「奏者の中央に観客がいることを想定して」作った音楽と言われればなるほどと言わなければと思わせる作品でした。なんとも「立体的な音響」であること!驚きの15分程度でした。何が待っているか、いつ終わるのか皆目見当がつかないような作品でした。今回の演奏会で唯一知っている作品であるラヴェルのボレロ。これは多くの愛好者のいる名曲中の名曲。ただし、今回はいつもとは大違い。指揮者が、聴衆から一番近い位置にいない!そして、照明が消され、スネアドラムにスポットライトが当たると、え?とう驚きの演出。名フィルのソロ奏者に「スポット」が当てられて、ソロ奏者は立って演奏するというやり方。観客に背を向けて演奏する奏者もいたりと「視覚的にも」大変に楽しめました。やはりボレロの最終番は盛り上がりますね。拍手の嵐を体験できました。 井上道義氏は、来年末に指揮者生活を引退されるということで、井上氏を惜しむファンがいつまでもいつまでも拍手をしていて、楽団員がステージ上からいなくなっても拍手は鳴りやまず、井上氏が再度登場して熱い拍手に応えるという場面が見られました。井上氏のショーマンシップに大きな拍手が沸き上がる演奏会でした。なんか「井上まつり」を体感したような感覚。2階席までは、ほばぎっしりと詰まったコンサートホール、まだまだ熱き井上さんの指揮を追いかけていきたいと思います。
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YouTubeの好きなチャンネル
YouTubeという動画の配信サービスは、とても便利であるので使わない手はないと思います。本当は、私もYouTubeにチャンネルを設けてしゃべるのがいいのかもしれないと思いながら、そこまでしゃべるのはうまくありませんし、どんな話題をもってくるといいのだろうかと考えてしまいます。専門的な内容であれば、誰にも負けずに、「誰にも分るように、誤解なく話せる」のであれば、動画制作して、視聴いただくのは絶好のイメージブランのづくりと思います。手軽にそれができるならば、という条件付きで参入するのはありだと思っています。 ただ、視聴するのに関心があるジャンルはあって、「鉄道旅行」「船旅」に関するものを筆頭にした旅行物は、好きになれます。旅行物ですと横浜国立大卒の若手ユーチューバー「スーツ旅行」さんの動画が好きです。映像の良さもありますし、車窓から見えるものを的確な表現で解説しておられ、声のトーンも聞きやすいので、とても人気があるのは分かるところです。 政治、法律関連で言いますと、「行列のできる法律相談所」でおなじみの北村晴男弁護士のチャンネルは好きです。「行列のできる」に登場しているときの熱すぎて、キレる感じはあまり好感が持てなかったのですが、このチャンネルだと誤解なくすべてを話す時間があるために、北村さんの良さが伝わってくるのです。法律に限らず、政治、プロ野球にも話題が及び、また弁護士としての心構えも知ることができて、しゃべり方はやや冷たさを感じるのだけれど、おっしゃることはとても真面目で、ストレートで分かりやすく、職業人としても尊敬に値する人柄であることが分かります。「弁護士は、サービス業」、私としては、そのとおりであると思うのですが、違う考えを持っておられる弁護士もいらっしゃるのではないでしょうか。 私の子どもたちは、高校、大学、社会人二年生といて、「大学の教育」や「大学受験」については、非常に高い関心を持っています。私の大学受験の時には、存在しなかった「情報」という科目が共通テストの科目として再来年の入試から加わるようであり、社会科の科目名も変わるのですね。「公共」という得体の知れない科目が登場するのですが、この科目は、従来の「現代社会」とどこが違うのかと思ってしまいます。そのような疑問にすっきりと答えてくれる動画は今のところYouTubeにはアップされていないのが残念です。 しかしながら、教育コンサルタントであり塾経営者?という岐阜県出身、東京の私大文系卒である山内太地さんのチャンネルについては、タイトルにひきつけられて、ついつい見てしまうものが多くあります。どちらかというと、話してばかりで、動画中に動画を再生するとか図表がたっぷりでてくるわけでなく、単に字幕だけではありますが、内容が分かりやすく、希望を抱かせる内容になっているのがすごいと思います。結局、人口分析などの社会的分析をして、いかにこれから、少子化で大学がつぶれていく時代を迎えて、いかに大学は対応していくべきかを熱く語り、山内さんの狙う小規模無名の私立大学からの問い合わせを待つような内容なのです。まさしくYouTubeをマーケティングのツールとして利用しているというのを感じます。チャンネルで必ずしゃべる「日本の大学全部行った男」っていうフレーズもインパクトあります。普通であれば、関心のない大学はパスするのが普通ではないでしょうか。語り口もうまいなあと思わせてくれます。自信たっぷりに断言するような話し方に「この人のいうことを聞いておけば大丈夫」という感覚になる人も多いのではないでしょうか。
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5並びの日・「こどもの日=いび祭り本楽」
今日は、令和5年5月5日ということで、和暦ですと5が3つ並び日でした。和暦で次の5並びというと再び元号が変わった5年5月になるのでしょうか。 この前は平成5年5月5日でしょうけど、私はそのころ大学を卒業して2年目でしたが、無職で資格試験の勉強をしていたため、祭りを観に帰省することはなかったのではないかと思います。ですから、平成の初期のころのいび祭りに対する思いはありません。その前の5並びになると、昭和55年5月5日があります。この年は、私は小学6年生で、いび祭りの子ども歌舞伎に出演させていただいた年でした。今から43年も経っているのですね。いまだに冒頭のセリフを覚えているので、それほどまでに心に残っているということでしょう。 5月5日、久しぶりに5つの山車が三輪神社に勢ぞろいしての子ども歌舞伎披露でしたが、前年からは太夫三味線は素人が担当することになったりと大きな変化がありましたし、5つの山車すべてが、大規模な修理を終えて揃えられるのも初めてということでありました。とりわけ一番最後に修繕した「上町・高砂山」の屋根に乗っかった「三日月」は、ピカピカに新調されていたのが印象的でした。 5月5日の16時からの第二回目の公演を観に行こうと三輪神社に行くと、懐かしい人に会えました。祭りは、地元に生まれ育った地に戻ってくる良い機会なのかもしれません。懐かしい人たちのうちの1人が、いび祭りのポスターの顔になっている女性でした。当時小学6年生であった彼女は、13年前に私の長男二男とともに、子ども歌舞伎に出演しました。日本の伝統芸能である歌舞伎が世界へ羽ばたくことを意図しての写真なのかは分かりませんが、このポスターの女性は、日本人の両親を持つ子ではないのです。日本で育っているので、日本語は十分にできますが、食生活は日本の子とはずいぶんと違っていたようにも思いますが、他の女子出演者とは仲良くしていたことを思い出します。目が大きく、目力があって、声もきれいで美しく、本当にあでやかな「花魁」であったと思います。そんな24歳おのじかんたいにいになった彼女は、お母さんとボーイフレンドを伴って見に来ていました。「毎年でも、見に来たい」と言う彼女の言葉に、13年前の思い出が、やはりずっと残っているのであろうなあと思わせてくれました。 そのあと長男の同級生3人が、並んで歩いているのに遭遇。にっこりと話しかけてくれたその子たちに、少しずつほめましたが、きっちりと笑顔で返してくれました。さすがに社会人ですね。偶然に会える機会になるのが、いび祭りのようなイベント事なのでしょう。やっぱり「祭り」の開催って地域内の人間関係を保つ上で大変重要なのだと感じさせられました。
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いび祭り協賛広告
4年ぶりに完全に「いび祭り」が帰ってきました。昨年は山車は、子ども歌舞伎を上演する町内のみでした。 今年は、5つの山車が勢ぞろいして、普段の賑わいが戻ってきました。うれしいことです。ようやくころな明けが実感できる今まで通りのお祭りが戻ってきました。 ただ、祭りには多大なお金がかかるということで、協賛広告があるのです。その広告を集めるのは、子ども歌舞伎を上演する町内なのです。その集金に、駆け回り、その広告原稿も確認するというのは手数がかかることであります。また、その広告掲載の媒体は、これまでは、50ページ以上にもなる冊子でした。私は、2度冊子の編集に携わったことがあり、その制作に手間時間をかけてきました。その制作をやって出来上がった制作物は、思い出そのものでありますが、冊子の配布方法が問題であったかもしれません。いくら協賛広告スペースが大きくても、みなさんに観ていただけないと意味がありません。十分に見られていたかということです。今回は、地元の新聞紙に折込広告するという形式で協賛企業、協賛者の名前を掲出するという方法でした。 協賛金の多さに応じてそのスペースが違ってくるのですが、4年ぶりの通常開催ということでいつもよりも多く協賛させていただきました。とはいえ、数多い協賛企業があるので、いつもよりずっと小さいスペースです。ほぼ企業名と電話番号を載せる程度のスペースなのです。 そこで考えたのは、ホームページへのリンクを掲載することです。すなわち「QRコード」を掲載しておくことによって、スマホで読み取ってもらって、ホームページにアクセスいただきたいと。ですから、当事務所の広告は、事務所の「ロゴ」と事務所名「けやきパートナーズ税理士法人」代表者名「国枝宗徳」電話番号「電話22-5660」としか表記しませんでした。所在地の表記はなしです。「所在地を」表記しなかったので、ずいぶんとシンプルな広告になったのではないでしょうか。あとは、QEコードにお任せするというやり方です。当事務所のほかに、ご近所の建設業「久保田工務店」さんがQR コードを使っていました。もっとQRコードを表示してもらって、それを読み込むことによって、詳しい情報が見られるといいのにと感じます。 「QEコード」は、最近の揖斐川町の広報にも数多く掲載されるようになりましたし、新聞にもよく見られるようになってきました。情報を検索するのに、パソコンやスマホに「検索ワード」を入力するよりも、ずっと早く便利にホームページにアクセスできますので、使わない手はないと思います。もっと広くスマホ直結の「バーコード(QRコード)」を利用していきませんか。
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名阪近鉄バス「にしみのライナー」はありがたい存在!ぜひ続けて!
2021年8月より運行されている「道の駅パレットピアおおの」から大垣、安八を経由して「名古屋駅の新幹線口」までの新しい高速バス路線である「にしみのライナー」に最近はよく乗車させていただいています。私は、始発バス停より終点までを乗り通しますが、とても楽です。おおの道の駅まで当事務所より車で約15分程度。その後、車はそのまま道の駅に駐車して、バスに乗り込めばそれで、名古屋駅に連れて行ってくれるという便利な路線。道の駅の駐車料金は、無料であるし、トイレも新しくて快適です。道の駅を出ると間もなく有料道路区間を通っていくため、走行音が静かです。車内で、騒がしくしている乗客も全くいませんし、今のところ満席近くになることもなく、多くて10名程度の乗客を乗せて走っています。ですから、2席分を使用して乗車していても迷惑はかかりません。座席のリクライニングにしても、後部座席にはだいたい客はいませんので、倒しても問題ないわけです。さらにスマホの充電もできるコンセントも付き、Wi-Fiの利用もできます。私は利用したことはないのですが、車内にトイレも備わっています。気になるのは、時刻表通りの運転になっているかどうかですが、10度は乗車していますが、1度10分程度遅れたのがあったほどで、ほぼ定刻通りに運転されています。道の駅から名古屋駅まで約1時間強の快適なバス旅が楽しめて、普通運賃は1150円。名古屋まで車で行くのが怖いとか、名古屋駅周辺は駐車場の利用がしにくい、駐車場料金が高いという不満点を解消できます。 さて、一方の鉄道経由で名古屋に行く場合です。養老鉄道揖斐駅からで比較するならば、運賃は1190円。揖斐駅からの所要時間1時間15分弱ということで、大差はありません。 ただし、快適さでは大きな差を感じます。身体に不自由を抱える私にとっては、着席が保障されているバスは、本当にありがたい存在なのです。バスに乗り降りする階段以外は、アップダウンがなく、階段で他の乗客と交錯するおそれがなく、安心できます。それに対して、荷物を抱えて立って帰るときは、転ばないように神経を使います。逆に優しくお声がけをいただき恐縮するときもありますが、概して気付かれることもないので、混雑時は苦しく感じるときもあります。そして、すぐ近くにエレベータがあるところばかりでなく、階段を上り下りしたり、自動改札を通らないと外に出られないのも不便です。 ただし、バスが弱いところは便数が圧倒的に少ない点です。今のところ、非常に乗客が少ないので、便を減らされてしまわないか、廃止になってしまわないか心配なところです。 道の駅近くの人ですと、通常は穂積駅まで車で行くのでしょうか。最近、穂積駅近郊の駐車場は、混雑が著しいので私は避けたいと思うようになりましたけれど。道の駅近辺、大野町の方々などは、名古屋へ行く際に「にしみのライナー」を試していただけると助かります。バスで名古屋に行ける気楽さを体験いただきたいと思います。 ちなみに、以前もこのコラムにて名阪近鉄バスの運転手さんを絶賛しましたが、この高速路線バスに乗務される運転手さんもみなさん、親切で丁寧な方ばかりで好感が持てます。当然、車内が汚れていることなど一度もありません。