9月8日午後の激しい雨によって、名古屋市内を中心とした公共交通機関がすべて止まってしまいました。
その時、私は名古屋駅前の「大名古屋ビルヂング」内5階で、セミナーの受講中でした。妻よりのLINEが何度もあり、「洪水」の危険があるというのを知りました。ところが、ビルの中では、まったく風の音も雨の音もしない静かな空間です。ブラインドが閉められた室内では、外界の様子が全く見えないので、気にならなかったのです。かえって、なに?セミナー中に邪魔なこと言ってこないでって感覚でした。
ところが、そのあとになってスマホが勝手に鳴り出しました。例の警報音が何度も何度も。セミナー中であったので、警報音が数多くのスマホより鳴り響き、セミナー内容に集中できませんでした。異常事態なのは間違いないということがようやくわかりましたので、交通機関の状況を調べてみると、その時は、JR在来線、JR東海道新幹線が止まっているという表示でした。岐阜大垣方面が全面ストップとなっていました。そして名鉄への「振替輸送」も行っていないというのでした。そうすると、名鉄も止まっているというのかと、名鉄の運行状況を調べてみましたら、ここも岐阜方面は運転取りやめているという表示でした。
セミナーが終わる5時30分になれば、事態も改善されるだろうと思っていたのですが、再びJR東海の運行状況を調べると、「新幹線」が遅れはあるが運転再開という表示になっていました。在来線は、動く見込みが立っていないということでした。本当に新幹線は災害に強いというのが実感できますね。この段階で、名古屋宿泊も考えていたのですが、宿泊の予約サイトを検索してヒットする宿泊先はありません。
在来線がいつ動くか分からないので、「新幹線で帰る」という選択をしました。岐阜羽島駅まで、妻に迎えに来てもらうということで帰宅するという方法です。新幹線で、わずかに一駅の岐阜羽島駅へという選択は果たしてみなさんが発想されたことだったのでしょうか。そこまで多くはなかったように思います。名古屋駅でも、大々的に案内していませんでした。ただ、在来線の発車案内はすべて真っ黒になり、まるで終電後の灯ってたのに対して、新幹線は発車案内が灯っていて対照的でした。ただ、切符売り場には列がさほど長くできていませんでした。岐阜に帰る人はそこまで多くないのか?家族に名古屋まで車で迎えに来てもらうのか?
売り場の列では、東京方面へ一駅の「三河安城」までの切符を買い求める人がいました。これは、珍しいことです。在来線には岐阜羽島駅がない、その先どうするのかということもあったかもしれません。私はたまたま午後6時過ぎに来た「ひかり号」に乗れました。確かにデッキに乗り込む人も大勢いましたけれど、客席となりに立つ人もおらず、混乱状態にはなっていませんでした。
岐阜羽島駅にほどなく着くと、大量の客が降りていたのは、非常に珍しいことでした。エスカレータの位置まで「のろのろ」としか進まないのです。改札も、いつもよりは当然人は多いなあとは思うものの、あふれる感じはありませんでした。岐阜羽島駅構内は広いので、そこまで混雑して見えませんが、待合室に空席がないというのは、普段の午後7時では考えづらいでしょう。
行きに西岐阜駅近くに駐車して名古屋に行ったので、西岐阜駅近くを経由して帰宅しました。
しかし、午後10時になっても、市営地下鉄は動きませんでした。全線が4時間以上もストップという珍しい出来事でしたね。
幸いのことに、死亡事故が発生しなかったのが素晴らしいことでしたね。非常にまれな経験をさせていただいた一日でした。とてもセミナーでの話が頭に入っていきませんでした。
やはり、新幹線は最強でした。本当に頼りになる大動脈を実感します。