企業ロゴ

久しぶりにクラシック音楽の話題を ブルックナーの生誕200年

今年は、息子の就活、受験というのがあるため、エンターテインメントで遠方に行くというのを控えています。

まあ、近頃の異常な暑さを考えると、さほど動き回りたくないというのが本音ではありましたが、ようやく朝晩は、秋の気配が感じられるようになりました。トンボが飛んでいるのをみかけたり、鈴虫の鳴き声がおおきくなったりと、お隣の芝生が茶色から青々とした色に変わったのも酷暑が終わったサインかもしれません。秋といえば、「芸術の秋」とも言われます。本当にオーケストラの演奏会に行きたいものです。先日「津軽三味線」の公演が大野町であるというので、チケットを購入したものの台風のせいで延期されてしまい、なんとその延期となった日は、大学共通テスト当日!ということで、払い戻しを受けることにします。コロナ時期は、公演中止というのがあったのですが、最近はあらかじめの中止、運転休止というのが多くなったものです。

そう、外での演奏会が叶わないので、ネットからの配信を楽しんでいます。ベルリン・フィル、世界最高峰の管弦楽団です。その演奏会を中心に配信する「デジタルコンサートホール」。高品質画像、高音質の配信であるので、本当によく使っていて重宝しています。ベルリン・フィルのシーズンは8月下旬からスタートなのです。欧米の新学期が9月ということに合わせてということでしょうか。今回は、ブルックナー生誕200年(1824年9月4日生まれ)を記念してブルックナーの交響曲第5番が演奏されました。ベルリン・フィルの名プレイヤーの美しい音に満足させられると同時に、音楽ホールや教会の空間の残響を意識したブルックナーの音響に対する感性をよくくみ取った指揮者ペトレンコ氏の推進力の強いタクトも素晴らしいと思いました。

このデジタルコンサートホール3年間継続してきましたが、さすがに今回は継続をキャンセルしようかなと思います。円安のせいで、1年間の視聴料が大きく値上がりしてしまったのです。以前は、2万円していなかったのに27,000円になってしまいました。毎月CD1枚程度の金額と言えば安いのかもしれませんが、強力な他の選択肢が登場したのです。「ステージプラス」というクラシック音楽配信サービスです。ドイツグラモフォン提供の音源、動画の配信サービスなのですが、これも面白い動画がいっぱいです。管弦楽中心のデジタルコンサートホールと違って、ピアノ奏者の生配信、オペラの配信も割合と多いのです。また、先日公開されたのが、東京サントリーホールで行われたジョン・ウイリアムズの映画音楽をサイトウキネンオーケストラが演奏するというものです。巨匠ジョン・ウイリアムズが指揮を生で見られた観衆の興奮が伝わってくるようでした。SF映画作品には、ジョンウイリアムズの音楽が欠かせないと思います。どれもこれも、美しいメロディだし、楽器の使い方もうまいのです。金管楽器の華やかさが私としては、好きですが、E.Tのフライングテーマなどは、中学時代に聞きなじみになったのですが、40年以上経ても全く色褪せません。老巨匠の生演奏がいつまで可能なのでしょう。再度日本に来られたら、是非ともジョンウイリアムズの指揮で生演奏を聞きたいものです。ドイツグラモフォン、ありがとうというしかありません。こちらのサービス年間2万円ジャストです。そう、辻井伸行さんの演奏会のライブ映像も見られます。本当にいい時代になったなあと感じますね。

もちろん、相当高い料金を支払って、生で辻井さん、サイトウキネン、ベルリン・フィルの演奏を現地で聴く喜びは、格別なものがあるのでしょう。