ようやく寒い日が増えてきたところです。今年は、遅くまで暑い日が続いたことで、紅葉も若干鮮やかさが薄れているように思われますし、色づいてくるのも遅かったように思えます。「暑いか、寒いかの二分された気候になってきましたね」というような会話を交わすくらい、ちょうど良いくらいの気温の時期が非常に短いように感じます。そのちょうどよい気候の時期というのは、11月なのではないでしょうか。
そんな11月には、多くのイベントがあります。揖斐川町であれば、いびがわマラソンという町をあげてのビッグイベントがあります。ややひんやりとしてくる季節はちょうどスポーツにも似合う時でありましょう。35年続くわが街の伝統ある行事、残念ながら私はランナーとして参加したことがありません。しかし、妻と息子たちは、このハーフマラソンコースを制限時間内で完走しています。私は、高校の時には、大垣東高校で20キロ以上の山道を走るというイベント(今はありません)で、2時間程度で走り切っていましたので、マラソンについては、不得意ではありませんでした。ただし、成人になってからは、走らなくなりましたから、きっちりと練習してマラソンに挑まないといけません。そこまでやりたい気が湧かなかったのです。
ただ、町全体で、参加してくれるランナーを応援しようという雰囲気はいいなあと思っています。フルマラソンがあるときは、もっと長い時間にわたり応援していたのですが、ハーフになると応援時間が短くなり負担が減りました。より集中して応援できるのはいいなあと思います。今回は、金メダリストの高橋尚子さんを間近で見ることができて良かったです。なんか急に大きな集団がいるではないかと思ってみていると、その真ん中に高橋尚子さんが。やっぱり、髙橋さんと一緒に走れるというのは、大いに思い出になりますからね。ゴールまで、走られて再び戻ってこられて、後方から走ってこられるランナーたちをタッチして励まされる高橋さんの姿を観られてうれしかったものです。金メダリストのスマイルは、素晴らしいですね。
ランナーからの笑顔も、声援をおくる観客にとっては、うれしいものです。真剣に走っていて、笑っている場合ではないというような走りの方もいます。もちろん、それも良しでしょう。しかし、声援に応えて、手を振ってこたえてくれたり、「ありがとう」っていうランナーもいたりして、こちらも応援していてよかった、応援し甲斐があると思えます。
とにかく、スタート地点も、ゴール地点も当事務所からは歩いて5分程度なのです。そんな位置にあるから、毎年応援するのは義務かもしれません。私の事務所は、スタート地点から500m程度、「長丁場いってらっしゃい」という場所です。そんな場所にある事務所の玄関前に立って、ランナーを応援していますが、ランナーは5000名近くもいて、知人を容易に見つけ出すことができません。県議会議員の国枝慎太郎さんは、私を見つけてくれたのか手をふってくれましたので、分かったのです。お隣の池田町長の竹中誉町長は、背が高いので目立ちます。事務所の近くを走ってくれたので、見つけられましたので、「誉さん、がんばって」と声を掛けました。事務所の前で、約5000人が通り過ぎていくのを見終えてから、少し時間が経ってから、ゴール手前の地点に立ち応援していたところに高橋尚子さんが現れたのです。
ゴール地点の役場駐車場には今回は、立ち寄りませんでした。歩いて5分程度の農協前では、いびがわの物産展が開催されています。いびがわ名物については、私にとっては、珍しいものはないのですが、地元のお客様、知り合いも出店されています。そこで、声をかけつつ、商品を買って、町の活性化の一助になれたら良いという気持ちです。
再びフルマラソンも戻ってくるとよりいいかもしれません。いびがわマラソンの参加者は、全国津々浦々から来られるようです。きっとフルマラソンがあれば、より全国からランナーが集まってくれることでしょう。遠方より参加いただいたランナーさん、応援される方々に感謝しつつ、それが町のPRとなるまたとない機会であるという自覚を持って、このイベントを盛り上げていきたいものです。