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好きなYouTubeチャンネル(2)プロ野球OB編 落合博満氏

私の趣味の領域です。このコラムでも、プロ野球の話題が多いのですが、プロ野球OBで、YouTubeのチャンネルを運営されている方々もおられ、それぞれ個性的で面白いのですが、圧倒的に見たいと思えるのは、「落合博満氏 ・オレ流チャンネル」ですね。

落合博満氏というと、前人未到の三度の三冠王であり、そしてドラゴンズ歴代最高の監督(個人的主観です。客観的にいっても、日本シリーズ出場回数を考えたら肯定できるのではないでしょうか)です。選手時代、監督時代にはマスコミ嫌いであったからでしょうか、ほとんど面白みのあるコメントはされなかったようで、親会社のマスコミである中日新聞に嫌われたとか言われていましたよね。落合の手堅くてつまらない野球に飽きて観客動員が減ったとか言われていましたが、落合監督退任後のドラゴンズの惨状によって、観客動員はさらに減っているのを見ると、落合野球が嫌われたというのは正しくないことは証明されていますね。ファンの間には、落合待望論がずっと出されていますけれど、私も再登板してもらいたいとは思っています。ただ、すでに年齢的にも監督の激務に耐えられるのであろうか疑問が残ります。監督復帰されても数年間であろうと思いますね。私にとっては、落合さんがドラゴンズの日本シリーズ敗退をストップしてくれて、ようやく日本一を見せてくれたということが一番良い思い出です。中日選手時代の落合さんは、なんだかいつも大きなことを言うけれど、ちっとも達成してくれない4番バッターという印象でした。頼りにはなったのかもしれませんが、あの高額年俸ならばこれくらい働いて当然みたいになっていました。

そんな落合氏って、意外にも自分の思っていることと共通点が多いなあと。野球は残した「数字」ですよと語りながら、歴代のベストナインを選出していくあたり、定番なのかもしれませんが、ほとんど私の考える歴代ベストナインと変わることがなかったのです。歴史上の偉大な人物として挙げられたのも「徳川家康」ですと。これも同じでしたね。客観的に見える「数字」で判断しているのではないでしょうか。徳川の世である江戸幕府ができたのは1603年以降明治維新1868年までの260年の長きにわたる政権を樹立したというところですね。

往年の名選手との対談も興味深くもあります。同じく天才ホームランバッター田淵幸一さんとの対談は、実にいきいきとプロ野球の楽しさを語っていただいていたと思います。落合さんに聞く質問箱のコーナーで、視聴者からの質問に答えたりする落合さんを見ていると、ずいぶんと下に降りてきて、ファンに溶け込もうとする姿であり大変好印象です。また、落合信子夫人の登場する回では、ほとんど落合さんはしゃべらず信子夫人ばかりがしゃべって、落合さんは黙りっ放し。なれそめの話から、ドラゴンズからジャイアンツへのFA移籍の際の信子さんの落合さんに対する話など、本当に興味深くて、笑ってしまったり、ほんわかしたりでした。陰で、信子さんの影響も大きかったのであるなあと思わされました。夫婦円満ぶりが見て取れました。マスコミを意識せず?雄弁でなく、自由奔放に語りまくる感はないのですが、朴訥と素朴に語る落合さんに好感を持ちます。やはり現役、監督時代に明かせなかった秘密が語られるところ、本当に興味深いです。また、中日ドラゴンズを愛してやまなかった落合博満氏、信子さんの気持ちがドラゴンズファンとしてとてもうれしいものでした。