音楽に色があると言われることもあります。
クラシック音楽であるならば、フランス音楽、ロシア音楽については何か色を感じさせるものがあるように思います。
人それぞれ感性が違うと思うのですが、ロシア音楽には、なんとなく「暖炉」や「氷」「冷」をイメージさせるような音を持っているように感じるのです。
フランス音楽は、その逆かもしれません。水辺、海を感じさせるものがあります。とりわけドビュッシーの作った作品はそのように思えます。
季節によって聴きたい音楽ってありますよね。
この季節だと、ドビュッシーの「交響詩海」「牧神の午後への前奏曲」、そしてラヴェルの「ダフニスとクロエ」は、涼感をもたらしてくれる音楽と思えます。ロシアのコルサコフの作った「シェエラザード」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」でしょうか。いずれも管弦楽の名曲中の名曲ですので、お勧めできるクラシック名曲です。
もちろんピアノでも涼感をもたらしてくれる音楽も多いと思います。しかし、あまり詳しくないのです。若いころに数多く聴いてきたのが管弦楽曲でしたので。