妻の両親も、私の両親もともに初めて80歳を超えての敬老の日を迎えました。
本当に長寿の世の中になったものだなあですよね。今では、80歳で亡くなっても、「早くに亡くなられ残念」と言われます。そうなんです、お客様でも80歳になられても、代表取締役社長としてバリバリ働かれ、精力的に仕事で人に会われる方もいらっしゃると思います。特に政治家は、長く働いていただける方が多いですね。太平洋を挟んだ向こう側のアメリカでは、トランプ、バイデンと70歳を超える大統領が続きました。珍しく4年づつというのは、やはり世界一の大国をまとめ上げるのには、相当の体力が要るということでしょうか。バイデン氏は、大統領から降りられるのですが、さほど年の変わらないトランプ氏は、また大統領を目指すということですが、お元気だと思います。岐阜県議会でも80歳を超えるベテラン議員さんがおられます。大学の大先輩のようですが、本当に長いことありがとうございました。次は、出馬されないということです。岐阜県知事も80歳を前に退かれるようですね。20年も知事におられました。隣町の池田町の町長、引き際がとても残念でした。人柄は良いと思っていたのですが、セクハラにパワハラに賄賂のような人だったとは。がっかりさせられました。そう、長く勤められてきた社長さんの引き際も難しいものだと思います。
当事務所の創業者である国枝隆は、前から70歳で代表を退くと宣言していました。代表を退いてからしばらくは、幹部の会議には出席して、時にちくりと私に忠告してきました。私は、その言い方に対して、むっとしたことも何度もあるのですが、今思うと仕方がない、自分の未熟ゆえ行きはだったかなあと思う場面もあります。経営方針が真っ向からぶつかるということはないですし、どんな事務所であるべきかの共通認識はあると思うのですが、時折、突っ込まれるのですね。そうですね、まだ、元気が残っているうちに社長の地位は、後継に譲るべきです。譲ってからも、ブレーキを引いて社長の暴走を止める監視役に徹しても良いのではないでしょうか。経営から一歩引いた目から、経営陣にエールを送るという立場ですね。実際に、執行する方になってはいけませんね。私も、代表を次に譲るのは10年後から15年後と思っています。
自分なりの感覚で、「代表をかわっても、いけそう、いいぞ」という感覚になったらですね。あっという間でしょうか、早いですかね。66歳って。