企業ロゴ

年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。新春を皆様いかがお過ごしでしょうか。新たな年が皆様にとってうさぎが跳ぶごとく飛躍となるようにお祈り申し上げております。本年もよろしくお願いいたします。

令和元年12月本格的には2年3月より始まった新型コロナ感染症よりすでに3年近くの時が経過しました。3年前の4月、コロナ陽性者の数は非常に少なくこれで「緊急事態宣言」ってなぜなのか?自分はコロナにかかる気がしないとずっと思っていました。今現在12月21日でも、私と同居家族はコロナ感染した経験がありません(予防接種で、息子が後遺症に悩まされた程度)。ところが、事務所では11月後半からコロナの影響で休暇をとるものが出始めて、それが続出して、いよいよコロナが身近になってきました年末でありました。それとともに、サッカーワールドカップで、日本が強豪欧州2か国に勝つという「ドーハの歓喜」を日本国民が共有するという機会に恵まれました。ワールドカップの会場を見ると、もうマスクをしている観客は目立ちません。これが、日本でもスタンダードとなることを願ってやみません。

師走に、11月に公開された新海誠監督作品の3年ぶりの新作「すすめの戸締り」を家族4人で鑑賞しましたが、非常に素晴らしい作品であると思います。相変わらず美しい作画に目を奪われますが、今回はとりわけその物語性も良かったと思います。最近の3つの作品に共通するのが、「災害」を通してつながる絆、愛ということではないでしょうか。それとともに、いずれも「東京の街」が舞台として登場します。言わずと知れた日本の首都でありますが、地方分権が叫ばれてもいっこうに東京に人口集中は歯止めがかかりません。それほど東京の魅力は大きいということでしょう。その東京の基礎を作ったのは、徳川家康と言われています。政治の中心地を京都から当時は、辺境の地であった場所に移し、その土地に都市基盤を築きました。江戸幕府が、250年を超える間、倒されなかったのは、家康の地盤固めが大きかったのではないかと思います。

令和5年の大河ドラマの主人公は、「徳川家康」。家康を演じる松本潤さんの容姿、演技も注目かもしれません。しかし経営者であれば、「家康」の決断、生き方、考え方も学ぶところも多いと思います。なぜ家康が、戦国時代最後の勝利者になりえたのかを考えつつ観ることをお勧めします。おそらく、経営のヒントにもなることでしょう。

経営者は、「生き方」を学ぶとともに、たびたび申し上げているように「時代の潮流」=トレンドを読む力を養い、それに適応していくことが望まれます。そのためには、「観察力」も重要なことではないでしょうか。自分の観察力では十分とは言い切れないでしょう。であれば、他人の力を借りる、他の経営者と交流する、また従業員の意見に耳を傾けるということも必要です。最後に、やはり「商品力」です。選ばれる商品を創るために、経営者は何をすべきか真剣に考えねばなりません。