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当事務所の取り組み 「健康経営」

この5年程度でよく言われるようになったのが、「ワークライフバランス」というキーワードですね。それとともに「健康経営」という言葉もいたるところで聞くようになりました。以前は、当たり前のように行われてきていた「サービス残業」、「長時間労働」の是正ですね。

私が「健康経営」を強く意識し始めたのが、職員が次から次に心身の不調を訴えて数か月の休業を取らざるを得なくなったことでした。私も人のことは言えません。3年半前に「脳出血」により4ヶ月も仕事から離れて療養せざるを得なくなりました。さらには、その後遺症で、左半身が不自由な常況となってしまってしいます。私の罹患以前では、職員が「うつ」にかかり、数か月後に退職していきました。私の職場復帰後、約1年経った頃に、別の職員がまた「うつ」を訴えて1ヶ月休んだのち退職していきました。そして、そのあと2年間でも心身の不調で2名の職員が長期の休暇を取る状態となってしまいました。そのたびに、お客様のフォローを行い、人員配置の見直しを行ったり、代替人員の確保をしたりしなければなりませんでした。お客様にとっても当事務所にとっても予期しないことであり、余計な時間がとられることになってしまいます。そのような余分な時間は極力なくすよう最大限の努力をしていかねばならないことを意識させられたことにあります。

1人当たりの就業時間を減らし、効率よく働いていただくこと、就業、職場生活が原因で心身の不調をきたすことがない職場づくり、ハラスメントをされない、させない職場づくりによって、当事務所に関る人がみな幸せになる環境整備をという観点から「健康経営」を捉えています。法定で義務付けされた「健康診断」、その後のフォローアップについても、職場側より強く働きかけを行うことが大切だと思います。職員の人間関係が円滑にいくための施策も欠かせないことです。さらには、自らの身体に関心をもってもらい、身体をケアする習慣をつけてもらえるような動機付け、イベント開催も有効なことであり、昨年は「健康づくり講座」を外部講師を迎えて開催しました。職員が楽しくやりがいをもって仕事に取り組んでもらえる環境づくりをしていくことこそが、経営者の使命と感じて、現在取り組みを強化しています。そして、その証として公的機関に宣言を行い、認定をいただいています。

新年度お迎えるにあたり、今一度職場に何かストレス要因がないかどうかを再確認し、「能率よく、効率よく」仕事し、お客様の喜ぶ仕事ができる職場となっているかどうかチェックなさってはいかがでしょうか。