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けやきパートナーズ、4年目の船出

11月1日は、当事務所にとっては1年のうちで最も重要な日といっても過言でない日です。

この日は、税理士法人の設立日であり、「けやきパートナーズ」と名称変更して再出発した日でもあります。税理士法人設立してからも、ちょうど20年経過という区切りにも到達しました。平成16年11月1日に、税理士法人いび会計センターとして、税理士法人となりましたが、それと同時に、事務所拠点を1ヶ所増やしました。それまでは、揖斐川町三輪に1拠点だけであったのが、本巣郡北方町との2拠点体制になりました。北方町の事務所は、2階建てではありますが、1階を貸店舗、2階を当事務所で使用しました。岐阜方面の顧問先を開拓しようという意思であったのですが、その意思が十分に職員に伝わらなかったこと、2拠点間での意思疎通の取りにくさもあって、2拠点の間で、「微妙な温度差」ができてしまったように感じました。あと、当事務所に入って3年目のさほど実績がない二世に対して、「支社長」という肩書を持たせて、北方の責任者とすることを職員の皆さんは、よく思わなかったこともあるでしょう。

拠点が、複数あっても、肝心なところは一緒でなければならないと思います。その一体性を回復するべく私が代表となったその5年後である平成21年11月に、どのような事務所づくりをするべきか検討していきました。人数の多い揖斐の本社を束ねていく必要があり、自身は北方に残れないということで、本社揖斐に戻ってきました。そこで、もう一度、揖斐に全従業員を集結させて、再度やり直そうと決めました。平成22年に人数が膨れ上がった現行人員を収容するために、増築工事を実施することにしました。増築工事によって、すべての職員が1階で執務することができるようになり、意思疎通が改善されました。

私が、代表になってから15年、現状の事務所の外観となって14年が過ぎました。私は、70歳になるまでには、代表のバトンを後進に譲りたいと思っています。今、56歳ということは、ちょうど折り返しを過ぎた時です。

外からは見えやすい建物の話ばかりしましたが、事務所内で話していることは、毎年自分が成長していると実感できるように仕事をやっていこうということです。会計事務所の仕事は、毎年のようにある決算申告を無難に乗り越えることと思っている人もいるかもしれませんが、私は、毎年のように少しづつ変化する顧問先のニーズに合わせて、きちんと我々は、勉強して、その時々にふさわしい助言をしていかなければならないと思います。我々は、中小企業の経営者の「永続的パートナー」なのですから。