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ワクチンで吹き飛ばせ、寂しいこどもの日

揖斐に生まれ育った私にとって、揖斐川町の三輪神社で行われる例大祭である「揖斐祭」は、特別な思い入れがあります。その祭は、今年も2年連続で実施されませんでした、新型コロナウィルス感染拡大予防という決まり文句により。なんだかとてもひっそりしたこどもの日であったように思います。小学生、中学生の時に、ずっと祭を見てこられた幸せ、祭は当たり前にあるという概念が吹っ飛んでしまう出来事ですよね。いつも5月になると祭りのお囃子の音、そして子供歌舞伎の役者たちの熱の入ったセリフまわし、勇壮な神輿担ぎ達の掛け声といった祭りの音が耳に残る日々が数日間続いたことを今でも記憶しています。男たちの飲む日本酒のにおい、好き嫌いを問わず祭りの風情を掻き立ててくれます。それが、緊急事態宣言下、下戸の私には、アルコールの匂いさえ嗅いだのがいつの頃なのだろうかというくらいであります。

しかし5月中旬からは、ワクチンの接種が始まり、きっとワクチンの接種の進展により、普段の生活が徐々に戻ってくるようになるでしょう。そうなれば、来年は揖斐祭も再開できるのであろうと思えますよね。

ただ、気になる数字は子どもの数です。なんと日本に住む15歳未満の子どもは1493万人なんですね。子どもを安心して生み育てられる環境を整備することが更に強く求められていると思います。