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北陸新幹線延伸で敦賀まで開通のニュースに思う

喜ばしいニュースと言っていいのでしょう。石川県金沢市でとまっていた北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸されました。福井県の方々からすると、新幹線だけで東京まで行くことができて便利になったと思うのでしょうか。それに、東京からの観光客が呼び込めるから、これはいいチャンスと思うのでしょうか。「岐阜新聞」3月17日版は、この延伸をホームにあふれるほどの人々が熱烈に歓迎している写真を1面に掲載していました。

福井県というと、お隣の県ということで、岐阜の人も多少は関心をもって迎えていると思います。ただ、「新幹線」によって近くになったという気はしません。在来線の特急が縮小されてしまったからです。北陸の有名な温泉郷、金沢、福井などに行くのに使われていた特急しらさぎが、その手前である北陸新幹線の終着駅の敦賀どまりとなってしまうのです。その先は、北陸新幹線利用であると。指定席特急料金の割高なこと。3290円ですよ、大垣から福井までが。所要時間1時間40分程度です。乗り換えがあるというのもマイナス要素でもあります。

地方の新幹線となると、既存の在来線が思い切りカットされてしまうというのが、残念なところですね。鉄道会社に言わせれば、高い料金を払ってもらえる東京からの観光客を輸送するのが、効率が良いということでしょうか。

東海地方から北陸への旅というと「しらさぎ」が定番であったのが、鉄道利用は少なくなるのではないかというように予想しますね。名古屋駅から数多くの高速バス路線が出ていますが、そちらを利用する人が多くなるのではないでしょうか。安くて、乗り換えも不要で、乗り降りもしやすいバスは利便性高いです。

ビジネスマンの出張では、鉄道だと思いますが、そもそも東海地方だと車で移動する人が多いですから、鉄道をやめて、会社の車で行くことにするというケースも増えるかもしれませんね。

そうすると、昨年揖斐川町と福井県の県境に開通した冠山峠道路が活躍することになるのではないでしょうか。さすがに定期バスは難しいとは思いますけれど。

私は、早く「リニア中央新幹線」を開通させていただきたいと思っています。名古屋から品川が1時間切るなんてすごいことじゃないですか!あっという間に東京という時代が早く来てくれることに期待しています。