島根県は、さほど公共交通が発達しているとはいいがたい地域です。ですから、あらかじめ交通機関の時刻を調べておかないと、とんでもないことになります。時刻表の検索が大嫌いという人には向かない地域なのは間違いありません。私のように、小学校の時に、「時刻表」を見つつ、紙上旅行していたような人にとっては、究極の醍醐味がある地域だと思えます。二日の午後、ゆったりと「松江市内から玉造温泉」を直行便でありながらゆったり移動しましたが、「玉造温泉から出雲大社」もまた難易度が高いルートなのです。とは言っても、玉造温泉から出雲大社までを乗り換えなしで行けるルートがありました。しかしながら、それは玉造温泉8時発一本のみなのです。これを逃しては、直行便は一切ないということで、早めに準備してバス停には定刻の15分前に着いて、落ち着いて座って待ちます。
バス停は昨日と同じ姫神広場バス停であり、開放的で椅子も備わっています。どんなバスに乗れるのかなと期待しつつ待ちました。時間通りに、一畑バスの空港リムジンバスが停車しました。荷物も、床下収納庫に、収納させてもらえて、余裕で乗り込みました。この時点では、乗車人員は5人いたのかなというくらいです。バスは、ほぼ宍道湖の美しい湖面を見つつ走っていきました。ほとんど乗客がいない中ですね。これ土曜日ですからね、のんびりした感じです。このバスは途中で出雲空港のバス停に立ち寄るのですが、途中見られた空港の駐車場の混雑ぶりを見るとさすがに土曜日だという実感がわきます。そして、空港のバス停に着くと乗車待ちの列ができていました。乗客が乗り込んでくると、補助席を含めて全座席が埋まるという混雑になりました。山陰に来て、こんなに混雑した乗り物に乗ったのは初めてとなりました。出雲空港から出雲大社まで、平地を満席のバスで移動しました。所要時間は、さほど長くはありませんが、島根では初めての混雑という感覚でした。
出雲大社近辺では、三か所停留所があるのですが、最初に停車する一幡電車の「出雲大社前駅」のバス停で、降りました。駅と言っても、通りから線路がほとんど見えません。駅舎に隠れてしまって、電車も見えませんが、こちらもこじんまりしてかわいらしい駅舎という印象です。参拝するのに大きな荷物は当然邪魔であるので、コインロッカーに預けて出雲大社に歩きで向かいます。伊勢神宮の参道とは違って、上り下りがあって、かなり歩き甲斐のある参道です。
神社っていうのは、どこも鳥居があって、似たような形をしているので、さほどすごいという感覚も起きないのですよね。有名な出雲大社なので、行ってみたいという願望はかなえたものの、さて「いつもの神社」だよなあという感覚なのですね。「神話の世界との結びついた出雲大社」「ウサギの逸話」とか言いますが、感慨深さは生まれてきません。縁結びをお願いに行っている訳ではないからかもしれませんね。
大鳥居より中に入って参拝をしました。6月11日から13日の間すべて1日の歩行数は1万歩を余裕で超えていきましたが、やはり出雲大社でもかなり歩き回るものですね。帰りは、やはり「神門通り」沿いの飲食店での食べ歩きが楽しみなのだ。まずは、甘いものが食べたいなあということで。甘党の夫婦は、「出雲ぜんざい」の店に。冷たいぜんざいを注文したが、餅は温かくしておかないと固くなるということでしょうか。餅自体は、温かく、あずきは、氷で冷やすようにされていました。餅は紅白の色であり、柔らかくて、食べ応えがあっておいしいものでした。もちろん、あずきについても甘すぎず、粒立ちの良い豆で、これまた良いのです。そして、口の中が甘くなりすぎないように漬物も一緒に出されていて、口どけさっぱりでした。
ついでに、近くの出雲そばの店にも立ち寄りましたが、待ち時間も短くボリューム満点のそばをいただきました。釜揚げそばは、そばつゆをまず、一度に注ぎ込むようです。味、これといってすごいとは思いませんが「出雲そば」は名物なので、いただいておきましょうという感覚でした。