コラム

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いびがわ「ありがとう花火」に感謝
8月1日、いつもの暑い(熱い)空気の中、恒例の揖斐川町の花火大会が開催されました。 いつも場所を変えつつ、花火を鑑賞しています。昨年から、けやきパートナーズは、この揖斐川の花火である「ありがとう花火」に協賛させていただいています。当事務所駐車場から見る花火でも十分に大きく、大迫力だと思います。当事務所は、花火打ち上げ現場からほぼ正面の位置でもあるので、この花火大会に協力するのは当然のことでありましょう。 一時期、コロナによって花火大会が中止になった時期があったのですが、やはり夏の風物詩として「花火大会」は欠かせないものであるなあと思わされます。もともと、この揖斐川の花火はいつから始まったのか私は知りません。気が付いたらあったのが、この花火大会ですから、少なくとも50回の歴史は間違いなくある歴史ある花火大会であると思います。もとは、明治期に起きた大水害からの復興を祈願して始まった「水神まつり」を由来とするものであるようです。 もともとは、お祝いということではなくて、「祈り」であったのだということが分かります。この花火は、「ありがとう」と名付けられているように花火玉に感謝のメッセージシールを貼って打ち上げるということが行われているのです。そのメッセージは、一部読み上げられて紹介されています。 さて、この花火は以前は岡島橋の東側で打ち上げられていました。ところが、車を使って来場される人が多くなったこともあったからでしょうか、車の通行に支障が少ないように打ち上げの場所が変わったのです。以前は、国道417号線の岡島橋に通じる道路がメインの会場で、商店街と露天で非常に祭りらしい雰囲気があったと思うのです。 それを新揖斐川庁舎が完成した後頃から、メイン会場を「揖斐川町役場」駐車場に設定され、前島橋西側が、花火打ち上げの場所に変更されました。確かに、揖斐川町庁舎前からは、やや花火まで遠いものの、十分にみられるようになっています。広い駐車場でイベントもやりやすく、催事スペースもとりやすいのも良いと思えます。 また河川敷がよく整備された場所も多く、より多くの人に見てもらいやすくなったのではないかなと思えます。前島橋には、橋にもたれて鑑賞できないようにフェンスが設置されていますが、これは観客の安全を守るということで、やむをえないでしょう。橋から人が落下して事故が起きてはいけません。 去年は、自宅の二階から眺める花火でした。照明を消して、静かに鮮やかな花火と迫力の音を一人楽しむ、これも時にはあっていいと思います。自宅から、十分に花火が見られるのはぜいたくと思います。 さて、今回は「協賛者」に提供される観覧席ができたということで、その観覧席で花火鑑賞しました。自宅から、徒歩で10分ほどで、観覧席なのですが、協賛者用鑑賞スペースは、混雑しておらず、ゆったりと鑑賞できました。花火があがる30分前のやや薄暗い時に入場して、花火の打ち上げを待ちます。西の空の夕焼け、河川敷の開放感をしばらくの時間味わいました。これほど近くで見るのは10年以上ぶりだろうか。川を挟んで真向かいから見られるのかと思っていたら、そうではなかったのです。打ち上げは、さらに西でしたが、間近に見られる大迫力の花火を堪能させていただきました。夜、決して涼しくなく、歩いて帰宅すると、汗だくになっていました。多くの協賛企業さん、花火職人さん、ガードマンさん、祭りを企画制作される皆さんありがとう! コロナ、完全に終わりましたね。浴衣姿の若者の多さに、こんなに若い人が揖斐川に来てくれている!と嬉しくなります。やっぱり夏まつり、いいもんだな!このありがとう花火、ずっと続きますようにと願います!
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採用のための面接、応募者の何を見るべきか考える
私ども中小企業そして人口も減少する過疎地にある事務所では、私どもの求人に対して応募が少ないのが現状ではあります。応募者が少ないから、応募者の質が落ちても、採用して良いのだろうかと言ったらそれは違うだろうと思います。 「採用できない人」をまず考えることは大事であると今までの採用経験、採用後の指導経験から学ばされました。 採用してはならない人を正社員で、採用してしまうリスクはやはり甚大だと思います。既存な優秀なスタッフのモチベーションを奪う可能性があります。また、幹部がフォローに回らねばならないこともあります。幹部の貴重な時間を割かれて、精神的にもダメージは大きいものです。 まず、第一に「プライドが高い人」です。自分は、国立大学を出ているからとか、地域トップの私学を卒業しているとか一切仕事ができるかどうかは関係ありません。その大学名を誇らしげに語る傾向にある人です。さらに中途半端な知識しか持っていないのに、「私は知っているよ」と言い始めるような人です。こちらが質問した内容以上に、しゃべってくる人これも要注意です。自己顕示欲が高い人ではないかと疑ってよいと思います。 本当に、良くできる人は、謙虚です。自分は知ってますなど、聞いていないのに言いません。とりつくろわずに、「わかりません、教えてください」と言える人が強いと思います。自分をいかに良く見せようと取り繕う人は、ほとんど謙虚さを持ち合わせていませんから、自ら質問して、自分の血肉にすることができません。プライドが高い人は、他人に知恵を求めに行かないので、成長しません。もちろん、周囲もお高く留まっている人を助けたい気にはなりません。自己に自信を持つのは良いのですが、それをことさら外に向けているという姿勢があれば、警戒するべきです。 第二点、社会人としての基本力に照らして、かなり外れているなと思われたら、採用は控えるということでしょう。「約束した時間を守る」「礼儀正しい挨拶をする」「書類を丁寧に扱う」「感謝をきちんと伝える」「服装、身なりを清潔に保つ」といった基本的なルールが、最初からマイナス点が多い場合は、注意するべきでしょう。多少のことならば、直せるけれど、数多く存在していれば、職場に迷惑をかける可能性が高いと思われます。 第三点目、ちょっとした「違和感」は見過ごさずに。なぜ、こんなに転職が多いのだろうか、きちんと説明できないという場合は、慎重な判断をして、深堀した質問をすることが大事だと思わされます。 最後に、転職事由が、他責志向ではないだろうかということです。「雇っていただき」、「働かせていただいて」いたという意識が低く、前の職場の悪いことを次から次にいう人は要注意であり、「額面通り」受け取ってよいのかを真剣に検討するべきです。転職事由を自分の会社のせいとする人は、たいてい次の職場でも失敗するように思います。そのような人は、「自己中心的の待遇」を求めてくるように思います。会社のせいにする前に、まず自分はづ動いたのかという視点が非常に乏しく、採用すると、「自分は悪くない」という自己弁護を始める人が多いように思えます。まずは、自己の行動を振り返ってという視点に欠けている人を採用することになるという観点で、採用を控えるべき人に分類することです。 まとめましょう、採用してはいけない人 1.プライドが高く謙虚さが感じられない人 2.社会人としての基本マナー意識の乏しい人 3.面接して違和感がある人 4.退職理由を会社のせいにする人 これら、すべてに共通するのは、心が貧しく感じるという点です。「心の清らかさ」、これさえあれば、一生懸命努力してくれるのではないかと想像できます(もちろん、基礎的な学力は大前提ですが)。
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山陰への旅 最終回 出雲市からの帰路
出雲市駅、おみやげ物を売る店は、それなりの大きさがありますので、最後のお買い物スポットとして活用するのもありでしょう。とはいいながら、駅中は土曜日でありながら、混雑していません。バスで到着したJR出雲市駅前ですが、駅前にホテルはあるものの、非常に静かな感じがしました。ただ、休むためのテーブル椅子も用意してあったので、ゆったりとくつろぐことができました。出雲市駅は、「特急やくも」の始発駅であるということで、帰りはここから岡山へと特急で行く方法もあったのですが、土曜日そこまで急いで帰る必要もないということで、「広島」まで行く高速バスを選択しました。乗車時間は3時間半ほどですね。知名度がないためか、バスの狭さが敬遠されるのか分かりませんが、ほとんど乗車されずでした。乗車人員一桁のまま、広島まで走行した出雲市広島駅間高速バスみこと号でした。 広島に到着して驚かされたのは、広島の市内のスケールの大きさでした。駅の外観も巨大ですね。山陰で見慣れた駅とはスケールが違いすぎるのです。同じく新幹線駅である岡山と比べても大きな違いがあるのです。中国地方の中核となる都市という風格がある大都会であるというイメージを持ちました。そして、土産物の種類も多いこと、商品の陳列の華やかさにも圧倒されました。さすが、国際平和都市広島、プロ野球球団のフランチャイズがある大都市ということでしょうか。今回は、広島は「経由」地というだけで、市内を見学することはせず、帰路につきます。行きと逆で「さくら」で新大阪まで行き、新大阪からは「こだま」で米原駅へ。広島、新大阪の雑踏を通ってからの米原は、どことなく落ち着きます。米原駅すぐ近くに駐車した車に乗り、帰宅しました。 初の山陰、どこも落ち着いていて時がゆっくりと流れていくような雰囲気をいっぱいにたたえた場所でした。ようやく8度にもわたる連載が終結しました。派手な観光地はないけれど、人のおもてなし感は抜群であったのではないかなあと。ラフカディオ・ハーンが気に入った松江の街。今は、かなり背の高い建物も建っているのですが、低層建築物ばかりだった時の松江であれば、今よりもさらに魅力的合ったろうと思えます。 山陰旅行私の印象度ランキング 1.松江の「皆美館」および玉造温泉「佳翠苑皆美」のおもてなし 2.「玉造温泉」の湯の質 3.堀川遊覧船で巡る松江の情緒豊かな水の都 4.「小泉八雲記念館」とその展示 5.松江城天守閣 6.足立美術館の展示物及び庭園と喫茶 7.出雲大社神門通りでの食べ歩き 8.出雲大社 9.宍道湖畔大橋上の散歩 10.「特急やくも」の外観および内装
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山陰への旅⑦ 出雲大社への道
島根県は、さほど公共交通が発達しているとはいいがたい地域です。ですから、あらかじめ交通機関の時刻を調べておかないと、とんでもないことになります。時刻表の検索が大嫌いという人には向かない地域なのは間違いありません。私のように、小学校の時に、「時刻表」を見つつ、紙上旅行していたような人にとっては、究極の醍醐味がある地域だと思えます。二日の午後、ゆったりと「松江市内から玉造温泉」を直行便でありながらゆったり移動しましたが、「玉造温泉から出雲大社」もまた難易度が高いルートなのです。とは言っても、玉造温泉から出雲大社までを乗り換えなしで行けるルートがありました。しかしながら、それは玉造温泉8時発一本のみなのです。これを逃しては、直行便は一切ないということで、早めに準備してバス停には定刻の15分前に着いて、落ち着いて座って待ちます。 バス停は昨日と同じ姫神広場バス停であり、開放的で椅子も備わっています。どんなバスに乗れるのかなと期待しつつ待ちました。時間通りに、一畑バスの空港リムジンバスが停車しました。荷物も、床下収納庫に、収納させてもらえて、余裕で乗り込みました。この時点では、乗車人員は5人いたのかなというくらいです。バスは、ほぼ宍道湖の美しい湖面を見つつ走っていきました。ほとんど乗客がいない中ですね。これ土曜日ですからね、のんびりした感じです。このバスは途中で出雲空港のバス停に立ち寄るのですが、途中見られた空港の駐車場の混雑ぶりを見るとさすがに土曜日だという実感がわきます。そして、空港のバス停に着くと乗車待ちの列ができていました。乗客が乗り込んでくると、補助席を含めて全座席が埋まるという混雑になりました。山陰に来て、こんなに混雑した乗り物に乗ったのは初めてとなりました。出雲空港から出雲大社まで、平地を満席のバスで移動しました。所要時間は、さほど長くはありませんが、島根では初めての混雑という感覚でした。 出雲大社近辺では、三か所停留所があるのですが、最初に停車する一幡電車の「出雲大社前駅」のバス停で、降りました。駅と言っても、通りから線路がほとんど見えません。駅舎に隠れてしまって、電車も見えませんが、こちらもこじんまりしてかわいらしい駅舎という印象です。参拝するのに大きな荷物は当然邪魔であるので、コインロッカーに預けて出雲大社に歩きで向かいます。伊勢神宮の参道とは違って、上り下りがあって、かなり歩き甲斐のある参道です。 神社っていうのは、どこも鳥居があって、似たような形をしているので、さほどすごいという感覚も起きないのですよね。有名な出雲大社なので、行ってみたいという願望はかなえたものの、さて「いつもの神社」だよなあという感覚なのですね。「神話の世界との結びついた出雲大社」「ウサギの逸話」とか言いますが、感慨深さは生まれてきません。縁結びをお願いに行っている訳ではないからかもしれませんね。 大鳥居より中に入って参拝をしました。6月11日から13日の間すべて1日の歩行数は1万歩を余裕で超えていきましたが、やはり出雲大社でもかなり歩き回るものですね。帰りは、やはり「神門通り」沿いの飲食店での食べ歩きが楽しみなのだ。まずは、甘いものが食べたいなあということで。甘党の夫婦は、「出雲ぜんざい」の店に。冷たいぜんざいを注文したが、餅は温かくしておかないと固くなるということでしょうか。餅自体は、温かく、あずきは、氷で冷やすようにされていました。餅は紅白の色であり、柔らかくて、食べ応えがあっておいしいものでした。もちろん、あずきについても甘すぎず、粒立ちの良い豆で、これまた良いのです。そして、口の中が甘くなりすぎないように漬物も一緒に出されていて、口どけさっぱりでした。 ついでに、近くの出雲そばの店にも立ち寄りましたが、待ち時間も短くボリューム満点のそばをいただきました。釜揚げそばは、そばつゆをまず、一度に注ぎ込むようです。味、これといってすごいとは思いませんが「出雲そば」は名物なので、いただいておきましょうという感覚でした。割子そばも、釜揚げそばも食べ方が独特であるということでした。そばの伝来についても、松江の堀川遊覧船での船頭さんから語られたのですが。暗記していなかったので、検索してみると藩主である松平直政公が、信州から伝えたということらしいのですね。もとは、「信州」由来のそばだそうです。 帰路も一幡電車には乗らずに、路線バスで「出雲市駅」まで行きました。出雲大社のある出雲市の表玄関ですね。ただ、出雲大社までは、それなりの距離があるのです。市民の足にもなっているからなのか、それなりに混雑しており、バスの車内で立つお客様もおられました。 とにかく、出雲大社ですね、公共交通で行くと快適さは低いのですね。出雲市駅から路線バスで乗り換えなしで大社の門前まで行けるのですが、頻繁にバスがあるわけでもないです。電車は、直通というのがなく、一度乗り換えをしなければなりませんし、こちらも本数がバスとほぼ変わりません。快適にさっさと行くのであれば、レンタカーかタクシーがおすすめになりましょう。
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山陰への旅⑥ 玉造温泉へ
山陰で泉質が非常に良く有名な温泉というと「玉造温泉」です。ところが、この温泉は、JRの駅からはそれなりの距離があるということで、最初は敬遠していたのですが、実は電車+ホテル送迎車というアクセス方法よりも、松江市内からバスで簡単に移動することができるということを知りました。このバスは、ほぼ1時間おきに出ていて便利でした。わざわざ始発バス停である「松江しんじ湖温泉駅」まで、中心街から歩いていきましたけれど、まったく無駄な歩きだったように思います。ただ昼の宍道湖畔を眺めながらの散歩も暑くなければありだと思います。 ちょっとタイミング悪く、バス待ちの時間ができてしまいました。その間は、駅前の足湯に浸かってと思いましたが、「うわ!すごく熱い」ということで、長くは浸かっていられません。この駅は一畑電車の始発駅ということですが、あまりにもローカルな感じです。養老鉄道の大垣駅と比較してどうだろうという感覚です。バスロータリーも広くは取ってあるけれど、次から次にバスが発着するターミナルというわけでなく、待ち客も一桁で、ゆったりした雰囲気が充満しています。ようやく「玉造温泉」行きバスに乗りましたが、午後3時前はさすがにゆったりと座れました。途中、市街地の「カラコロ広場」や「JR松江駅」も経由するので、松江市街をバスで周遊する感覚も味わえて良いと思います。 市街地から約30分程度で、玉造温泉が見えてきます。そう、松江市街よりバスに乗ったら、乗り換えなしで玉造温泉なのです。バスが苦手という方以外には、おすすめの移動方法であると思われました。まあ、そのかわりJR玉造温泉駅を見ることはありませんでした。このバスは、JR玉造温泉前には停まらないのです。ただ、玉造温泉に用がある旅客には関係ないです。宿泊した「佳翠苑皆美(かすいえんみなみ)」は、バス停が目の前。玉造温泉の中心部である「姫神広場」で降りると、敷地内まで1分かからない感じです。松江市街地の「皆美館」とは姉妹店ということで、荷物を松江市街地の皆美館から直接配送していただけて非常に楽でした。同じグループだということで、おもてなしのやり方は似ています。ウェルカムドリンクに、ちょっとしたお菓子をいただきつつ、チェックインの手続きを行います。ゆったりしたソファに腰を下ろしつつチェックインというのは、ゆったりした気分になって本当に快適です。玉造の皆美は、市街とは違って、大型のホテルで、フロントから奥へという所に、「足湯」や「お茶飲み比べ」コーナー、お土産コーナーと多様に揃っています。カラフルな浴衣は、自分好みのものを選べるのです。客室までの案内は、東南アジア圏の女性がしてくれましたが、愛想がよく、日本語も堪能でした。浴場の案内、レストランの案内、ラウンジの説明、アメニティの案内と気持ちよく案内してくれました。 展望風呂があるということで、最上階へ。遠くに高速道路も眺められて、開放感は抜群の露天風呂でした。まだ明るい金曜日に温泉に浸かりました。ここも「タオル」が浴室更衣室に備えてあるのが良いですね。風呂上がりに、ラウンジで寛いで、フルーツドリンクをいただき、ナッツなどもいただきました。ここもゆったりした空間で、落ち着くという感じです。 夕食、さすがにかなり忘れてきてしまいましたが、外は眺められないですが、個室で食事させていただき、夫婦でゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。料理は、手間をかけた品々ですし、見た目も美しいものでした。やはり献立ての説明と説明書きもまた丁寧です。そして、出雲大社を意識した「おみくじ」を引くというのも面白くイベント性があってよいと思わされました。食事中は、ずっと同じ係が寄り添ってくれました。品の良い話し方で、とてもやさしい気分にさせてくれます。 夕食後は、今度は1階の温泉へ。こちらは、とても広いのです。小細工せずに、いい温泉なので、お湯を楽しんでと言われている感じで、サウナやジャグジーはありません。それにしても、蛇口の湯も温泉なのでしょうかね。いつまで経っても、ぬるぬる感がとれないのですよね。まさにクリームを塗っているかのような感覚になります。石の上に座る気持ちよさを味わえる温泉でしょうか。強烈な臭いはないですが、「美人の湯」というだけあって、顔にパックをしているかのようでもあります。保湿効果抜群のお湯なのでしょうね。松江しんじ湖温泉は、やや個性に乏しいですが、玉造温泉は、個性的ではありますね。 今回、温泉街散歩はしなかったのですが、温泉街マップを見ると温泉街を巡るのも面白そうに思えます。 翌朝は、朝早く温泉に入浴。少しづつ明るくなって緑が映えてくるのが朝の温泉の魅力です。 朝食は、バイキングであったのですが、バイキングらしくない「ゆったり感」のある会場でした。さらに、バイキングであっても、お客さんを放りっぱなしにしないのですね。そこが、他のホテルとの違いだと思えました。「何かお手伝いいたしましょうか」と優しいお声がけされるのが、良かった。「ブッフェカート」をお願いしたら、あっという間に持ってこられました。ただ単に、カートだけでなくドリンクホルダーやドリンクのふたもあったりして。ここまで面倒を見てくれるのだなあと感心しました。そう、テーブルも広くて、皿が多くなっても、横に置くこともできたり、衝立があって、隣の人が気にならない会場というのも珍しいと思わされました。この1.2日でかなり食べた感じだったので、量は少なめにしましたが、「心」はとても満たされた感じがしたのです。 チェックアウトのお会計も非常に手際が良く、夕食の際のスタッフからの手書きのメッセージもまた驚かされました。館内の豪華さのみでなく、むしろお客さんを喜ばせようと一生懸命な姿勢が端々に感じられる旅館でした。 「皆美グループ」の旅館、一泊目松江の「皆美館」、二泊目、玉造温泉「皆美」いずれも宿泊して大満足でした。
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86歳円熟の指揮者、小林研一郎さんのヴェルディレクイエムを聴く
名古屋フィルハーモニー交響楽団の7月3日金曜日の定期演奏会に行ってきました。 早くも1週間近くも経過しているのですが、本当に行ってよかった公演でした。 ベテラン指揮者小林研一郎さんの指揮を見るのはコロナの前以来になっていました。2018年、平成30年ですね。サントリーホールでチャイコフスキーのマンフレッド交響曲で指揮する姿を見て以来8年ぶりのことです。すなわち、令和となって初めてです。事前にネットで検索していると、10年前にも同じヴェルディのレクイエムを同じ顔触れ(名フィル+岡崎混声合唱団等)でやっていることが分かりました。小林氏のお得意の曲だということでしょう、そして炎のコバケンという異名を持つ小林氏が持っている「熱さ」が存分に発揮される曲であろうと想像されました。合唱、独唱付きという大きな編成で演奏され、全曲で90分という大曲、ぜひ聴こうとということで、早めにチケットを入手していました。そして分かりやすいことに1階11列11番という1並びの席を押さえられました。指揮者小林氏の動きも良く見ておきたかったというのもあって、前方寄りということで押さえた席でしたけれど、非常に出入りもしやすくて、奏者も全体的に見やすい席で良かったなあと思います。 この公演では、合唱が、2階席の通常はお客さんが座るシートに位置されていたのです。100名を超える合唱団を正面に見られる席ですね。まずは、合唱団が入場してきます。岡崎高校の合唱部、岡崎混声合唱団と続きましたが、高校生の若々しい「白のシャツ」に目を奪われます。すでに1階席は空席はありません。びっしりと席が埋まった中で、歌えるっていうのは気持ちが昂るものです。高校生のうちに、名古屋栄の立派なコンサートホールで演奏できる機会に恵まれるというのは羨ましいことです。さらに言うならば、世界的にも有名な老巨匠小林氏の指揮で、歌ったというのはいつまでも思い出に残るのではないでしょうか。 私も、大学生の当時、小松一彦氏という指揮者のタクトで歌ったことがあるのですが、まだ小松氏は若く「険しい表情で」、もっと子音を出してとか注意されたことを思い出すし、演奏会後に、「グリーの諸君、良い出来だったよ」みたいな言葉をかけられたことを覚えています。 さて、管弦楽団の奏者の入場が終わり、若いコンサートマスター森岡さんが入場されてチューニング、そしていよいよ指揮者とソロ4人を迎える時になりました。どんな様子で小林氏が入場するのかとかたずをのんで見守る観衆。小林氏が出てこられました。まずは、合唱団に起立するよう合図します。でも、そのご様子が、身振りいっぱいではないのです。やはり8年の歳月が流れて、小林氏もすっかりおじいちゃんになられたなあという印象を持ちました。指揮台への歩みも、ゆっくりしているし。そして、小林氏は、指揮の最中に「譜面」を見ないので、譜面台が指揮台の前には置かれていないのが通常であるのに。今日は、譜面台が置かれ、その譜面台の上には、楽譜の表紙が見えます。あれ?と思いました。指揮台に上がるときも、軽快さはもうありません。譜面台を手の支えに使っている印象なのです。そんな86歳の巨匠が、目の前で指揮をされる。そんな緊張を感じるものでした。 長年、感動的な「歌心」あふれる指揮をされてきた小林氏、時に唸りながら、音楽を紡いでいった炎のコバケンともいわれた小林氏は、そこにはいませんでした。もちろん、それを期待する自分はいたのですが、今まで多くの感動をいただいた小林氏に、感謝の思いを持ちつつ、愛おしんでレクイエムを聴こうと決めました。 曲に入ると、合唱団と4人のソロの見事なこと、これに圧倒されました。岡崎の合唱は、近藤先生というカリスマ的指導者の下、よく音色がそろっていて美しさにあふれています。フォルテでも崩れず、ピアニッシモでは背筋を伸ばさせるような音色です。濁りのない「透明度」がこの合唱団の持ち味なのだと思わされます。そして、4人のソロは、声量は十分に大きく、ダイナミックで声質も美しさにあふれていました。とりわけ、テノールの笛田氏の抜けるような高音、心地よい声質は、ぜひ今度はテノールリサイタルで聴きに行きたいと思わされるほどでした。 それにしても、合唱付きの曲は、生で聴くに限ります。生で聴いてこそ、その感動を直に味わうことができます。ヴェルディのレクイエムは、声楽がかなりの部分を占めています。小林氏は、何度も合唱団に「いいよ!そうだ。その調子だ」という感じで、オッケーサインを出したり、観客席に顔を見せつつ、観客席の奥の方まで声を飛ばして!というサインを送っているのは、相変わらず変わっていないなあとは思わされたし、金管楽器を派手に鳴らす感じはいつものコバケンだなあとか思いつつ聴いていました。 そして、終演後、いつものように演奏者にねぎらう声かけをされているのを見ると本当に、一音楽家として優れているだけでなく、人間としても尊敬できる人だと思わされます。今日は、炎のコバケンというより、冬の囲炉裏端の炎でみんなをあたためている老巨匠小林研一郎の姿を見せられた感じがしました。
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山陰への旅⑤松江観光 ゆったりした空気が支配する城下町
6月12日のことです。皆美館を出て、まず向かったのは「松江城」でした。宍道湖のほとりに建つ市役所とは対照的に、松江城を見上げる感じに立地するのが県庁の建物でした。岐阜県とは規模が違うからかもしれませんが、高さがあまり感じられません。低層でどっしりとした趣があります。これって松江城をのある雰囲気を活かすということであったようです。高層ビルが、ない市内で、歩行者用道路も幅広く取られているのが印象に残ります。山陰で一番の年であるのですが、「慌ただしさ」が感じられない落ち着いたたたずまいを感じる官庁街です。松江城天守へは、階段を上っていかなければならないので、暑くて汗をかいてしまいます。身体障害者手帳を提示すると無料で天守へと上らせていただけます。国宝松江城、近くで見ると非常に伝統的な建物という感覚になります。石垣の積み上げ方も非常に立派であると思わされますし。近くまで行って観る価値は大いにあります。そして、天守への入場は、どうかと言いますと、伝統ある木造建築の良さを内部から味わうことができます。姫路城ほどの規模ではないものの、内部は思ったよりも大きく、いくつも階段を上っていかないと最上階にはたどり着きません。狭く急な階段で、上るのも一苦労させられましたが、最上階に上って下界を見下ろす景観は非常に心地よいものがあります。そして、私にとってより怖さを感じるのは下り階段です。階段の木材が滑りやすいので、一歩ずつゆっくりとという感じで歩を進めないといけませんでした。木造を保護するためでしょう、下足を脱いで靴を持ち歩く必要があるので、大きな荷物は持っていくことはできません。荷物は宿やコインロッカーに預けて歩くのがおすすめです。 松江城を上り下りすると大変のどが渇いてきます。ということで、松江城近くにある明治時代の洋風建築である「興雲閣」の中で、営業している喫茶店亀田山喫茶店に行き、しばし休憩をとりました。興雲閣は、大正天皇がお泊りになる迎賓館として使用されたほどの建物で、広く開放的な作りで優雅さを感じる作りです。その後、松江城を後にしてて北へ向かいます。今回のお楽しみの一つでもあった「小泉八雲記念館」へと再び歩いて移動しました。松江城からは森の中を歩いていく感じで、ここは本当に県庁の近くなのかというような静けさの中を歩くことができました。 小泉八雲記念館に到着する前あたりの松江城のお堀と記念館の雰囲気がとりわけ素晴らしいのです。道路のわきには、低い木造家屋が連なり、その反対側に松江城のお堀が見られる、非常に美しい景観だなあと思わされます。ここの歩行者道をゆったりと歩くのもまた良いだろうと思わされます。小泉八雲記念館は、非常に資料が充実していて、かなり見入ってしまいます。この資料館を見てから、連続テレビ小説ばけばけを見てもまた良いだろうなあと思わされるくらい、あのドラマの理解を助けてくれるものであると思います。小泉旧邸を含めて1時間近くは滞在したと思います。小泉八雲記念館近くを「塩見縄手」というようで、松江観光の名所のようです。しかし、人であふれかえるというまでではなく、ゆったりとみられたのが良かったと思います。 松江観光は、平日金曜日であったからでしょうか、人が多くてうんざりすることは全くありませんでした。ランチに、皆美館近く、カラコロ広場近くの遊覧船乗り場近くの洋食店でのランチを予約していたので、今度はタクシーを利用して戻りました。ネットで調べた店で人気店なのか、食事後は金曜日なのに待ちの列ができていました。 せっかくの水の都松江だ、堀川遊覧船に乗ろうということで、乗りました。「船頭さんの案内」「橋くぐりの時の頭下げ」「船頭さんの歌」「数多くの橋の下をくぐる船」というのも良いですが、本当に、緑の鮮やかさが素晴らしかったなあという印象。堀のすぐ近くまで迫る民家の多さも印象に残ります。十分に自然が残されていて、その自然に人間が寄り添っている感じがいいなあと思わされます。こちらは、身体障害者とその同伴者は半額になります。一日乗り放題料金ですので、余裕があれば時間帯を違えて乗船するのも良いかもしれません。ちなみに船からもお城は見えますが、近くで見たほうが良いです。 松江観光おすすめ ① 堀川遊覧船 ②松江城 ③小泉八雲記念館 ④宍道湖大橋からの眺望 宍道湖の夕景はお勧めと言われましたが、これは天気次第でしょう。ただ、「宍道湖大橋」を徒歩で往復するのは、湖面を眺めつつ気持ちよい風に吹かれながらですと、非常に気分が良いものです。眼前の広がりが大きくて、小さなことなんか気にしなくてよいって思わされます。また、宍道湖大橋から松江市役所も見られますね。市役所でも「ばけばけ」にまつわる展示がなされていました。 松江、昔の面影を色濃く残す町。ここが高層ビルが全く建っていない風景だったら、さぞかし良かっただろうなあと。ラフカディオ・ハーンが出会った松江は今よりもさらに「風流」だっただろうなあと思わされます。
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山陰への旅④皆美館の夕朝食 露天風呂
皆美館の周りは、派手な飲食店街というわけではなく、しっとりとした飲食店や菓子屋が軒を連ねる趣のある商店街という感じであり、車両も通行禁止となっているので、騒がしさも少なく、まさに「おっとりと、ゆったりと」時間が流れる感じがあります。建物も林立する感じは全くありません。やや高いなと思うマンション、ホテルはあるものの、比較的低層な建物が多いので、空も比較的よく見ることができる場所です。 部屋のテラスからは、街が見えますが、騒がしさがまるでありません。決してきれいな街ではないですが、隣の建物との距離が比較的取られていて、まるで圧迫感がありません。2階の部屋でも、まずまずも開放感があります。 テラスに隣接してあるのが陶器製の露天風呂です。だれにも邪魔されずに、温泉露天風呂にじっくり浸かれるのは気持ちが良いものです。全く廊下を歩くことなく、温泉に浸かれるのは、なんて幸せなことなのでしょう。部屋についている温泉って小さいのだろうと思っていたのですが、全然そんなことはなく、足をずーっと伸ばすことができるくらいの長さがあって非常に気持ちが良くなりました。外の空気を感じながら、その浴槽を独占して使えましたが、今回個室の温泉露天風呂は、初めての経験でした。ほんとぜいたくな気分になれます。 サウナもあって入ってみたのですが、マイペースで入れるのが良さそうです。私は、普段スチームサウナしか入らないことにしているので、少し入るだけにしましたが、木の良い香りがあり、新しいので非常に清潔感もあって、こりゃいいわという感じがします。シャワー、洗面すべてにおいて文句なし。さらにトイレも普通の3倍くらいの広さで、車いすでも使えるかなって感じでした。 さて、食事ですね、趣向をこらし手間をかけた地産地消の味を、目でも楽しめるように提供していただけました。それよりも、きちんと献立を配っていただき、その解説もしっかり書かれてあるのが素晴らしいし、女将の「歌」が書き添えられているのも知的な感じで良いなあと思わされます。係の方は、料理を運んできてくれて、ゆったりとテーブルに並べて、その料理をよどみなく説明されるのも、非常に慣れた感じがします。その美しさ、丁寧さにもゆとりが感じられてよいですね。夕刻の陽がまだ沈み切らない宍道湖と庭園を眺めつつの「優雅な時間」の経過が心地よいなあと思わされます。木曜日で、子どもの大声が聞こえないということもあってでしょうか、非常に穏やかで落ち着いたひとときに思えました。夕食時は、窓の近くのテーブルに夫婦で「向かい合わせ」に座るようように促されましたね。夫婦で、向かい合い、同じ宍道湖の景色を眺めるという感じにされたのでしょうね。 で、翌朝の7時からの朝食では、向かい合わずに、「並んで隣り合わせで」食事するように案内されました。やや窓から離れるためでしょう。並んで食べれば、ちょうど朝の庭園と宍道湖が見られるのですね。朝から、品数豊富で、見た目も美しい料理が並んで、気分が盛り上がります。ほっくほくのご飯もよく、自慢の鯛めしも、出汁をたっぷりかけていただきました。夕食と同じように丁寧な献立がつきながら、係の方も料理の説明や、食べ方を教えていただけます。 朝と夕では、違った場所にあるテーブルで食事できたのでまた違った雰囲気を楽しめたのも良かったと思いました。 皆美館、本当に居心地が良い旅館でした。食事も待たされないし、あらかじめお願いしていた二日目の玉造温泉の姉妹店への荷物配送サービスについても、あらかじめ言わなくても理解されていたし、夕食時間のリクエストも伝わっていました。情報の共有が本当にスムーズになされていて、職場の風通しが良いのだろうなと思わされます。また、どの係もお客さんにしっかりと向き合っているのが分かりました。本当に良い宿に出会ったなあと思わされました。落ち着いた松江の街にぴったりのおもてなしのお宿であるなあと感じます。 宿を出発する際にも、記念撮影に応じて何枚もお付き合いいただき、記念になりました。「山陰初めての宿泊が、皆美館で良かった」とメッセージを送らせていただきました。 穏やかなこの宿の空気に包まれて、少ないのですが、他の宿泊者も、穏やかな表情をされていたのも印象に残りました。