けやきパートナーズとは
税理士法人いび会計センターは、創業50年を機に「けやきパートナーズ税理士法人」と名称変更いたしました。 けやきパートナーズは、揖斐川町に位置する地域密着の「税務」・「法務」・「労務」・「保険」サービス等を提供する「ワンストップ型」事務所です。
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コラム
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いび祭り 宴の後のわびしさ
いび祭りは、昼の青空の下で映える山車も美しいのですが、夜がふけてから始まる子ども歌舞伎千秋楽を観てから帰途につく各山車の様子と、三輪神社からどんどん山車が曳きだされていって、人がいなくなっていく様もまた趣深いものがあるなあと思わされます。 夜は、山車に提灯がとりつけられて、その提灯に火がともり(実際の火ではなく電灯ですけれど)、幻想的な雰囲気になります。その中で、子ども歌舞伎が演じられるのです。三輪神社で行われる最後の歌舞伎ということですから、自分が小学校6年生で出演した時は、すごく張り切っていた、高揚感があったという思いがあります。これについては、人それぞれでしょうか、観客のいるところが暗いので、表情が気にならないので、自分の演技に打ち込める良さがあるのです。昼ですと、観ている人の顔が視界に入ってくるのです。これが、あまりよくないように感じます。暗い夜の方が、声援する方も、実は声を出しやすかったりするものですよね。今年は、途中から三輪神社に行ったのですが、近年にない人の数でした。これだけ多くの人たちの声援を受けられながら演じられるっていいなと感じました。 祭りの思い出は、子どもの時の方が数多く残っていることでしょう。私は、ずっと舞台に出ている役でした。師匠が厳しかったのと、自分が不器用なのとあって、つらくて泣いたことも随分あったと思います。あとから、その師匠から「君に対しては、とても厳しく接してきたが、君が喉も張り裂けんばかりに頑張っている姿を見て、感動して涙が出てきた」と手紙をいただいたことが思い出されます。 子ども歌舞伎が終演となると、5つの山車は、それぞれの町の山車倉へと帰っていく用意をします。電源が、各山車に載せられたバッテリーへと切り替えがなされて、先導の非常に高さのある竿提灯に火が灯されて、山車正面に配置される風景、実は人生で初でした。おおー、なかなかいいものであるなあと、感動させられます。そのあと、三輪神社より遠方の町内にある山車より、三輪神社から町内へと帰路に就くため曳き出されていきます。「下神町市車山(いちやま)」を先頭に、すこしづつ減っていく山車、曳き手。「帰り車山(かえりやま)」のお囃子にのせて、山車が最初は、三輪神社境内を前後に曳きながら、そして方向転換を行って、大きな車山が三輪神社を去っていきます。上新町龍宮車山(りゅうぐうやま)」、下町鳳凰車山(ほうおうやま)、中町住吉車山(すみよしやま)、上町高砂車山(たかさごやま)という順番は、私の子どもの時から全く変わっていません。伝統なのです。だんだんと車山がなくなっていって、ほとんど客もいない三輪神社が取り残される寂しい様子もまた、「わび」「さび」という日本らしい風情があって趣深くも感じるものです。ああ、いび祭りも無事に終わったなあとなるのは、まだ早いかもしれません。各町内にある倉に車山が収納されて終わったとなるのでしょう。 祭りの伝統を守り伝えていくという重要な責務を私たちは、担っていかねばなりませんね。様々な手を使って。
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「いび祭り」をいつもとは違う角度から見る
毎年5月4日、5日に開催される揖斐川町三輪神社の例大祭。5両の山車が三輪神社に曳き揃えられる様子は、大変美しいと思います。 特に、今年のように紺碧の空のもと、三輪神社境内に揃ったさまは、まさに「インスタ映え」する美しさです。5両の山車は、それぞれ名前がついており、少しづつその装飾は違うものの、基本的構造は、ほぼ同じように思います。舞台があって、その舞台上で歌舞伎が上演されるということ、その奥がお囃子の楽屋となっています。5年前までは、その楽屋の中で、私は、太鼓をたたいました。残念ながら、太鼓を両手でたたくことがかなわなくなってしまい、楽屋から退くことになってしまいました。しかし、別の町内の方々が替わってやっていただけているのを、耳で聴かせていただき、令和へと御代は移り変わっていっても、「祭りの音楽」が承継されるよう頑張っていただいていることに敬意を表したいと思います。 今年は、山車を持っている上町の区長さんより、山車曳きを手伝ってほしい、人を出してほしいとお願いされ、わずかの人数ながら協力させていただきました。手伝ってくれた人任せにもできないので、山車の移動に付き添って、ほぼ全行程を歩きました。上町は、三輪神社から一番近い町内であるため、さほど長いみちのりではありませんが、普段はまったく目にできない山車が街中を移動する様子を見に焼き付けることができました。実は、そのような体験は一度もしていませんでした。横幅も、高さもある大きな山車が方向転換のために向きを変える様子は豪快です。祭りっていろんな立場になって楽しむと愛着がわくものであるなあと思わされます。今年は、山車にフォーカスして、祭りを見物することにさせていただきました。これまでは、山車の上に乗って、この祭りに参加していたのですけれど。この祭りの「一支援者」というように立場を変えて見物 ですね。とはいえ、私の出身町である上町の山車を中心に見てしまうことになるのです。18歳まで住んできた上町ですので、年配の方々を中心に知っている人が多いもので。 以前は、上町に住んでいたが、他の町に住む人も多いのですね。祭りによって、昔を懐かしく思い出す、久しぶりの出会いがある。コロナ禍が収束して、今年の祭りの人出は多かったように思います。とりわけ、5日の夜の多さには驚かされました。賑やかな祭りが戻ってきて、非常にうれしく思った「こどもの日」でした。
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起業される方へ「法人と個人事業とどっちがいいですか?」
さすがに、税理士のコラムとして、趣味的な話ばかりしすぎてきたかなと思いましたので、 専門的なお話をさせていただきたいと思います。 よくいただく質問として、「法人と個人事業とどっちがいいですか?」ということです。この春になると、起業を考える野心家が増えますね。それに対する答えを考えてみました。 こ原則としてまずは「個人事業」で始めるのがいいですと答えるようにしています。どうしても「法人」で事業をしなければならない特別な事情があるという場合を除いてです。事業としてまだ固まっていなのにもかかわらず、法人を設立して、数年ももたずに法人としての事業を停止することになったのをどれほど見てきたことか。法人設立のためにどれほどの手間と費用がかかるのでしょう。それだけのコストをかけて、「法人格」を取得するのにメリットがあるのかどうかをよく考慮いただきたいと思います。 法人組織として良いと思える企業体としての条件を考えてみましょう。一つ目に、事業が継続して行える体裁は整っているかです。利益が十分上げられる販売価格で売れるという確信があるでしょうか。組織体は、自身のマンパワーだけで成り立つものではないことを自覚しているでしょうか。商売する「システム構築」が十分にでき上っているか、考えてみてください。財産的基礎はまずは必須です。企業活動を行うに十分な資金がありますか?創業早々の資金不足にならないくらいの資金を調達しておくべきです。できるならば、創業間もない時には、「自己資金」で必要資金を賄うことが肝心です。いきなり、「借りれる」という甘い誘惑は断ち切りましょう。借入するときはよいのですが、きちんと返済できるような利益が出せますか?「借りたものは返す」、「約束通り」返済するという経営者としての当たり前が軽くクリアできることが大事だと思います。 何より法人を維持するコストは大きいです。最低72,000円の税金を払わないといけません。法人名義のクレジットカードは、一般的に割高です。法人の実印、銀行員を別途用意しなければなりません。印鑑証明書も個人のように手軽に取得することはできません。そして、法人向けの会計ソフトは個人向けよりも高くなります。社会保険が強制加入となります。そして、法人に対する法規制は厳しくなります。税務署に提出する書類の多さは、個人の比ではありません。ですから、法人の場合は、皆さん税理士を頼ることになります。そうなると、税理士報酬もかかってきますね。個人事業では、税理士にお世話にならなくても、法人でも税理士関与は必須であると思います。 上記見てきた通り、法人は、個人事業に比較して「金食い虫」なのは、間違いありません。したがって、会社とするのは、個人事業でやってきて、ある程度の営業基盤、財政基礎が固まってからで良いと私は思っています。 かといって、法人の大きな魅力もあるわけですから、「会社」設立をするのです。「会社」とするメリットがどこにあるのかについては、後日述べていきたいと思います。
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