辰年である2024年(令和6年)が始まりました。日経新聞1月1日1面には、昭和99年であるこの年は、「昭和」の旧態依然としたやり方を見直すべき良い時にきたと言っています。私は昭和43年(1968年)に生まれましたが、昭和という時代が去ってから平成、令和と時代は移り変わってきたのですが、昭和のやり方を捨てられないので、伸び悩んでいる会社も数多くあるように思います。昭和かたぎの「ど根性的」な生き方をいまだにかっこいいと私は思っていますし、「男は仕事、女は家庭」「核家族」「年功序列」といった昭和の産物に何かノスタルジーを感じてしまう世代です。とはいっても、私は高度経済成長を成し遂げた昭和40年代50年代前半が素晴らしい時代であったとも思えません。
男もきれいでありたいという風潮、いいじゃないですか!大いに男もおしゃれしましょう!「男女の雇用機会均等」、「男性にも育児休暇」「男女の共同参画化社会」という流れについて、私の気持ちの中では、十分についていけるものではありません。子どもは、「おかあさん」に抱きつきたがります。それだけ母性というのは偉大なのだと感じます。子どもを産むのは、生んでくれたのはおかあさんです。だから、おかあさんに抱かれたいのはごく自然なことです。乳幼児期は、できるだけおかあさんは、子どもの近くにいてあげて、可愛がってあげるのがいいと思うのは、女性の社会進出を妨げるものとなるので、ダメな考えでしょうか。
少子化社会を変えるには、「子どもを経済的、肉体精神的にも安心して生み育てることができる社会」を作っていくことであると思うのです。それには、経済的支援ということになるのでしょう。これについてはずいぶんと現在は恵まれているのではないでしょうか。当地、揖斐川町では、学校給食費、修学旅行が無償化されて時間が経ちました。高校までの医療費も無料化され、所得制限付きではあるものの高校授業料が無償化され、児童手当も拡充されています。素晴らしいことです。人口が将来的に現在の半分になるのを防ぎ、日本の人口8000万人を維持していくという目標を立てたということであるのですが、国の活力維持には、やはり出生数をもうそろそろ増加に転じていかないとですね。
幸い日本の現状は、昭和から平成初期までは、アメリカの占領政策で、「戦前の思考」を捨て、日本の昔から誇りとしてきたものを捨て、日本が戦争で悪いことをしてきたという認識を日本人に植え付けられてきましたが、その呪縛から日本人の多くが抜けだせたように思います。近年の日本プロスポーツ選手の世界での活躍ぶりや、訪日外国人の多さを見聞きするにつけ、この辺りが底になって、日本経済は這い上がっていくのではないかと思えてきます。長い30年もの停滞期を抜けていく、昨年のキーワードになった「賃金と物価の上昇」がその前触れになればいいがなあと思えます。
そういえば、プロ野球ドラゴンズ(龍)の前評判、悪くないですよね。皆様の企業が、天にも昇る龍のように発展されることを祈っております。私の年始雑感でありました。