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夏の音を楽しむ(2)

灼熱の夏をむかえております。中で働く私どももきついのに、外で働かれている方々のご苦労を考えると、もう少し何とかこの暑さはならないのかと思います。

さて、そんな暑さをより暑く感じさせる音です。「せみ」の音ですよね。アブラゼミのやかましくじーじーという音、さらに暑さが増します。このセミも暑すぎると活動をやめてしまうのでしょうか。あまりに暑いときには、聞かれなくなりますね。小さな蚊の音も夏の音ですけれど、このところの猛暑で、蚊も参ってしまっているのでしょうか、聞かれなくなってしまいました。どちらかといえば、初秋、初夏の音に変わりつつありますね。

熱いものを観て、あるいは食べて暑さを吹き飛ばそうということも昔から行われていました。キャンプファイヤーは、夏の催しです。その材木が燃えてパチパチと音を立てますね。暑いときに激辛の食べ物を食べてということで、暑いときのカレーもよく似合うものですね。

昔は見たのに、見なくなったものとすると涼を感じさせる音である「風鈴」です。涼しいひとときをもたらしてくれるとても心地いい音色です。「水琴窟」に耳を当てて、中から聞こえてくる音を味わって涼しさを感じるのも良いですね。そして、扇風機の羽根の回転によってもたらされる音、うちわや扇子をあおぐ音なども夏にある、よく聞かれた音だったと思うのですが、今となっては「エアコン」から噴出される風の音に変化しつつあるようです。「風鈴」の音もでないくらい自然の風が発生しなくなったのでしょうか。風鈴なども遠くなりつつある昭和の思い出のようなものでしょうか。かくいう我が家にも風鈴はありません。