コラム

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「ナビ」のない世界なんて
末っ子が、来年早々大学を受験し、おそらく大学に入学することでしょう。昭和生まれのおっさんと、平成生まれの息子とを比較するのは、愚かなことかもしれません。しかし、今の便利さに慣れてしまった平成っ子にも、昭和のころの不便さを知ってもらいたいものです。今の便利なことというと、「何でも検索」できることではないでしょうか。スマホはおろか、パソコンなどなかった学生時代を送った私たちの世代は、目的地に行くのにどうしていたかといえば、「地図、時刻表」を購入して、きちんと下調べをして目的地へ行っていました。大学時代に、様々な場所に行くのに、地図を頼りに行きました。そして、鉄道に乗るのには、「時刻表」を前もって調べてから出かけていきました。 ところが、たとえば自宅から受験会場までの経路を調べると、「所要時間」もさっと出てくるのですよね。公共交通機関で行くと○○分、自転車、車で行くと○○分、歩くと○○分と。それにほとんど狂いがないのですから、すごく便利な世になったなあと思います。初めての場所に行くにも、スマホに入っている地図を使えば、ほぼ迷わずにたどり着けるのです。 私の場合は、首都圏に住んでいた時に、よく引っ越しをしたものですが、公共交通機関の利便性を比較するのに、路線検索は、非常に役に立つものです。部屋探しの際に、正確に住所地を入れさえすれば、下見の際には、迷うことがないというのがよいのです。 「ナビ」がこんなに、身近になるというのは、30年前には予想だにできませんでした。スマホにしろ、ナビにしろ、人間の世界を画期的に便利にしてくれるものです。そのような利便性の高いツールが、存在する世の中で若い時を過ごせていたら人生は変わっていたかもなあと感じます。
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103万の壁について、どう考えるか?
国民民主党は、総選挙で「手取りを増やす」「103万円の壁を引き上げる」として、広範な国民の支持を得ることになり、議席数も7議席から28議席に4倍増と大きくその存在感が増しましたね。「103万の壁」というのは、「税制」の事であるので、当然、「税理士」の領域になります。 これについて、どう考えるのか、私の意見を述べてみたいと思います。税は、どうあるべきか、どう課税されるべきなのかという観点から話すのが良いだろうとと思います。税は、「社会、公共的な費用」をまかなうために、我々国民が、税法に従って、その負担をするべきものです。この税負担のあり方として、個々人の税金負担能力に応じて負担するべきと考えるべきでしょう。すなわち、応能負担原則によって、税を負担するべきで、税を負担する能力が低ければ、その人には当然、低い割合で税を負担してもらうべきであり、負担能力の高い人には、高い割合で負担してもらうのが理にかなっていると考えます。 この原則が、所得税には貫かれており、「課税される所得」が高ければ、高いほど税率が高くなるという「累進課税制度」が採用されています。また、個々人の担税力に配慮した各種の「控除」が認められているのが、法人税とは違っている点です。「控除」の中で、数年前までは、だれでも適用されてきた「基礎控除」があります。この基礎控除の意味は、憲法25条の生存権の権利を具体化した控除と言われています。生存権とは、国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するというものです。ですから、税収を増やすために、高額所得者の基礎控除を廃止した税制改正は、厳しく批判されるべきだと考えます。103万円というのは、この「基礎控除」48万円と「給与所得控除」55万を合計した数字です。給与をもらう人は、その収入から103万円を差し引いた分からしか、所得税がかかりませんよということです。 では、その103万円というのは妥当な数字なのでしょうか。単身の世帯が暮らしていくうえで、103万円で現実的に「健康で文化的な」生活を送れるのでしょうか。「最低限度」という言葉は、何を意味しているのかも諸説あるのですが。私が、税理士事務所に勤め始めた時から、この103万円という数字が変わっていないことは、疑問に思わざるを得ません。税理士会には、「調査研究部」とうのがありますが、私はその一員として、「基礎控除」の38万とか48万円というのは、あまりにも低いことを問題視してきました。税制に対する建議権を活かして国会議員に「基礎控除」を大幅に引き上げよと提言してきました。 ただし、「給与所得控除」を「基礎控除」と全く同じように見ることはできません。「給与所得控除」は、「給与所得」(給料、賞与など)を得ている人しか受けることができません。フリーランス、個人事業主は受けられません。これは、これで不合理な制度です。給与所得者を優遇する制度なのではないかと思えます。こちらの改革は、緊急性はないと考えますので、今回はここまでにしておきます。 103万円の壁、これは当然引き上げるべきでしょう。国民民主党が言う178万円までは、所得税を課税しない、「最低賃金の上昇率」を基準としているようですが、物価上昇率を基準とするよりも合理的だと思います。「健康で文化的」のレベル感が、平成の初期と現代では異なっているのではありませんか。平成初期には、エアコンは当たり前ではなかった。車の所有でも、1人1台ではありませんでした。当然、スマートフォンは、ありませんでした。トイレのウオッシュレットは、当然とは言えませんでした。今の大学生は、和式のトイレなんか当然見向きもしないし、ウオシュレットがなくて残念と思えるくらいの快適性の向上っぷりです。社会の成熟化、発展に応じて、「健康で文化的」レベルは、引き上げていくべきなのではないでしょうか。ですから、物価の上昇に見合った壁の金額の引き上げでは、足りません。 このところの、消費税の増税、社会保険料の増加に加えて、物価の高騰で、庶民は生活を何とか切り詰めてしのぐという方も多いのではないでしょうか。消費税導入から増税一本やりであった(法人税の税率は大いに下がりましたが)税制度を根本から見直す契機を国民民主党は作ってくれたと思います。そして、税制の論議を積極的に行うこと自体は、非常に歓迎するべきことです。いつの間にやら、訳が分からない税制が可決され通ったというようなことがないよう、「透明性」の高い議論をしていただき、税に対する国民の信頼を取り戻せるようにしてほしいと思います。
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世界野球は悔しい結果だったが、次のWBCに期待しよう
私の趣味である野球観戦。今年は(も)、ひいき地元球団が春先だけは珍事で首位に立ったこともありましたが、残念ながら5月からは低迷が続き、熱狂的に応援する気も失せてしまいました。私のひいき選手である岡林選手も、負傷により長期間の離脱があり、前半の打撃不振に、がっかりしたのもありました。フレッシュな選手が、活躍した嬉しさもあったのですが、トレードで入ったベテラン選手が、期待通りの成績をあげられなかったですし。立浪監督は、ベテラン選手の能力を十分に理解できていないのでしょうか。目立ったのは、先発の若手高橋宏斗投手、抑えのマルティネス投手でしたね。 その二人の投手も出場した世界野球プレミア12。ここのところ、日本代表チームは、ずっと負けなしでしたので、優勝できるのが当然と思っていました。事実、決勝戦までの8試合は、さほど危なげなく買って言ったように思えました。投手や守備は良くても、あまり打てないのではと言われたのが、嘘であるかのように、小園選手、牧選手といいところでホームランが出るし、4番森下選手の勝負強い打撃も印象に残るものでした。さらに、投手が失点した後すぐに得点していたのが粘りを感じさせるものでした。 ところが、決勝戦については、序盤戦から台湾の投手に手も足も出ず、先発が打たれていたので、危ういなあと思っていました。さらには、台湾の守備は思いのほか固く、走塁も、日本のすきを突いてくるといった巧者ぶりでした。日本を手本にしているのか、まったく日本にも劣らずうまい試合運びであったし、効果的に本塁打二本と、ほぼ日本チームは、良いところもなく完全に敗れてしまいました。敗戦の責任を一手に引き受けていた井端監督、「敗軍の将、兵を語らず」という言葉通り、選手をほめる言葉だけしか聞かれず、上に立つ者の鏡であるなあと思いました。 今回の世界野球では、メジャーでの活躍組が参加していなかったので、日本の実力は、こんなものではないと思います。アジアの隣国地域が、追いついてきているというのは、競技の質が向上していく良いきっかけなのでしょう。一度の負けで、優勝を逃すのは、トーナメント戦の苦しさでしょう。WBCでは、この悔しさを跳ね返してくれることに期待したいと思います。 私は、インターネット中継でプレミア12を観戦しましたが、まったく従来のテレビとそん色なく見られるのが良いですね。パソコン、スマホ、iPadなどいろんな場面で観ることが可能の世になりました。本当にありがたいものです。10月11月と注目の選挙が目白押しでしたが、インターネット上の情報が、選挙の勝敗を大きく左右する時代になってきたように思います。既存のメディアが、兵庫県知事斎藤氏を批判すれど、ある政党の党首のスキャンダルを報道しても、選挙民はその報道には影響されにくくなったようです。これは、真実をネット上で知ることができるようになったのも大きいことだと思います。ただし、フェイクに用心しなければというのは心に刻むべきですね。
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11月の第二日曜、いびがわマラソンは永遠に!
ようやく寒い日が増えてきたところです。今年は、遅くまで暑い日が続いたことで、紅葉も若干鮮やかさが薄れているように思われますし、色づいてくるのも遅かったように思えます。「暑いか、寒いかの二分された気候になってきましたね」というような会話を交わすくらい、ちょうど良いくらいの気温の時期が非常に短いように感じます。そのちょうどよい気候の時期というのは、11月なのではないでしょうか。 そんな11月には、多くのイベントがあります。揖斐川町であれば、いびがわマラソンという町をあげてのビッグイベントがあります。ややひんやりとしてくる季節はちょうどスポーツにも似合う時でありましょう。35年続くわが街の伝統ある行事、残念ながら私はランナーとして参加したことがありません。しかし、妻と息子たちは、このハーフマラソンコースを制限時間内で完走しています。私は、高校の時には、大垣東高校で20キロ以上の山道を走るというイベント(今はありません)で、2時間程度で走り切っていましたので、マラソンについては、不得意ではありませんでした。ただし、成人になってからは、走らなくなりましたから、きっちりと練習してマラソンに挑まないといけません。そこまでやりたい気が湧かなかったのです。 ただ、町全体で、参加してくれるランナーを応援しようという雰囲気はいいなあと思っています。フルマラソンがあるときは、もっと長い時間にわたり応援していたのですが、ハーフになると応援時間が短くなり負担が減りました。より集中して応援できるのはいいなあと思います。今回は、金メダリストの高橋尚子さんを間近で見ることができて良かったです。なんか急に大きな集団がいるではないかと思ってみていると、その真ん中に高橋尚子さんが。やっぱり、髙橋さんと一緒に走れるというのは、大いに思い出になりますからね。ゴールまで、走られて再び戻ってこられて、後方から走ってこられるランナーたちをタッチして励まされる高橋さんの姿を観られてうれしかったものです。金メダリストのスマイルは、素晴らしいですね。 ランナーからの笑顔も、声援をおくる観客にとっては、うれしいものです。真剣に走っていて、笑っている場合ではないというような走りの方もいます。もちろん、それも良しでしょう。しかし、声援に応えて、手を振ってこたえてくれたり、「ありがとう」っていうランナーもいたりして、こちらも応援していてよかった、応援し甲斐があると思えます。 とにかく、スタート地点も、ゴール地点も当事務所からは歩いて5分程度なのです。そんな位置にあるから、毎年応援するのは義務かもしれません。私の事務所は、スタート地点から500m程度、「長丁場いってらっしゃい」という場所です。そんな場所にある事務所の玄関前に立って、ランナーを応援していますが、ランナーは5000名近くもいて、知人を容易に見つけ出すことができません。県議会議員の国枝慎太郎さんは、私を見つけてくれたのか手をふってくれましたので、分かったのです。お隣の池田町長の竹中誉町長は、背が高いので目立ちます。事務所の近くを走ってくれたので、見つけられましたので、「誉さん、がんばって」と声を掛けました。事務所の前で、約5000人が通り過ぎていくのを見終えてから、少し時間が経ってから、ゴール手前の地点に立ち応援していたところに高橋尚子さんが現れたのです。 ゴール地点の役場駐車場には今回は、立ち寄りませんでした。歩いて5分程度の農協前では、いびがわの物産展が開催されています。いびがわ名物については、私にとっては、珍しいものはないのですが、地元のお客様、知り合いも出店されています。そこで、声をかけつつ、商品を買って、町の活性化の一助になれたら良いという気持ちです。 再びフルマラソンも戻ってくるとよりいいかもしれません。いびがわマラソンの参加者は、全国津々浦々から来られるようです。きっとフルマラソンがあれば、より全国からランナーが集まってくれることでしょう。遠方より参加いただいたランナーさん、応援される方々に感謝しつつ、それが町のPRとなるまたとない機会であるという自覚を持って、このイベントを盛り上げていきたいものです。
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経営計画発表会は、表彰も兼ねてます!
令和6年は、あと残すところほぼ1ヶ月となりました。今年の総括を経営者の皆さんは、されているでしょうか。法人の1年の振り返りの機会として、「決算」があると思います。もちろん、法人の場合は、決算期に合わせて振り返るということでも良いのです。 私どもけやきパートナーズは、10月期決算ということで、11月が年度初めです。毎年11月の営業日初日は、パートを含め全員参加で「経営計画発表会」を開催しています。この行事は、着実に恒例化することができました。発表会を始めたのは、私が代表になってからのことです。最初は、私のみがこの事務所をどうしていきたいかを語るのみでしたが、年々内容を充実化させて、正社員は、全員が自身の今までを振り返り、当年度の目標を立てて、宣言する場になっていきました。このような充実は、私一人でなし得たものではなく、部長、課長の指導もあって成し遂げられたものと思います。 先日、顧問先様の社長様とお話しする機会がありました。その会社は、非常に業績が良く順調そのものですが、決して、その社長は、自らが優れているから、業績が良いと言われません。「優れているのは、管理職の部下であり、私はその上に乗っかっているだけである」とおっしゃいました。まさしく、そのとおりであると、15年の事務所代表としての経験から感じることができます。社長が突っ走っているだけでは、限界があるものです。事業を拡大したい、品質を良くしたいと思っているのであれば、部下の働きがとても大事です。信頼して任せる土壌を築いていかねばなりません。 私は、職員の「がんばり」に報いたいと考えました。各社員の当期目標の発表ののちに、表彰式も一緒に行います。過去1年間に優れた業績を残してくれたスタッフを表彰します。 けやきパートナーズと名称を変えてから、毎年のように受賞者を選定しています。名付けて、「けやき三賞」です。その年に、売り上げアップに一番大きく貢献した者、業務改善に大きく寄与した者、難しい案件を担当して成果を上げた者を、大相撲の三賞と同じように、「殊勲賞」「敢闘賞」「技能賞」として表彰し、11月に表彰状を手渡し、12月の賞与に、賞金を上乗せしています。受賞者の選考については、私が発案し、幹部で構成する表彰委員会に諮って決定しています。その表彰状の文言は、私が作成して、読み上げて敬意を払って表彰しています。 それとともに、永年勤続表彰も行います。税理士会や商工会でも、永年勤続表彰制度は、ありますが、普段一緒に仕事をともにしているスタッフの前で、表彰されたほうがより良いのではないかと思います。今回の発表会内での表彰は、第一課課長の小林宏紀に20年永年勤続表彰を行いました。小林宏紀も、当事務所の顔の一人です。令和6年11月1日は、税理士法人設立よりちょうど20年。その税理士法人の歴史と、小林の当事務所での勤務歴は、ほぼ重なっているということで、いかに長く勤務しているかが分かると思います。私の入社以前からのスタッフである部長の伊藤滋生とともに、当事務所を支えてくれています。やはり、スタッフとの一体感も成長の源です。
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11月8日:伊勢神宮への社内旅行を実施
10月1日は、保健師さんにお願いしての「健康診断の結果の読み方」講座を開催しました。 私どもの事務所では、だいたい8月、9月に健康診断を行っています。やはり受けっぱなしはいけないということで、自身の健康を見つめなおしていただくことを目的にして、集合研修を全員で行います。いつも言われるのは、適量飲酒、禁煙ということですよね。私自身は、30歳代の前半で喫煙をやめました。もともと、お酒には弱くて、病気になる前は、周りに合わせて無理に飲んでいた時もありましたが、51歳で脳卒中になり、半身不随になり、酔って転んでしまうと非常に危険なので、ほぼ飲酒はしなくなりました。 当事務所の職員は、比較的お酒好きなスタッフが多いのかなと思います。社内旅行のバスの中で、飲まれたアルコール缶が30本以上。おおむね1人ビール3本程度ということですか!(まったく飲酒しない人もいますので)おおむね350ml1本に14グラムのアルコールが入っているので42グラムのアルコールを摂取していることになりますか。「節度ある適度な飲酒量」というのを調べると男性は20グラム程度が適量というのです。バスの中でも十分に飲みすぎですね。せっかくの社内旅行でうるさくは言いませんが、気を付けてもらいたいものです。 11月8日の伊勢への旅路ですが、土日前の金曜日というのは、出勤する車が多いのでしょうか、集合場所の「パレットピアおおの」まで、いつもより時間がかかりました。大野神戸インターは、目と鼻の先ということで、東海環状道で養老まで移動できました。大野神戸インターの周囲には、昨年西濃厚生病院がオープン、イビデンの工場が建設中で、その駐車場は車でいっぱいになっていました。本当に様変わりしてきたインター周囲です。交通混雑もひどくなり、道路も拡張されてますね。 養老インターの先の三重県方面は、まだ自動車道の開通がまだで、国道258号を通って桑名まで移動になります。早く東海環状道の全線開通で、三重と岐阜が自動車道で、結ばれてほしいものですね。2度の休憩ののち、神宮の内宮へ。約1時間程度の参拝の後で、おかげ横丁にある「すし久」で昼食。昼食前に、「赤福」2個に抹茶を、店内で食べましたが、やはりできたては違いますね。これが、「伊勢の名物」なのでしょう。非常に食べやすい餅に、甘さ控えめのあん。お土産の赤福とは全然違うことが実感できました。食事処のすし久さん、比較的、お値打ちな値段で、ボリューム感のあるお食事であったし、テーブルも余裕の広さで、窮屈さもなく、快適でした。「てこね寿司」が有名らしいですが、ネタの厚さと、飯にかかるたれの味がよく合っていたと思います。そして、地ビール、横丁サイダーと、伊勢の色を打ち出しているのがよかったと思いました。全体的に、平日とはいえ、大変なにぎわいがありました。さすが全国的に有名な観光地、それぞれのお店がどこも魅力的で、もっといろんな店で、買い物をしたいなあと思えました。財布のひもがゆるむ、「楽しめる参道」ですね。街並みも古い感じがよく出ています。 伊勢神宮からの帰路すぐに立ち寄ったVISONは、伊勢神宮おかげ横丁とは対照的に、新しい商業施設でした。建物が、シックな色合いで、統一感があっていいですね。食料品を中心に見ていましたが、約40分の滞在では、全部を見て回れません。ここも、特徴ある飲食店が多いようで、食べ歩きしてみたいところでした。温浴施設もあったようで、束の間の入浴を楽しんだスタッフもいたようでした。 食べて、飲んでのカロリーが多いから、たくさん歩いても体重は減りませんよね。11月は、たいへん運動しやすい季節ですね。今月は、1日平均5000歩は、歩きます。
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けやきパートナーズ、4年目の船出
11月1日は、当事務所にとっては1年のうちで最も重要な日といっても過言でない日です。 この日は、税理士法人の設立日であり、「けやきパートナーズ」と名称変更して再出発した日でもあります。税理士法人設立してからも、ちょうど20年経過という区切りにも到達しました。平成16年11月1日に、税理士法人いび会計センターとして、税理士法人となりましたが、それと同時に、事務所拠点を1ヶ所増やしました。それまでは、揖斐川町三輪に1拠点だけであったのが、本巣郡北方町との2拠点体制になりました。北方町の事務所は、2階建てではありますが、1階を貸店舗、2階を当事務所で使用しました。岐阜方面の顧問先を開拓しようという意思であったのですが、その意思が十分に職員に伝わらなかったこと、2拠点間での意思疎通の取りにくさもあって、2拠点の間で、「微妙な温度差」ができてしまったように感じました。あと、当事務所に入って3年目のさほど実績がない二世に対して、「支社長」という肩書を持たせて、北方の責任者とすることを職員の皆さんは、よく思わなかったこともあるでしょう。 拠点が、複数あっても、肝心なところは一緒でなければならないと思います。その一体性を回復するべく私が代表となったその5年後である平成21年11月に、どのような事務所づくりをするべきか検討していきました。人数の多い揖斐の本社を束ねていく必要があり、自身は北方に残れないということで、本社揖斐に戻ってきました。そこで、もう一度、揖斐に全従業員を集結させて、再度やり直そうと決めました。平成22年に人数が膨れ上がった現行人員を収容するために、増築工事を実施することにしました。増築工事によって、すべての職員が1階で執務することができるようになり、意思疎通が改善されました。 私が、代表になってから15年、現状の事務所の外観となって14年が過ぎました。私は、70歳になるまでには、代表のバトンを後進に譲りたいと思っています。今、56歳ということは、ちょうど折り返しを過ぎた時です。 外からは見えやすい建物の話ばかりしましたが、事務所内で話していることは、毎年自分が成長していると実感できるように仕事をやっていこうということです。会計事務所の仕事は、毎年のようにある決算申告を無難に乗り越えることと思っている人もいるかもしれませんが、私は、毎年のように少しづつ変化する顧問先のニーズに合わせて、きちんと我々は、勉強して、その時々にふさわしい助言をしていかなければならないと思います。我々は、中小企業の経営者の「永続的パートナー」なのですから。
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スポーツの秋、芸術の秋
政治の秋、うーん、泥臭いところが嫌ですね。衆議院選挙について、書きましたが、先行き不透明ですね。いろんな可能性を解説委員がしゃべるのですが、私としては興味はあるのです。しかし、党と党の腹の探り合いというところを、有権者が見るにうんざりするところですよね。 これに対して、スポーツ、芸術は、万人が楽しめる、心を豊かにできるものだと思います。 スポーツというと、この時期ですと、昔から関心があったプロ野球の日本一チームを決定する日本シリーズ。最高で7試合、先に4勝できたほうが日本一というシステムですから、プロチーム同士の最後の1席をめぐる戦いですので、非常に熱いものがありますね。これが終われば、野球のシーズンオフというので、野球ファンは大いに関心を持って観戦しますよね。今は、地上デジタル放送だけでなく、インターネットでも観戦できるとかで、時代が変わったものです。こういう大きな試合は、本当は現地で生観戦するのがいいのですが、チケット争奪戦が激しそうですね。大勢で集まってテレビ観戦で、盛り上がるのも楽しいですよね。平成の初期のころまでは、家族でテレビを囲んで観戦、友達同士でビデオ鑑賞、テレビ観戦ってよくやっていたのですが。今は、個で楽しむ時代かもしれません。時代の変化ということでしょう。とはいえ、今も昔もプロ野球日本シリーズは、秋の風物詩というのは間違いないでしょう。 もう一つ加わりそうなのが、メジャーリーグのワールドシリーズです。今年は、大谷選手、山本由伸選手の在籍するドジャースのワールドシリーズ進出で大いに盛り上がっていますね。日本よりもはるかにチーム数が多い中、さらに試合数も多いメジャーで勝ち上がった同士のファイナルに、日本人がそのチームの主力として2人も出場していることに誇らしさを感じざるを得ません。日米の時差で、試合の開催が、日本時間の午前中ということで、応援しにくいですが、お仕事を引退された方々などは、孫のような2人の若サムライの活躍に心躍らされることでしょう。大谷翔平選手の女性人気がすさまじいのか、私のお世話になっているリハビリ施設にあった「週刊女性」の表紙に、3回連続でしょうか、大谷翔平選手のユニフォーム姿が。ほんと、9月、10月のスポーツ界は大谷一色でした。 そして、今年は、岐阜県では「清流の国ぎふ文化祭2024」が行われています。地元揖斐川では、こども歌舞伎の特別公演が行われました。こども歌舞伎を応援したい私は、地元で開催されるこども歌舞伎は必ず見に行っていますが、5月と同じ演目ではありますが、今回は、舞台の大道具もフルに装備されて、舞台いっぱいに広がっての歌舞伎であり、会場の音響の良さも相まって、より本場に近いものに仕上がっていたように感じました。 先週の週末には、地元の恒例行事である「アートいびがわ」。美術、書道、写真などの展覧会が開催され、優秀作品は表彰されています。まさに芸術の秋。短歌、俳句などの文学作品の展示は、今まで見ていなかったのですが、見てみました。 ぐっと刺さった見事な作品が一つありました。いいですね、地元中学二年生の男子の作品です。 「夏の夜 虫がかなでる クラシック 期間限定 無料公演」 感性の豊かさ 言葉の用法が、本当に印象的ですね。虫の音、確かに古から、ほとんど同じように奏でられていたことでしょうね、クラシック 確かに現代の歌謡曲とは一線を画する純粋な音色であると思います。モーツアルト、ハイドン、バッハ?ヴィヴァルディ?虫の音色をヴァイオリンで表現していたような。虫の音色がクラシックと言い切っているのがいかにも歯切れよく、気持ちよい。あとの表現は、何やら商売上手なうたい文句ですね。「さあさ今がお買い得、タイムセールだよ!」とばかりに。そう、私たちは、「限定」に弱いのです。「芸術的」でもあり、「ユーモア」たっぷり。にやりと、笑わせていただきました。