私の仕事場は、自宅とほとんど距離がないので、徒歩で通勤していますが、時に税理士会の行事等で、名古屋に行く場合や、大阪や東京に研修に行くときには、駅の近郊に車を駐車して出かけることも時にはあります。
揖斐川町から岐阜駅へという時には、平日の朝9時過ぎころまでが交通量が多くて時間がかかります。そして、そのあとになると、道路事情は改善して、所要時間は短くなりますが、今度は空いている駐車場を見つけるのが難しくなります。使いやすい(駅からのアクセスがよく、比較的安価で、駐車スペースが広め)という場所を見つけようとすると、車で駅周辺をまわることになってしまいます。一時貸の駐車場は、平日はまだ空いていて、入りやすいのです。ところが、土日になるとさらに車が増えていて、空いているスペースを探すことが多くなってしまいます。
このように、駐車場を探して、周辺を動き回る経験はよくありますか?以前は、岐阜羽島駅周辺でやりました。北口の駐車場がどこも満車で、南口にまわって見つけました。
今回、金沢まで行くのに、米原駅から電車に乗ろうとしたのですが、ここでもまた、どこも空いておらず右往左往することになりました。岐阜方面から近い東口が新たにできて便利になったのはいいのですが、東口に近いところは、どこも満車状態でした。仕方ないと、跨線橋を渡って西側に行くも、駅から近いところは満車。もういい加減に駐車しないと、あらかじめ買っておいた時刻の列車に乗れないぞと焦り、スーパーの駐車場も兼ねている時間貸駐車場にとめることにしました。パット見て24時間まで「700円」に見えたからです。そのときは、いやに空いているのは不自然だなと思いました。
そして、帰ってきて、料金を支払う際に驚きました。「2100円」でした。え!700円じゃないの?と思ってよくよく見ると、平日700円、そしてそれよりもずっと目立たない文字で土日祝日3000円上限だったかな?と書いてあるのです。急いでいたら、間違えて駐車してしまいますよ。帰ってきたら、そのスーパーで何か買おうと思っていたのですが、買う気が失せてしまいました。不都合な料金設定だから大きく書けないのでしょうか。そのような誠実さに欠けた表示方法は、商売のやり方として、使う側の立場に立っていませんね。「消費税抜、消費税込」を併せて価格表記するのはよくやられていますが、消費税抜価格があまりに目立って、税込価格が目立たないというのが多いように思います。このやり方も、消費者を欺いていると思えます。
販売する立場の人は、「買う人の身になって考える必要性」があることを認識していかなければ、と思わされた出来事でした。