「今年の漢字」、昨年が金で今年は、「戦」であったということでしたね。
毎年12月になれば、その年を振り返ってという新聞記事が目についてきますが、世相的には「戦」というのはわからないではありません。まずは、実際に火花散る戦いが繰り広げられているウクライナの状況。さらに資源高によって物価高が引き起こされて庶民の生活が脅かされ生活を防衛するための「戦」が。さらに日本の金利安、米国の金利高を原因とする極端な「円安」の進行に伴う食料品など原材料輸入品の高騰による物価高が追い打ちをかけました。そして、北朝鮮は、何度も飛翔体を打ち上げて威嚇しまさに「戦」を起こしかねない勢いです。それに対して、日本も「防衛力」という「戦」の能力向上に向けての準備を着々と進めています。そこにどんな財源が充てられるかを検討しているという報道もあります。「増税」というと、いっせいにマスコミがたたくというイメージもあります。実際、増税されて喜ぶ人がどれほどいるのかでしょう、ほぼ存在しないのでしょうね。増税との「戦」も待ち受けているのかという師走の日本ですね。私どもの業界でも「インボイス」「電子帳簿法改正」への対応という「戦」?が待ち構えています。
さて、私の今年の漢字は、「就」を選択します。長男が大学を卒業して「就職」しました。人並みの進路であり、親として安どの気持ちが大きいです。ようやく肩に負う荷物も減ったような気持ちになるものです。長男が就職してはやくも最初の正月を迎えますが、いきいきと職場生活を送っているように思えありがたく思います。同じく「税務会計」に関する仕事をしていますので、私の経験をよく長男には話せることがありますし、よく質問してきます。私にとっては、父として、しっかりと仕事に向き合っているということを見せるチャンスでもありますよね。大学時代に父と「税制改革」について議論したことを思い出します。内容はかなり違うし、時代も違いますが、やっていることは、世代を超えて同じなのであるなあと感じています。
スポーツは、「戦」いながら、それぞれの技量が向上していくケースもあると思います。私も、息子と議論を戦わせながら専門知識のブラッシュアップをはかっていかないといけないな、時代に応じて知識をアップデートしていこうと決意しています。