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スポーツの秋、芸術の秋

政治の秋、うーん、泥臭いところが嫌ですね。衆議院選挙について、書きましたが、先行き不透明ですね。いろんな可能性を解説委員がしゃべるのですが、私としては興味はあるのです。しかし、党と党の腹の探り合いというところを、有権者が見るにうんざりするところですよね。

これに対して、スポーツ、芸術は、万人が楽しめる、心を豊かにできるものだと思います。

スポーツというと、この時期ですと、昔から関心があったプロ野球の日本一チームを決定する日本シリーズ。最高で7試合、先に4勝できたほうが日本一というシステムですから、プロチーム同士の最後の1席をめぐる戦いですので、非常に熱いものがありますね。これが終われば、野球のシーズンオフというので、野球ファンは大いに関心を持って観戦しますよね。今は、地上デジタル放送だけでなく、インターネットでも観戦できるとかで、時代が変わったものです。こういう大きな試合は、本当は現地で生観戦するのがいいのですが、チケット争奪戦が激しそうですね。大勢で集まってテレビ観戦で、盛り上がるのも楽しいですよね。平成の初期のころまでは、家族でテレビを囲んで観戦、友達同士でビデオ鑑賞、テレビ観戦ってよくやっていたのですが。今は、個で楽しむ時代かもしれません。時代の変化ということでしょう。とはいえ、今も昔もプロ野球日本シリーズは、秋の風物詩というのは間違いないでしょう。

もう一つ加わりそうなのが、メジャーリーグのワールドシリーズです。今年は、大谷選手、山本由伸選手の在籍するドジャースのワールドシリーズ進出で大いに盛り上がっていますね。日本よりもはるかにチーム数が多い中、さらに試合数も多いメジャーで勝ち上がった同士のファイナルに、日本人がそのチームの主力として2人も出場していることに誇らしさを感じざるを得ません。日米の時差で、試合の開催が、日本時間の午前中ということで、応援しにくいですが、お仕事を引退された方々などは、孫のような2人の若サムライの活躍に心躍らされることでしょう。大谷翔平選手の女性人気がすさまじいのか、私のお世話になっているリハビリ施設にあった「週刊女性」の表紙に、3回連続でしょうか、大谷翔平選手のユニフォーム姿が。ほんと、9月、10月のスポーツ界は大谷一色でした。

そして、今年は、岐阜県では「清流の国ぎふ文化祭2024」が行われています。地元揖斐川では、こども歌舞伎の特別公演が行われました。こども歌舞伎を応援したい私は、地元で開催されるこども歌舞伎は必ず見に行っていますが、5月と同じ演目ではありますが、今回は、舞台の大道具もフルに装備されて、舞台いっぱいに広がっての歌舞伎であり、会場の音響の良さも相まって、より本場に近いものに仕上がっていたように感じました。

先週の週末には、地元の恒例行事である「アートいびがわ」。美術、書道、写真などの展覧会が開催され、優秀作品は表彰されています。まさに芸術の秋。短歌、俳句などの文学作品の展示は、今まで見ていなかったのですが、見てみました。

ぐっと刺さった見事な作品が一つありました。いいですね、地元中学二年生の男子の作品です。

「夏の夜 虫がかなでる クラシック 期間限定 無料公演」

感性の豊かさ 言葉の用法が、本当に印象的ですね。虫の音、確かに古から、ほとんど同じように奏でられていたことでしょうね、クラシック 確かに現代の歌謡曲とは一線を画する純粋な音色であると思います。モーツアルト、ハイドン、バッハ?ヴィヴァルディ?虫の音色をヴァイオリンで表現していたような。虫の音色がクラシックと言い切っているのがいかにも歯切れよく、気持ちよい。あとの表現は、何やら商売上手なうたい文句ですね。「さあさ今がお買い得、タイムセールだよ!」とばかりに。そう、私たちは、「限定」に弱いのです。「芸術的」でもあり、「ユーモア」たっぷり。にやりと、笑わせていただきました。