ナゴヤドーム改めバンテリンドームナゴヤに久しぶりに7月8日に行きました。息子が少年野球チームに入っているときに団体で行きましたが、実に10年以上は経っているのではないでしょうか。ホームチームであるドラゴンズがあまりに弱いので行く気にもならなかったし、コロナで規制もあったということもあり足が遠のいているのもありました。
コロナによる応援規制もなくなり、不断の応援風景も戻ってきたということで、出かけてみましたが、いつの間にやら、球場での野球観戦もバージョンアップしたなあという印象です。そしてドラゴンズもファンサービスをようやく意識し始めたのかなあという印象を持ちました。コロナ禍で、いろいろと考えてこられたのでしょうか、この雰囲気ならば、また来てみたいと思わせるドームに変身していたなあと思わせてくれました。
まず、大型液晶ビジョンの迫力が圧倒的になったこと。左右の幅がなんと106mなのですね。それを全部使って魅せてくれる迫力のある画像と、音声には圧倒される思いがしました。すでに、新型ビジョンになってから7年も経過するようですね。以前は出場選手の名前と顔、プロフィールを後から家に帰って名鑑で調べるということを頻繁にやっていたのですが、それがまるっきり不要になるくらいに各選手の情報が、詳しく画面に表示されるのです。選手の出身校、生年月日、身長体重、今シーズンの打撃成績、投手成績は、対戦チームに対する打率、対戦投手に対する打率までもが表示されるのです。当然のように、今日の打撃成績が「打席ごとに」表示されている。プロ野球は、データを見ながら楽しむという要素も大いにあるので、その楽しみを一気に膨らませてくれる仕様になりましたね。そして、ある選手の打席中に応援団が歌う応援歌の歌詞も大画面に掲載されているのですね。あまりに情報が多いので、目をいろんなところに動かすのも忙しいことではありますが、プロ野球をより楽しめるようになったと思いました。
もうすでに何年も経っているのかもしれませんが、以前はホームチーム側のラッキーセブン攻撃前の球団応援歌の演奏があるのみであったところ、ビジター側ファンに配慮してでしょうか、ビジター側の応援歌も場内に流されるようになりました。もちろん、ホーム側をひいきにした演出はやっても構わないと思うのですが、以前よりもビジター側ファンにもより楽しんでもらいたいという主催者側の気持ちが伝わってきていいなあと思えます。
そして、球場での楽しみ、やはりホームチーム側であるドラゴンズ選手の活躍ですが、この日は、打線がつながりましたね。ベテラン大島、ビシエドの打棒の素晴らしさもありました。投げては、先発メヒア投手が粘り強い投球で来日初勝利をあげてくれました。抑えのマルティネス投手の剛速球は、これぞまさしくプロというものであり、久々の観戦を十分満足あるものにしてくれました。かなり若手へとオーダーを切り替えている新生ドラゴンズも楽しみですが、やはり勝ち進むにはベテランの力も借りないときついと思わされた一戦でした。先着でファンサービスに配られた「青のPITTA MASK」もまた感染記念の品になっていいものだと思います。
野球場で、野球以外の楽しみというと、球場での飲食ですね。野球状でいただく弁当など美味しくないだろうと期待していなかったのですが、期待を大きく裏切る素晴らしさに納得でした。「ボリューム感」「品数」「味の良さ」「見栄え」など、どれをとっても満足しました。満塁ホームラン弁当という名称でしたが、まさにその名の通り、大量に満足を生む弁当であったと思います。そのあと、売り子さんより買ったアイスコーヒーも本格的ないい香りのするコーヒーでした。
この日、満員御礼が出たドーム、多くが満足そうに帰路についたように思えました。ネットではたたかれ放題の立浪ドラゴンズ!あれほどの大観衆がバンテリンドームに入れば大丈夫だと思います!ドラゴンズで一番数多くのヒットを放った名選手、立浪さんをそんなに早くやめさせないでほしいです!新たにドラゴンズが生まれ変わってきているそんな時代だと思います。もうしばらくファンは待ってあげましょうよ!