ようやくコロナ禍による遠出自粛も終わりを迎えたのではないでしょうか。人の往来が激しくなったのは、経済的にはとても望ましいことであると思います。3月26日、27日と私用で埼玉に行ってきましたが、もうコロナも吹っ飛んだかのような新幹線の混み具合でした。その前に「異変」と思ったのが、岐阜羽島北口駅前の駐車場がどこも満車であることでした。確かに駅に着いたのが午前のやや遅い日曜午前10時30分頃であったということも影響しているかもしれません。しかし、これほど探しても駐車できる場所を見つけられなかったのは久しぶりだと思いました。結局は。南口の駐車場が穴場であるようで、難なく空いている駐車場は見つけることができました。揖斐から岐阜羽島駅の場合は、北口も南口も所要時間はほぼ変わらないので「南口」にさっと回ればよかったわけですね。覚えておきます。
そして、車を駐車して、2分程度歩いて、岐阜羽島駅の「みどりの窓口」へ。ここもいつもは行列などないのですが、数組が切符を求めて並んでいる状態でした。並んでいるだけならば良いのですが、当日すぐ次に発車の「ひかり号」の普通車指定席がすべて売り切れと告げられ、待つのは嫌なので、じゃ、仕方ない「グリーン席」にするかという気持ちに。一人で乗るなら自由席なのですが、妻と一緒でしたのでね、並び席が良いだろうということでです。5年ぶりくらいのグリーン席(ただし、その時はこだま号の)でした。
「グリーン席」、どこが普通席と違うのか。ご存じでない方に、やはり一番のメリットと感じられるのは、「シートの座り心地」です。2時間座っていてもお尻が痛くならない座り心地、シート幅もひじ掛け幅もワイドです。ボタンワンタッチでリクライニングもゆったり傾き、ゆっくり起きてくれます。「テーブルが2つ」付いています。片方のテーブルに本やスマホを載せて、もう片方に弁当を載せて食事することもできますね。幕の内弁当を車内で購入して、席で食べるときにに、その優雅さを体感できます。「電源コンセント」も各シートについています。客室乗務員から、「紙製のおしぼり」(厚さの有るとても質感の良いものです)もいただけます。座席ポケットには、JR東海の出している「雑誌2誌」wedge、ひとときがあって、自由に持って帰れるようです。そして、「通路がカーペット敷き」なのです。やはり、カーペットのおかげで、足音がパタパタしないのであわただしい感じがしません。静粛さがまるで違う感じはあります。そのグリーン車もいつもであるならば、「ガラガラ」であるように思いますが、今回は違いました。ほぼ満席でした。そして、日本人よりも他国からの観光客(とりわけアジア系)が多いのです。ここでも、もうコロナから抜けている外国人の感覚を見た思いがしました。
JR東海は、「自前でリニア中央新幹線を作ろうとしている」偉大な企業ではあるので、尊敬すべきではありますが、利用者の目線に立っていないんじゃない?とやや残念になる部分も存在します。未だに車内販売で、「クレジットカード使えない!」って、我が国を代表する路線、東海道新幹線なのにあり得ないのではないでしょうか。今時、外個人に紙幣、コインを出してもらうように要求するの?と感じ、本当に残念に思えます。カードというと使えるのが、これは我田引水でしょう、交通系電子マネーですよ!そのようなものを外国人旅行者に要求するのって、恥ずかしくないですか?JRさん。おもてなしに欠けているのではないでしょうか。せっかく、グリーン席での優雅な体験があっても、新幹線が時刻表通り正確に動いても、「え?いまどきクレジットカードが使えないなんて」って遅れているなと思われるのでは。せっかくおいしいサンドイッチ、アルコール、弁当売ってもですね。今、コンビニはどこでもクレジットカードで決済出来てしまうので、それに慣れていると不便と思いますよね。慣れれば、小銭でおつりを出しているのが手数だと思いますよ。