М&Aが非常に身近になってきました。5年前には、М&Aって自分たち中小企業には関係ないことという認識が多かったように思います。しかし、最近は事業継続のために第三者に事業を譲渡することも考えなければならないという認識は広まってきました。私たち税理士事務所も、お客様に廃業するよりも、事業を承継してもらうためにどうするのかを考えてはいかがでしょうかとお話ししてきました。今まで蓄積してきた取引先との信頼関係、製品製造のノウハウ、従業員の雇用を守っていくことは、とても大事なことではないでしょうか、ということです。今まで培ってきた実績をこの先につなげることができるのが、М&Aのメリットです。
創業した事業者の想いをつなぐことができて、経営者が高齢になってきたのに後継者が不在であるという事態を脱することを可能にするのが、М&Aということです。
「経営者が70歳以上であるが後継者はいない」「会社の業績は、比較的堅調」「今後の事業も安定した需要が見込まれる」「設備、人材が整備されている」「取引先からの引き合いは安定している」といった条件がそろっている企業さんは、譲り受けたいというニーズが高いものがあります。事業承継についても、税理士は相談に乗っています。私どもの事務所では、積極的に「事業の承継」について考えていますか?というお声がけは行っています。
残念ながら、市場のニーズが乏しいので、市場から撤退する企業も考えられます。しかし、М&Aに向いた企業の社長さんは、是非とも税理士事務所に声をかけてみましょう。
私どもは、「日本М&A協会」の理事会員でもあり、お客様の将来のためにМ&Aを媒介してきた実績があります。そんな私たちは、日本М&Aセンターより感謝状を授与され、顕彰いただいています。企業の設立から、経営者円満な引退、事業承継までずっと支援させていただくというのが私たちです。