企業ロゴ

50周年行事「50周年の集い」を実施

50年続いてきたひとつの足跡を「記す」催しは、開きたいものだとずっと考えていました。

特にお客様、関係者の招待は行わず、完全に社内行事として、令和4年6月3日に50周年記念行事を開催しました。

「コロナ禍」「スタッフの思い」「私の体」のことなど様々な点から考えたら、今回のやり方はベストだったのではないかなあと思いました。

公的組織である税理士会の支部の50周年をまねてという発想は違ったのかもしれないなあと。一昔前の華やかな時代とは違いますし。

 

今回の行事は、創業者の創業当時の思い、事務所の歴史を写真を交えて語ってもらうことにより、「創業の原点」「事務所のあゆみ」をスタッフに知っていただき、

事務所の歴史を胸に刻んでいただきながら、次の50年を迎える「節目の」行事としていく位置づけとしました。

事務所の発展を考えると、目につくのは、まずは「事務所」の大きさなのではないでしょうか。

この事務所の歴史で、最も大きく変わったというのが目に見えるのは、揖斐川町の中心商店街の中にあった小さな事務所を現在地へと新築移転した時ではないかと思います。昭和47年2月に自宅の1階の小さなスペースで開業した国枝隆税理士事務所から私たち現在の「けやきパートナーズ」の歴史は始まります。そこから移転を決めるまで7年程度。まだ父は40歳前後。動き回るエネルギーに満ち溢れていたのでしょう。昭和55年に新事務所が建設され、移転しました。当時白亜のモダンな鉄筋コンクリート造りの一部3階建て建物は、周囲からは大変よく目につくもので、小学生だった私は大変誇らしく思ったものです。

その現在の事務所の位置は、新しい揖斐川町役場と同じ通りに存在し、近郊には、揖斐川町商工会、県総合庁舎、ハローワーク、警察署、地域交流センターはなもも、町立図書館、保健センター、建設防災センターなど公共機関が多く存在する町の中心地域として揖斐川町では最も「利便性の高い地域の一つ」であり、前の町長の話によれば、「計画的に住宅を誘導する地域」と位置付けている地域へと変貌していきました。さらに、近年では町の買い物の中心地もわが事務所の西側地域へと移転してきました。人口減に悩む揖斐川町の中では、比較的人の動きがある活力を感じる地域ではないかと思えます。昭和55年事務所移転した時は4人でやっていた事務所が、その昭和から平成になった15年後には15名近くの事務所へと成長しました。

私が事務所に入ってから20年。事務所の拡大成長速度は、世間と同じように鈍くなってきています。ところが、事務所のスタッフの写真を見ると、私の入社時にいたのは、創業者と私を含めて5人。陣容は大きく変化したのだとこの日のイベントでは感じてもらえたのではないでしょうか。技術、伝統の「伝承」も事務所の大きな課題であります。

創業者の話の次に、私は「時代の潮流、技術革新」「税理士業務の変化」「代表として取り組んだこと」の3本柱で話をし、これから発展していくための課題をあげました。

まずは、根本に立ち返り、「顧客目線の事務所運営」。まさしくお客様の永続的なパートナーとして存続できるように私どもけやきパートナーズは成長していかねばならないと再度気持ちを引き締めたイベントになりました。

今回は、谷汲の100年続く老舗企業さんで祝賀式典と懇親会を開催しました。

2年前新卒で入ったスタッフが初めて経験、参加する全社での酒が入った懇親会ということで、楽しんでもらえたことでしょう。

コロナの影響で一度延期した記念行事が、無事6月3日開催出来て、感謝でした。さらに、コロナおさまって、平穏で活気ある生活が戻ってくることを祈念します。