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猛暑の中、東京のオープンキャンパスへ(中央大学、明治大学編)

8月初旬と言うと、高校野球開幕と夏のオープンキャンパス、花火大会というイメージですが、皆さんはいかがでしょうか。

私の息子、高校三年生になり、受験まで半年程度になりました。ということで、親として「最後のオープンキャンパス」参加のため東京に行ってきました。

長男、二男とは、合計すると5大学行っているのですが、最後の子ということで、三男と行くのが一番回数が多いのです。関西の私大3大学、愛知の大学は3大学、その他地域の大学に3大学と見に行っています。そして、最近、友達の影響からか東京の大学も受験候補に入れようと息子が言ってきました。それならば、ということで、8月初旬のオープンキャンパスに行くことにしたのです。実際に、東京の大学を見にいかないと、自分に合っているかわからないと。確かに、そのとおりであると、付き添いました。

今回は、2日にわたって、4つの私立大学を見学してきました。以下、私の私見となりますので、ご理解ください。

まず、1日目の午前に、八王子の中央大学へ。私自身の出身校であるので、校舎の配置などはよくわかっています。在学中には、モノレールはなかったのですが、すっかり中央大学の景色に溶け込んでいるという印象になりましたね。久しぶりに降り立った多摩センター駅。モノレールの駅前に、店が連なっているところは、初めてみました。以前は、多摩センターからは、バスだったのですが、すっかりモノレールにシフトしましたね。もともと多摩センターからはさほど遠くない中央大学。3駅目で到着。あっという間ですね。駅自体に、大学の名前が冠されていて、すぐに大学の構内というのは良いのです。しかし、息子が志望する「商学部、経済学部」の大教室まで行くのが遠い。途中に、階段も数多くあります。大学敷地内を10分程度歩かないと到着しないのです。あまりの移動距離の長さに驚く息子。学部の説明を受けた大教室ですが、私の在学中となんか変わったのか?と言ったら、変化がなんと乏しいこと。大型のスクリーンは設置されたのですが、座り心地の悪い椅子は変わらず、かなり急こう配の階段教室で、バリアフリーには程遠い。学部の説明会を、立ち見が出ている状態で満員になってしまったからと定刻より早く始めるという無茶な運営ぶりで、どこかちぐはぐ感があったと思います。大きな学食と図書館は大学の目玉商品だと思うのですが、残念ながらできてから45年も経っているので、老朽化は否定できません。もうそろそろ、大リフォームした方が良いのではないでしょうか。都心部に新しくキャンパスを整備するために、八王子のキャンパスの施設整備は後回しということでしょうか。38年前にはじめて行った時に感動したきれいなキャンパスは、随分色あせてしまったなあという感想を持ちました。最近、大学の校舎を建て替えるということがよく行われているから、見劣りがするようになっていますし、「昭和」感があって、時代遅れであると思いました。

都心部から遠いから、あまり人気がないということだけではないと思います。人気が下落している理由がよく分かりました。今、自分が高校生で、中央大学に入学したくなるだろうか?それは、ないかな。

そのあと、再びモノレールに乗車して立川駅へ。久々の立川駅。ますます巨大化した多摩地区の中心駅というイメージでした。中央線を使って、都心部である御茶ノ水駅へ移動。明治大学駿河台キャンパスへ。御茶ノ水駅から歩いて5分ほど、途中に数多くある楽器店を見ながら、賑やかな通りを歩いていくとそびえたつ「リバティータワー」。息子は、その大きさに圧倒されていました。オープンキャンパスということではないので、参加者は少なめですが、学生さんが、とても明るく質問に答えてくれましたし、「学生トーク」に出演していた4人も、関西の大学よりもはるかにプレゼンがうまく、とても楽しそうに役を演じていたのが印象的でした。「明治愛」が強く感じられるイベントで、とて気持ちよく感じられました。校舎が、新しくなり、女子の比率も高くなって、以前よりも明るい雰囲気になり、学生さんも自信を持っているような印象を持ちました。

高校3年当時は、中央か明治かの選択で、中央を選択した私でしたが、今なら圧倒的に明治です。あらゆるところで、明治の評判が良いというのも納得できることだと感じました。東京駅から、新宿駅から乗り換えなしで到着できる利便性だけではない、「勢い」のようなものを明治大学には感じることができました。

実は、明治大学は、私の父の母校。父は、強烈に私に対して明治をプッシュしなかったのですが。現在の明治の地位には、内心微笑んでいるかもしれません。