国際線で面倒だと思うのは、入国審査があって、手荷物検査が厳しいことです。また、日本語が通じないこともあることですね。空港のチェックインを2時間前に済ませなければならないことも、海外旅行に出かけたくなくなる要因なのではないでしょうか。もちろん、飛行時間も韓国以外は長いので、窮屈な思いをしなければなりませんしね。トイレを我慢するのも限界で、機内の狭いトイレで用を足さないといけません。当たり前のことでしょうけど、パスポートを常時携帯しなければならず、たびたび提示する必要があったりします。
これらを乗り越えてまで、海外旅行に出かける価値はあるのだろうかとも思わされたのが、先日行った北海道へのフライトでした。
やはり、手軽な国内旅行。空港には1時間前に着いていればよいのがうれしいことです。手荷物検査、荷物預けが終われば、すぐに飛行機に乗り込めるぐらいに待ち時間なく行けるのは、ありがたいものであるし。日本国内程度の飛行だと、さほどトイレを意識する必要もないのではと思います。何より、客室乗務員が、ほぼ日本人であることでしょう。言葉が使い慣れた日本語であるというのは、本当に気分をらくにしてくれるものです。
さらに、その航空機がANAとなると、なんとなくさらに安心感があると思うのは私だけでしょうか。あの青空色を基調にしたロゴマーク、落ち着いた機内デザインも、自分の心を安堵させるものです。機内の席の前にあるポケットにイヤホンを入れずに、乗務員がイヤホンを必要な人に配るというのは、良い工夫だなあと思いました。イヤホンを必要とせず、自身のスマホで音楽を聴いたり、映像を見たりする人もいるだろうから。そして、飴を希望者に配っていましたが、これもコストはさほどかからないけれど、良い工夫だなあと思います。飴をなめていることで、飛行機の上昇下降で発生する気圧の変化が原因の耳の違和感を軽減しやすくなりますね。
セントレアから北海道新千歳空港までは、1時間半程度と、新幹線で言うと、名古屋品川間に近いと思うのですが、あっという間の到着なので、機内では、機内食がなく、ドリンク1杯だけですが、これは特に気になりませんでした。
私にとっては、「ANA」は、なぜか落ち着きを感じさせる、身をゆだねられる存在なのです。これが、ブランドというものでしょうか。「ANA」には、ずっと良いイメージを持たれる会社であり続けてほしいなあと思っています。