昨年の秋に藍綬褒章を受けられた名古屋税理士会会長の尾崎氏の叙勲受賞記念の祝賀会に出席させていただきました。
私は、今のところ何ら税理士会の役職に就任していませんので、同業の方からは何故、国枝が会長から招待されたのか疑問の声が上がるかもしれません。尾崎さんが、歴代の名古屋税理士会の会長の中で一番年が近いということもありますし、近くで同じ方向に向けて税理士会の職務をやってきたという間柄もあって、親しみを感じる会長です。平成27年からの2年にわたり、税務支援対策部長であった尾崎さんを副部長として支えてきたのです。ですから、尾崎さんの受賞のほんのわずかではあるかもしれないですが、貢献させていただいているのではないかと。胸を張って参加しました。
席次表を見ると、うわーっというくらいのテーブル数に人数。想像をはるかに上回る人数で、300人は超えていました。同じ大垣支部の現支部長、歴代の支部長、現役他支部の支部長、現役名古屋税理士会役員、そして、税法学者である田中治先生、中里実先生まで。会場の名古屋東急ホテルの宴会場がいっぱいになっていました。
同じテーブルの近くの席には、税務支援対策部副部長であった時代に苦労をともにしてきた部員の皆さんがいて、懐かしい顔ぶれでした。私が入院した51歳近くを迎える会員もいたので、私のようにならぬようにという思いを込めて、私の現状や病院に入院する直前の話をお聞かせしました。今のところ、左腕左脚に不自由があるだけで、税理士としての正常な判断力はあり、元気に仕事はできているということに、安どいただけたのではないでしょうか。
受賞の記念式では、歴代の名古屋会会長がスピーチに立たれて、懐かしさを感じました。西村氏、小川氏ともに髪の色が変わられたとかはあったものの、年齢の割に若々しく話され、こうありたいなあと感じました。
尾崎氏は、この褒章は、名古屋会会員を代表して受けたものであるから、その受賞の喜びをを税理士会会員皆さんで共有したいという旨をスピーチされました。尾崎氏は、税理士業務の国際化に力を発揮されたという税理士会連合会の元会長神津氏のスピーチがありました。ドイツのミュンヘン税理士会との蜜月関係をさらに発展させ、日税連公開研究討論会でミュンヘン税理士会役員をご招待したということから、きっと会長の意向であるだろうと思っていたところ、その他の国とも、交流を深めてこられたのですね。
名古屋東急ホテルは、尾崎氏の事務所のおひざ元というだけでなく、尾崎氏の思い出の場所でもあるということでした。昭和62年10月10日にご結婚披露宴を挙げられた場所であると。この祝賀会に出されたメニューと同じ料理が披露宴で出されたということでした。そんな受賞者の思い出の場所で、多くの会員と受賞をお祝いできるのは大変うれしく思わされました。
確定申告の季節になりましたね。税理士と顧問契約をするほどでもないけれど、確定申告書を作成するのに知識がないので、所得税の確定申告ができないという納税者の方々の税務相談を税理士も税務署とともに行っています。その税理士による無料税務相談の企画運営を行うのが、「税務支援対策部」です。そう、国際センターにて外国人の税務相談を通訳とともにやらせていただいたのですが、その運営の一端を担わさせていただいたのも、思い出として残っています。あれから8年も経つんですね。時が経つのは早いものです。