私の趣味である野球観戦。今年は(も)、ひいき地元球団が春先だけは珍事で首位に立ったこともありましたが、残念ながら5月からは低迷が続き、熱狂的に応援する気も失せてしまいました。私のひいき選手である岡林選手も、負傷により長期間の離脱があり、前半の打撃不振に、がっかりしたのもありました。フレッシュな選手が、活躍した嬉しさもあったのですが、トレードで入ったベテラン選手が、期待通りの成績をあげられなかったですし。立浪監督は、ベテラン選手の能力を十分に理解できていないのでしょうか。目立ったのは、先発の若手高橋宏斗投手、抑えのマルティネス投手でしたね。
その二人の投手も出場した世界野球プレミア12。ここのところ、日本代表チームは、ずっと負けなしでしたので、優勝できるのが当然と思っていました。事実、決勝戦までの8試合は、さほど危なげなく買って言ったように思えました。投手や守備は良くても、あまり打てないのではと言われたのが、嘘であるかのように、小園選手、牧選手といいところでホームランが出るし、4番森下選手の勝負強い打撃も印象に残るものでした。さらに、投手が失点した後すぐに得点していたのが粘りを感じさせるものでした。
ところが、決勝戦については、序盤戦から台湾の投手に手も足も出ず、先発が打たれていたので、危ういなあと思っていました。さらには、台湾の守備は思いのほか固く、走塁も、日本のすきを突いてくるといった巧者ぶりでした。日本を手本にしているのか、まったく日本にも劣らずうまい試合運びであったし、効果的に本塁打二本と、ほぼ日本チームは、良いところもなく完全に敗れてしまいました。敗戦の責任を一手に引き受けていた井端監督、「敗軍の将、兵を語らず」という言葉通り、選手をほめる言葉だけしか聞かれず、上に立つ者の鏡であるなあと思いました。
今回の世界野球では、メジャーでの活躍組が参加していなかったので、日本の実力は、こんなものではないと思います。アジアの隣国地域が、追いついてきているというのは、競技の質が向上していく良いきっかけなのでしょう。一度の負けで、優勝を逃すのは、トーナメント戦の苦しさでしょう。WBCでは、この悔しさを跳ね返してくれることに期待したいと思います。
私は、インターネット中継でプレミア12を観戦しましたが、まったく従来のテレビとそん色なく見られるのが良いですね。パソコン、スマホ、iPadなどいろんな場面で観ることが可能の世になりました。本当にありがたいものです。10月11月と注目の選挙が目白押しでしたが、インターネット上の情報が、選挙の勝敗を大きく左右する時代になってきたように思います。既存のメディアが、兵庫県知事斎藤氏を批判すれど、ある政党の党首のスキャンダルを報道しても、選挙民はその報道には影響されにくくなったようです。これは、真実をネット上で知ることができるようになったのも大きいことだと思います。ただし、フェイクに用心しなければというのは心に刻むべきですね。