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「ナビ」のない世界なんて

末っ子が、来年早々大学を受験し、おそらく大学に入学することでしょう。昭和生まれのおっさんと、平成生まれの息子とを比較するのは、愚かなことかもしれません。しかし、今の便利さに慣れてしまった平成っ子にも、昭和のころの不便さを知ってもらいたいものです。今の便利なことというと、「何でも検索」できることではないでしょうか。スマホはおろか、パソコンなどなかった学生時代を送った私たちの世代は、目的地に行くのにどうしていたかといえば、「地図、時刻表」を購入して、きちんと下調べをして目的地へ行っていました。大学時代に、様々な場所に行くのに、地図を頼りに行きました。そして、鉄道に乗るのには、「時刻表」を前もって調べてから出かけていきました。

ところが、たとえば自宅から受験会場までの経路を調べると、「所要時間」もさっと出てくるのですよね。公共交通機関で行くと○○分、自転車、車で行くと○○分、歩くと○○分と。それにほとんど狂いがないのですから、すごく便利な世になったなあと思います。初めての場所に行くにも、スマホに入っている地図を使えば、ほぼ迷わずにたどり着けるのです。

私の場合は、首都圏に住んでいた時に、よく引っ越しをしたものですが、公共交通機関の利便性を比較するのに、路線検索は、非常に役に立つものです。部屋探しの際に、正確に住所地を入れさえすれば、下見の際には、迷うことがないというのがよいのです。

「ナビ」がこんなに、身近になるというのは、30年前には予想だにできませんでした。スマホにしろ、ナビにしろ、人間の世界を画期的に便利にしてくれるものです。そのような利便性の高いツールが、存在する世の中で若い時を過ごせていたら人生は変わっていたかもなあと感じます。