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映画「ふるさと」上映会

10月27日に行われた映画「おふるさと」。本当に心に染み入る名作であると思いました。

中学の頃に学校で鑑賞した映画「ふるさと」。記憶に残る映画でしたが、その上映40年というので、再度上映を

このふるさとの舞台である揖斐川町で行うということで、その趣旨に賛同して、実行委員に加わらせていただきました。

ダムの底に沈む「徳山」を舞台にするこの映画。40歳以下にの方たちには、以前存在した徳山のことは、知らない人もいるだろう、

徳山があったころの美しい自然や、地元商店の存在なを知ってもらいたいという思いに共感させていただきました。

揖斐川のほとんど人が足を踏み入れないような辺境地の映像。実に川の流れが美しい。心現れるような清い流れに目を奪われます。

ゆきそれは、中学生時代になかった感覚でした。「あまご」の釣れる清流、ひょっとして、ダムによってそんな自然を破壊してしまっていたのかなあとも思えました。

今となって、ダムが必要だ不要だという議論は、仕方ないと思いますが、あんなに美しい手つかずの自然が失われるのは惜しいことでもあります。

認知症の始まったじいさんと、少年が心を通わせ、認知が一時的に治ったような。自然と、少年がじいさんを一時的によみがえらせたのかとも解釈できます。

じいさん役の加藤嘉氏、その息子の長門裕之氏、その嫁役の樫山文枝氏の熱のこもった演技、地元の当時の少年少女たち、熱演でした。

最後の「ふるさと」の合唱、「YMCA」が懐かしすぎて、目頭があつくなりました。

当日は、神山監督の講演もあり、この映画はモスクワ映画祭で大喝采を浴びた思い出の映画であるという紹介がありました。

全日の監督との懇親会では、同映画が公開されたのは、「E・T」が大ヒットした年と同じであったとのことでしたが、「ふるさと」は、岐阜県では大人気で、E・Tをしのぐほどでもあったということでした。

当日の入場者数は、おおむね2度の上映で800名。上映を心待ちにしているん年配方が多く、「よくこんな機会をつくってくれた」との喜びの声がいっぱいあがりました。

原作者である平方さんも、会場に来られていて、原作者のファンも新刊書サイン会に列を作る盛況でした。

揖斐川町を舞台にした、「ふるさと」。これからも、長く愛されるといいなあと思います。

私は、監督、原作者がそろって来場される貴重な機会に立ち会えたことがうれしく思いました。お2人とも80歳を超えられていているので。当時は、お2人は、40歳代という働きざかりだったんのだなあと。当時の写真、神山監督、石原裕次郎に似てました。ご本人の言われる通りで、驚きでした。