企業ロゴ

山陰への旅⑥ 玉造温泉へ

山陰で泉質が非常に良く有名な温泉というと「玉造温泉」です。ところが、この温泉は、JRの駅からはそれなりの距離があるということで、最初は敬遠していたのですが、実は電車+ホテル送迎車というアクセス方法よりも、松江市内からバスで簡単に移動することができるということを知りました。このバスは、ほぼ1時間おきに出ていて便利でした。わざわざ始発バス停である「松江しんじ湖温泉駅」まで、中心街から歩いていきましたけれど、まったく無駄な歩きだったように思います。ただ昼の宍道湖畔を眺めながらの散歩も暑くなければありだと思います。

ちょっとタイミング悪く、バス待ちの時間ができてしまいました。その間は、駅前の足湯に浸かってと思いましたが、「うわ!すごく熱い」ということで、長くは浸かっていられません。この駅は一畑電車の始発駅ということですが、あまりにもローカルな感じです。養老鉄道の大垣駅と比較してどうだろうという感覚です。バスロータリーも広くは取ってあるけれど、次から次にバスが発着するターミナルというわけでなく、待ち客も一桁で、ゆったりした雰囲気が充満しています。ようやく「玉造温泉」行きバスに乗りましたが、午後3時前はさすがにゆったりと座れました。途中、市街地の「カラコロ広場」や「JR松江駅」も経由するので、松江市街をバスで周遊する感覚も味わえて良いと思います。

市街地から約30分程度で、玉造温泉が見えてきます。そう、松江市街よりバスに乗ったら、乗り換えなしで玉造温泉なのです。バスが苦手という方以外には、おすすめの移動方法であると思われました。まあ、そのかわりJR玉造温泉駅を見ることはありませんでした。このバスは、JR玉造温泉前には停まらないのです。ただ、玉造温泉に用がある旅客には関係ないです。宿泊した「佳翠苑皆美(かすいえんみなみ)」は、バス停が目の前。玉造温泉の中心部である「姫神広場」で降りると、敷地内まで1分かからない感じです。松江市街地の「皆美館」とは姉妹店ということで、荷物を松江市街地の皆美館から直接配送していただけて非常に楽でした。同じグループだということで、おもてなしのやり方は似ています。ウェルカムドリンクに、ちょっとしたお菓子をいただきつつ、チェックインの手続きを行います。ゆったりしたソファに腰を下ろしつつチェックインというのは、ゆったりした気分になって本当に快適です。玉造の皆美は、市街とは違って、大型のホテルで、フロントから奥へという所に、「足湯」や「お茶飲み比べ」コーナー、お土産コーナーと多様に揃っています。カラフルな浴衣は、自分好みのものを選べるのです。客室までの案内は、東南アジア圏の女性がしてくれましたが、愛想がよく、日本語も堪能でした。浴場の案内、レストランの案内、ラウンジの説明、アメニティの案内と気持ちよく案内してくれました。

展望風呂があるということで、最上階へ。遠くに高速道路も眺められて、開放感は抜群の露天風呂でした。まだ明るい金曜日に温泉に浸かりました。ここも「タオル」が浴室更衣室に備えてあるのが良いですね。風呂上がりに、ラウンジで寛いで、フルーツドリンクをいただき、ナッツなどもいただきました。ここもゆったりした空間で、落ち着くという感じです。

夕食、さすがにかなり忘れてきてしまいましたが、外は眺められないですが、個室で食事させていただき、夫婦でゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。料理は、手間をかけた品々ですし、見た目も美しいものでした。やはり献立ての説明と説明書きもまた丁寧です。そして、出雲大社を意識した「おみくじ」を引くというのも面白くイベント性があってよいと思わされました。食事中は、ずっと同じ係が寄り添ってくれました。品の良い話し方で、とてもやさしい気分にさせてくれます。

夕食後は、今度は1階の温泉へ。こちらは、とても広いのです。小細工せずに、いい温泉なので、お湯を楽しんでと言われている感じで、サウナやジャグジーはありません。それにしても、蛇口の湯も温泉なのでしょうかね。いつまで経っても、ぬるぬる感がとれないのですよね。まさにクリームを塗っているかのような感覚になります。石の上に座る気持ちよさを味わえる温泉でしょうか。強烈な臭いはないですが、「美人の湯」というだけあって、顔にパックをしているかのようでもあります。保湿効果抜群のお湯なのでしょうね。松江しんじ湖温泉は、やや個性に乏しいですが、玉造温泉は、個性的ではありますね。

今回、温泉街散歩はしなかったのですが、温泉街マップを見ると温泉街を巡るのも面白そうに思えます。

翌朝は、朝早く温泉に入浴。少しづつ明るくなって緑が映えてくるのが朝の温泉の魅力です。

朝食は、バイキングであったのですが、バイキングらしくない「ゆったり感」のある会場でした。さらに、バイキングであっても、お客さんを放りっぱなしにしないのですね。そこが、他のホテルとの違いだと思えました。「何かお手伝いいたしましょうか」と優しいお声がけされるのが、良かった。「ブッフェカート」をお願いしたら、あっという間に持ってこられました。ただ単に、カートだけでなくドリンクホルダーやドリンクのふたもあったりして。ここまで面倒を見てくれるのだなあと感心しました。そう、テーブルも広くて、皿が多くなっても、横に置くこともできたり、衝立があって、隣の人が気にならない会場というのも珍しいと思わされました。この1.2日でかなり食べた感じだったので、量は少なめにしましたが、「心」はとても満たされた感じがしたのです。

チェックアウトのお会計も非常に手際が良く、夕食の際のスタッフからの手書きのメッセージもまた驚かされました。館内の豪華さのみでなく、むしろお客さんを喜ばせようと一生懸命な姿勢が端々に感じられる旅館でした。

「皆美グループ」の旅館、一泊目松江の「皆美館」、二泊目、玉造温泉「皆美」いずれも宿泊して大満足でした。