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「新風」に「福」を見出す

年度末、年度初めの異動の季節が終わりました。当事務所では、例年以上に多くの人員が異動しました。長年勤続していただいたスタッフに感謝するとともに、華々しく送別会を行いたいところですが、コロナ感染予防をしていかなければならぬことからままなりません。所属の課ごとに送別会、歓迎会をやっていただくことにしています。コロナの影響も3年目に入りました。相変わらず、2年前に新卒で入社したスタッフとの懇親会ができずじまいで、大変残念に思っています。今年度こそはと懇親会を堂々とやってもよい雰囲気になることを期待します。

私の長男建太(けんた)は、今春大学を卒業し、新社会人となり、ようやくこの社会に貢献できるようになってくれるところまでに成長しました。まずは、肩の荷の重さも半分程度になったかのような気持ちになっています。こうして、子どもを社会に送り出す気持ちを味わうと、ああ長年、両親にも重い荷物を担がせてきたのだなあと感謝の念も沸いてまいります。職場に新人を迎えると新しい空気感が生まれますが、長男も、「新しい風」を吹かせる存在になってほしいものだと思っています。そして、三男末っ子大洋(たいよう)は、義務教育の課程を修了し、新学期からは高校生になり、電車に乗り大垣に通っています。中学の学習内容からはるかに高度になった、舐めてかかれないと身が引き締まる思いをしているようです。そのような緊張感、初心を忘れずに勉学に、仕事に励むことで良い人生が切り開かれるのではないでしょうか。

私どもが、昨年11月からより創業50年を機会に7ヶ条からなる行動規則を制定しました。そのイの一番に「私たちは、明るく楽しく美しく働きます」という規則を作りました。仕事は、明るい表情で喜んでやってもらいたい、働くときでも、楽しくやってもらい、顧問先様などに活力のある事務所を感じていただきたいとのそれは私の願いであるからです。これには、礼儀正しく明るい挨拶ができていることも含まれます。以前在籍した職員の中に、私に対して「代表は、仕事が楽しいですか?」と聞いてきた人がいましたが、それを聞いた私は、カチンと来てしまいました。アルバイト時代を含め、私は、自分の仕事を苦しみであるとか、やむなく生活のためにやっていると思ったことはありません。確かに、頭を悩ます問題は多々ありますが、その問題を解決できた時って、気持ちが晴れ渡って気持ちいいではありませんか。そして、「美しく」働くのも大事でしょう。物を大切に、きれいに取り扱う、姿勢を正しく「見栄え良く」という意味を含めて美しく働くという表現をしています。姿勢を正し、すーっと背筋が伸びた姿が「おお、美しい」と思った方がいましたから、その方をイメージして作ったものなのです。

最初の頃の新人さん達は、ほとんどが「希望に燃えて胸を張って」いるのではないでしょうか。そのような姿勢が「福」を呼び込むものであると私は思うのです。ですから、新人さんたちがもたらす「新風は福をもたらす」と言って過言ではないと感じます。