私の趣味、みなさんご存じかもしれませんが、クラシック音楽を聴きにいくことです。久しぶりに、聴きに行ったコンサートについて書きたいと思います。
2月かなり前になってしまいましたね、建国記念の日に名古屋フィルハーモニー交響楽団の演奏会に行ってきました。名フィルは、久しぶりですね。珍しく夫婦で行ってきました。この日、資格取得のための学校に通う息子と、その学校の近くのうなぎ屋さんでランチをとってから、栄へ移動しました。まだ、会場時刻まで時間があったので、松坂屋へ。松坂屋で開催されていた「やなせたかし展」を観に行きました。半年前に終了した「あんぱん」の主人公のアンパンマンの生みの親ですので、興味津々という感じで行ってきました。「障害者手帳」があると、入場無料にしていただける。これにも感謝です。びっくりさせられる展示の数の多さ。やなせさんの絵の美しさもさることながら、やなせさんの詩のユーモラスさ、生命力に惹きつけられるものがあると感じました。昭和の名曲「手のひらをたいように」の歌詞の生命力を感じさせる力強さ、独特の字体とともに魅力がありますね。
さて、松坂屋を出て、愛知芸術文化センターへは、歩きました。やや寒い中でしたが、雨も降っていなかったのは助かりました。決して、すぐ近くというほどでなくて10分程度歩きます。いつも思うのは、文化センターの吹き抜けは非常に天井が高くて開放感があるなあと思うことです。今日の名フィルのコンサートは、「シューベルト」一本勝負でした。そして、名フィルとは非常に相性が良いと思うマエストロ前音楽監督小泉和裕氏の指揮です。そして、曲目は、シューベルトの交響曲で最も有名な第七番「未完成」と第八番「ザ・グレート」という黄金の組み合わせ。この二曲のプログラムは、別のオーケストラでも聴いたことがあって、私にとっては、何度も何度もメディアで聴いてきた曲です。生演奏も3度目でしょうか。
とは言っても私の信頼するマエストロ小泉氏の奏でるシューベルトはぜ聴くべきプログラムだと思い出かけました。いつものコンサートホールに足を踏み入れるのですが、いつもと違うのが夫婦で来ている事でした。私が先にチケットを購入していたところ、私も一緒に行くという妻の声で一緒に行くことに。たまたま隣の席が売れていなくて、結局隣同士でコンサートを聴くことができました。
席は、前から2列目の指揮者やコンサートマスターがすぐみられる左寄りの席です。さすがに、前から二列目だと、ヴァイオリン奏者の顔、弓、弦の様子までよくわかります。そして、名フィルの弦楽器奏者の多さに圧倒されます。ヴァイオリンは第一、第二で合わせて30人もいるようでした。
前半に演奏された未完成は、ほぼ自分の中にある未完成像と同じでした。よくコントロールの効いた抑揚であり、木管楽器の心地よい音色メロディを堪能させていただいた。ほんのりと暗い情景が思い浮かびつつも安らぎのある心地よさも時に思い起こさせる音楽だと思います。それにしても、小泉氏のタクトはいつも優美であると思わされます。夢心地でいたが、妻からは「眠くてつまらない」という感想があったのですが、最後がゆったりと、静か目の音での終止であるからやむを得ないだろうと思わされます。
後半のザ・グレートは対照的に明るい雰囲気であり牧歌調でもあり、同じメロディが数多くの楽器に受け渡されていくものであるので、聴いて観ていて非常に変化が感じられるものです。私は、ホルンが最初に奏でるテーマが大好きであるので、よく聴くのです。この曲は、どちらかというと木管と金官が活躍するものと思っていたのですが、ステージに近い弦楽器群の発する音があまりに近くにあるためか、弦楽器の弓を弾くスピードに魅せられます。非常に切れ味のよさを感じさせられました。「未完成」とは、フィナーレが対照的で、大きく盛り上がり、活力のある最後だったので、観客の拍手のボルテージも上がりました。妻もこっちザ・グレートの方がいいって言ってましたね。「未完成」の方が、有名ですが、「ザ・グレート」も気持ちを明るくしてくれ、さわやかさもあるように思います。
ただとにかく長い交響曲というイメージはあるけれど、この日の演奏は、引き締まっていて、長くは感じなかったのですよね。飽きが来なかったんですよね。小泉さんと名フィル、そしてコンサートマスターの小川さんと良いかみ合わせの演奏会であったと思わされました。