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「北陸新幹線敦賀開通」によって不便になった金沢行き

先日、金沢まで日帰りで行ってきました。行きは、鉄道で、帰りは自家用車で。

なぜ帰路が自家用車なのか不思議に思われるかもしれません。

なぜ金沢か?息子が気に入った中古車が金沢の販売店にしかなかったからです。

なぜ金沢の業者から買うのか、全く理解できません。もう少し待ったら近くで帰るのでは?とも思いました。

「お金の振り込みはどうするの?」「信頼できる業者なの?」「わざわざ時間かけて、車を観に行くメリットってあるの?」

「メンテナンスもしてもらいにくいだろうし」といろいろ言っても、なかなか聞いてくれません。

車を観に行って引き取りするまで1か月以上も必要でした。何をやっているのでしょうね。本当、時間がもったいない。

そして、引き取りの際に「帰りの運転は1人では不安だから」と親がついていくことを求めました。

私としては、何でついていかなあかんの?という気分でしたが、妻がついていくと言い出したので、渋々?!付き添うことに。

行きは電車で、米原駅から乗車を選択。というのは、大垣からの乗り換えなしで金沢に行ける電車がなくなったから。

以前は、「特急しらさぎ」があったのですが、乗り換え検索すると出てくるのは、大垣から米原まで在来線の各駅停車を利用してという経路だけなのです。米原からわずかに30分程度特急しらさぎに乗って敦賀という経路なんです。なんと途中停車するのは、一駅長浜駅のみ。米原駅から同じ車両に乗ったのは、私たち3人だけ。午後2時近くという中途半端な時間帯だからでしょうか。ゆったりしていていいなあと思うものの、こんな状態では、廃止されてしまうのではないかと思わずにはおれません。うーん、もう電車で行く路線ではないということでしょうかね。敦賀までの途中長浜ではわずか1人乗っただけでした。

敦賀で、北陸新幹線への乗り換えについては、「不便だ、時間がかかる」と聞いていましたので、心の準備をしていましたところ、座席の前ポケットに「敦賀での乗り換え案内」が挟み込んであり、それを見ていると、さほど難しくはないと感じました。さて、乗り換えの敦賀駅。やたら、空きスペースが大きくて、空間が広く、伸びやかさのあるホーム、真新しいエスカレータ、通路に気持ちよさを感じましたが、お買い物できる場所が、コンビニみたいな売店しかないのがさびしい。普段、東京駅、新大阪駅、名古屋駅のにぎやかさを見慣れていると、とても物足りない気がします。

乗り換えに、平面移動も上下移動もあって、決して短距離の乗り換えではなかったですが、通路は広く歩きやすいので、決して時間がかかるとは思いませんでしたが、以前は乗り換えなく金沢に行けたことを考えると大きくマイナスでしょう。さらに、大阪方面からの特急の遅延に合わせて、新幹線を遅らせるということをするのですね。時間が読めないではないですか!東京から福井は良くなったけれど、大垣から全く良くない「北陸新幹線敦賀まで開通」を実感します。

帰りは、自家用車で移動。車ならば、乗り換えもいらないし、さほど時間もかわらないし、それじゃあ、「新幹線なんて乗らないな!北陸は、バスで行こう!」となりますね。もっとも西日本旅客鉄道さんにとっては、岐阜の乗客なんて重視する必要ないのでしょう。「しらさぎ」は、若いころの思い出の特急なので、存在感が薄くなるのは寂しい限りです。