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脳出血入院から4年が経過して思うこと

私が脳出血で入院したのが、2019年9月9日。早くも4年経過しました。そのほとんどの期間は、コロナによる自粛ばかりの日々でしたので、イベントも少なく、身体を動かすことも少なかったのですが、コロナによる様々な規制も取り払われて、自由になりましたので、イベントもいつも通りになってきましたね。自分にとっては、コロナのおかげで、身体に無理をさせることなく済んでよかったのではないかと思えます。入院当初は、立ち上がることもできず、左腕も全く使えない状態でした、リハビリでかなり回復して車いすから解放されて、杖からも解き放たれてとそこまで来たのですが。今でも走るのはできない、パソコンは、右手一本打ちであり、皿を左で持ち運びができません。そんな身体になりますと、今まで引き受けてきたお役についてお断りさせていただいても、何も言われることがありませんし、天から「無理しすぎだぞ、少し休みなさい」というお告げだったととらえることじゃないかと思います。この4年、最中で「悔しい」と思うことをいくつか経験しました。でも、その悔しさもかなり和らいできたような。当初、全く運転を許さなかった妻が、最近はそれなりに許してくれるようになったり、数多く出かけるようになったからでしょう。外出先で、階段の多さというのは気になるのですが、以前と比べようもないくらい慎重に階段を踏みしめて上り下りをしています。周囲からは、できる範囲で動いてもらえばいいからという感じに思われているでしょう。書面仕事などは、手伝いを頼むことが多くなりました。できれば一人でやりたいという考えで今までやってきたのを、根本的に考え直す必要に迫られました。今まで時間に追われてやってきた仕事をもう少しゆっくり時間にゆとりを持たせてするようにしました。折しも働き方改革と言われている時代ですので、そういうこともありなのではないかと思えました。

先日9月8日、定期的に受診している脳のMRI検査を受診しました。「特段の異常事項もなく推移しているので、安心していいよ」と主治医に言われて胸をなでおろしました。それにしても、岐阜大学病院は、毎年のように変化がありますね。全くとどまるところ知らないという感じです。MRIは、皆さん受診していない人も多かろうと思いますが、検査台に寝ころんで身体を固定されて、しかも頭上を覆われるので非常に閉塞感のあるのです。しかも、非常に騒々しい音が発生するため、大変不快なのです。その騒々しい音が低減されると一番いのですが、そこはヘッドフォンでの遮音効果の向上を期待したいですね。あるいは耳栓をしても構わなかったのでしょうか。閉塞感を緩和するために、今年からは気持ちをほぐすようなアニメーションがあおむけで観られるようになっていました。よりリラックスしやすいように変わっていますね。受付システムも変わっていますね。当たり前のようにキャッシュレスで決済できます。ちょっとアナログなのは、駐車場でしょうか。100円徴収する程度ならば、無料でもいいのではないでしょうか?欲を言えばきりがないのですが、前よりは使いやすくバージョンアップしていると思います。何よりきれいなのがいいですね。「清潔」だというのは、医療機関の評判では大事なことだと思わされました。毎年1回の診察、どうしますか?と主治医に聞かれましたが、あと1年でちょうど5年という区切りにもなるので、「来年はお願いします」と答えました。先生も、さほど私と年齢は変わりません。「お互いに元気でまた来年」が合言葉になっています。