コラム

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86歳円熟の指揮者、小林研一郎さんのヴェルディレクイエムを聴く
名古屋フィルハーモニー交響楽団の7月3日金曜日の定期演奏会に行ってきました。 早くも1週間近くも経過しているのですが、本当に行ってよかった公演でした。 ベテラン指揮者小林研一郎さんの指揮を見るのはコロナの前以来になっていました。2018年、平成30年ですね。サントリーホールでチャイコフスキーのマンフレッド交響曲で指揮する姿を見て以来8年ぶりのことです。すなわち、令和となって初めてです。事前にネットで検索していると、10年前にも同じヴェルディのレクイエムを同じ顔触れ(名フィル+岡崎混声合唱団等)でやっていることが分かりました。小林氏のお得意の曲だということでしょう、そして炎のコバケンという異名を持つ小林氏が持っている「熱さ」が存分に発揮される曲であろうと想像されました。合唱、独唱付きという大きな編成で演奏され、全曲で90分という大曲、ぜひ聴こうとということで、早めにチケットを入手していました。そして分かりやすいことに1階11列11番という1並びの席を押さえられました。指揮者小林氏の動きも良く見ておきたかったというのもあって、前方寄りということで押さえた席でしたけれど、非常に出入りもしやすくて、奏者も全体的に見やすい席で良かったなあと思います。 この公演では、合唱が、2階席の通常はお客さんが座るシートに位置されていたのです。100名を超える合唱団を正面に見られる席ですね。まずは、合唱団が入場してきます。岡崎高校の合唱部、岡崎混声合唱団と続きましたが、高校生の若々しい「白のシャツ」に目を奪われます。すでに1階席は空席はありません。びっしりと席が埋まった中で、歌えるっていうのは気持ちが昂るものです。高校生のうちに、名古屋栄の立派なコンサートホールで演奏できる機会に恵まれるというのは羨ましいことです。さらに言うならば、世界的にも有名な老巨匠小林氏の指揮で、歌ったというのはいつまでも思い出に残るのではないでしょうか。 私も、大学生の当時、小松一彦氏という指揮者のタクトで歌ったことがあるのですが、まだ小松氏は若く「険しい表情で」、もっと子音を出してとか注意されたことを思い出すし、演奏会後に、「グリーの諸君、良い出来だったよ」みたいな言葉をかけられたことを覚えています。 さて、管弦楽団の奏者の入場が終わり、若いコンサートマスター森岡さんが入場されてチューニング、そしていよいよ指揮者とソロ4人を迎える時になりました。どんな様子で小林氏が入場するのかとかたずをのんで見守る観衆。小林氏が出てこられました。まずは、合唱団に起立するよう合図します。でも、そのご様子が、身振りいっぱいではないのです。やはり8年の歳月が流れて、小林氏もすっかりおじいちゃんになられたなあという印象を持ちました。指揮台への歩みも、ゆっくりしているし。そして、小林氏は、指揮の最中に「譜面」を見ないので、譜面台が指揮台の前には置かれていないのが通常であるのに。今日は、譜面台が置かれ、その譜面台の上には、楽譜の表紙が見えます。あれ?と思いました。指揮台に上がるときも、軽快さはもうありません。譜面台を手の支えに使っている印象なのです。そんな86歳の巨匠が、目の前で指揮をされる。そんな緊張を感じるものでした。 長年、感動的な「歌心」あふれる指揮をされてきた小林氏、時に唸りながら、音楽を紡いでいった炎のコバケンともいわれた小林氏は、そこにはいませんでした。もちろん、それを期待する自分はいたのですが、今まで多くの感動をいただいた小林氏に、感謝の思いを持ちつつ、愛おしんでレクイエムを聴こうと決めました。 曲に入ると、合唱団と4人のソロの見事なこと、これに圧倒されました。岡崎の合唱は、近藤先生というカリスマ的指導者の下、よく音色がそろっていて美しさにあふれています。フォルテでも崩れず、ピアニッシモでは背筋を伸ばさせるような音色です。濁りのない「透明度」がこの合唱団の持ち味なのだと思わされます。そして、4人のソロは、声量は十分に大きく、ダイナミックで声質も美しさにあふれていました。とりわけ、テノールの笛田氏の抜けるような高音、心地よい声質は、ぜひ今度はテノールリサイタルで聴きに行きたいと思わされるほどでした。 それにしても、合唱付きの曲は、生で聴くに限ります。生で聴いてこそ、その感動を直に味わうことができます。ヴェルディのレクイエムは、声楽がかなりの部分を占めています。小林氏は、何度も合唱団に「いいよ!そうだ。その調子だ」という感じで、オッケーサインを出したり、観客席に顔を見せつつ、観客席の奥の方まで声を飛ばして!というサインを送っているのは、相変わらず変わっていないなあとは思わされたし、金管楽器を派手に鳴らす感じはいつものコバケンだなあとか思いつつ聴いていました。 そして、終演後、いつものように演奏者にねぎらう声かけをされているのを見ると本当に、一音楽家として優れているだけでなく、人間としても尊敬できる人だと思わされます。今日は、炎のコバケンというより、冬の囲炉裏端の炎でみんなをあたためている老巨匠小林研一郎の姿を見せられた感じがしました。
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山陰への旅⑤松江観光 ゆったりした空気が支配する城下町
6月12日のことです。皆美館を出て、まず向かったのは「松江城」でした。宍道湖のほとりに建つ市役所とは対照的に、松江城を見上げる感じに立地するのが県庁の建物でした。岐阜県とは規模が違うからかもしれませんが、高さがあまり感じられません。低層でどっしりとした趣があります。これって松江城をのある雰囲気を活かすということであったようです。高層ビルが、ない市内で、歩行者用道路も幅広く取られているのが印象に残ります。山陰で一番の年であるのですが、「慌ただしさ」が感じられない落ち着いたたたずまいを感じる官庁街です。松江城天守へは、階段を上っていかなければならないので、暑くて汗をかいてしまいます。身体障害者手帳を提示すると無料で天守へと上らせていただけます。国宝松江城、近くで見ると非常に伝統的な建物という感覚になります。石垣の積み上げ方も非常に立派であると思わされますし。近くまで行って観る価値は大いにあります。そして、天守への入場は、どうかと言いますと、伝統ある木造建築の良さを内部から味わうことができます。姫路城ほどの規模ではないものの、内部は思ったよりも大きく、いくつも階段を上っていかないと最上階にはたどり着きません。狭く急な階段で、上るのも一苦労させられましたが、最上階に上って下界を見下ろす景観は非常に心地よいものがあります。そして、私にとってより怖さを感じるのは下り階段です。階段の木材が滑りやすいので、一歩ずつゆっくりとという感じで歩を進めないといけませんでした。木造を保護するためでしょう、下足を脱いで靴を持ち歩く必要があるので、大きな荷物は持っていくことはできません。荷物は宿やコインロッカーに預けて歩くのがおすすめです。 松江城を上り下りすると大変のどが渇いてきます。ということで、松江城近くにある明治時代の洋風建築である「興雲閣」の中で、営業している喫茶店亀田山喫茶店に行き、しばし休憩をとりました。興雲閣は、大正天皇がお泊りになる迎賓館として使用されたほどの建物で、広く開放的な作りで優雅さを感じる作りです。その後、松江城を後にしてて北へ向かいます。今回のお楽しみの一つでもあった「小泉八雲記念館」へと再び歩いて移動しました。松江城からは森の中を歩いていく感じで、ここは本当に県庁の近くなのかというような静けさの中を歩くことができました。 小泉八雲記念館に到着する前あたりの松江城のお堀と記念館の雰囲気がとりわけ素晴らしいのです。道路のわきには、低い木造家屋が連なり、その反対側に松江城のお堀が見られる、非常に美しい景観だなあと思わされます。ここの歩行者道をゆったりと歩くのもまた良いだろうと思わされます。小泉八雲記念館は、非常に資料が充実していて、かなり見入ってしまいます。この資料館を見てから、連続テレビ小説ばけばけを見てもまた良いだろうなあと思わされるくらい、あのドラマの理解を助けてくれるものであると思います。小泉旧邸を含めて1時間近くは滞在したと思います。小泉八雲記念館近くを「塩見縄手」というようで、松江観光の名所のようです。しかし、人であふれかえるというまでではなく、ゆったりとみられたのが良かったと思います。 松江観光は、平日金曜日であったからでしょうか、人が多くてうんざりすることは全くありませんでした。ランチに、皆美館近く、カラコロ広場近くの遊覧船乗り場近くの洋食店でのランチを予約していたので、今度はタクシーを利用して戻りました。ネットで調べた店で人気店なのか、食事後は金曜日なのに待ちの列ができていました。 せっかくの水の都松江だ、堀川遊覧船に乗ろうということで、乗りました。「船頭さんの案内」「橋くぐりの時の頭下げ」「船頭さんの歌」「数多くの橋の下をくぐる船」というのも良いですが、本当に、緑の鮮やかさが素晴らしかったなあという印象。堀のすぐ近くまで迫る民家の多さも印象に残ります。十分に自然が残されていて、その自然に人間が寄り添っている感じがいいなあと思わされます。こちらは、身体障害者とその同伴者は半額になります。一日乗り放題料金ですので、余裕があれば時間帯を違えて乗船するのも良いかもしれません。ちなみに船からもお城は見えますが、近くで見たほうが良いです。 松江観光おすすめ ① 堀川遊覧船 ②松江城 ③小泉八雲記念館 ④宍道湖大橋からの眺望 宍道湖の夕景はお勧めと言われましたが、これは天気次第でしょう。ただ、「宍道湖大橋」を徒歩で往復するのは、湖面を眺めつつ気持ちよい風に吹かれながらですと、非常に気分が良いものです。眼前の広がりが大きくて、小さなことなんか気にしなくてよいって思わされます。また、宍道湖大橋から松江市役所も見られますね。市役所でも「ばけばけ」にまつわる展示がなされていました。 松江、昔の面影を色濃く残す町。ここが高層ビルが全く建っていない風景だったら、さぞかし良かっただろうなあと。ラフカディオ・ハーンが出会った松江は今よりもさらに「風流」だっただろうなあと思わされます。
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山陰への旅④皆美館の夕朝食 露天風呂
皆美館の周りは、派手な飲食店街というわけではなく、しっとりとした飲食店や菓子屋が軒を連ねる趣のある商店街という感じであり、車両も通行禁止となっているので、騒がしさも少なく、まさに「おっとりと、ゆったりと」時間が流れる感じがあります。建物も林立する感じは全くありません。やや高いなと思うマンション、ホテルはあるものの、比較的低層な建物が多いので、空も比較的よく見ることができる場所です。 部屋のテラスからは、街が見えますが、騒がしさがまるでありません。決してきれいな街ではないですが、隣の建物との距離が比較的取られていて、まるで圧迫感がありません。2階の部屋でも、まずまずも開放感があります。 テラスに隣接してあるのが陶器製の露天風呂です。だれにも邪魔されずに、温泉露天風呂にじっくり浸かれるのは気持ちが良いものです。全く廊下を歩くことなく、温泉に浸かれるのは、なんて幸せなことなのでしょう。部屋についている温泉って小さいのだろうと思っていたのですが、全然そんなことはなく、足をずーっと伸ばすことができるくらいの長さがあって非常に気持ちが良くなりました。外の空気を感じながら、その浴槽を独占して使えましたが、今回個室の温泉露天風呂は、初めての経験でした。ほんとぜいたくな気分になれます。 サウナもあって入ってみたのですが、マイペースで入れるのが良さそうです。私は、普段スチームサウナしか入らないことにしているので、少し入るだけにしましたが、木の良い香りがあり、新しいので非常に清潔感もあって、こりゃいいわという感じがします。シャワー、洗面すべてにおいて文句なし。さらにトイレも普通の3倍くらいの広さで、車いすでも使えるかなって感じでした。 さて、食事ですね、趣向をこらし手間をかけた地産地消の味を、目でも楽しめるように提供していただけました。それよりも、きちんと献立を配っていただき、その解説もしっかり書かれてあるのが素晴らしいし、女将の「歌」が書き添えられているのも知的な感じで良いなあと思わされます。係の方は、料理を運んできてくれて、ゆったりとテーブルに並べて、その料理をよどみなく説明されるのも、非常に慣れた感じがします。その美しさ、丁寧さにもゆとりが感じられてよいですね。夕刻の陽がまだ沈み切らない宍道湖と庭園を眺めつつの「優雅な時間」の経過が心地よいなあと思わされます。木曜日で、子どもの大声が聞こえないということもあってでしょうか、非常に穏やかで落ち着いたひとときに思えました。夕食時は、窓の近くのテーブルに夫婦で「向かい合わせ」に座るようように促されましたね。夫婦で、向かい合い、同じ宍道湖の景色を眺めるという感じにされたのでしょうね。 で、翌朝の7時からの朝食では、向かい合わずに、「並んで隣り合わせで」食事するように案内されました。やや窓から離れるためでしょう。並んで食べれば、ちょうど朝の庭園と宍道湖が見られるのですね。朝から、品数豊富で、見た目も美しい料理が並んで、気分が盛り上がります。ほっくほくのご飯もよく、自慢の鯛めしも、出汁をたっぷりかけていただきました。夕食と同じように丁寧な献立がつきながら、係の方も料理の説明や、食べ方を教えていただけます。 朝と夕では、違った場所にあるテーブルで食事できたのでまた違った雰囲気を楽しめたのも良かったと思いました。 皆美館、本当に居心地が良い旅館でした。食事も待たされないし、あらかじめお願いしていた二日目の玉造温泉の姉妹店への荷物配送サービスについても、あらかじめ言わなくても理解されていたし、夕食時間のリクエストも伝わっていました。情報の共有が本当にスムーズになされていて、職場の風通しが良いのだろうなと思わされます。また、どの係もお客さんにしっかりと向き合っているのが分かりました。本当に良い宿に出会ったなあと思わされました。落ち着いた松江の街にぴったりのおもてなしのお宿であるなあと感じます。 宿を出発する際にも、記念撮影に応じて何枚もお付き合いいただき、記念になりました。「山陰初めての宿泊が、皆美館で良かった」とメッセージを送らせていただきました。 穏やかなこの宿の空気に包まれて、少ないのですが、他の宿泊者も、穏やかな表情をされていたのも印象に残りました。
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山陰への旅③ 松江 皆美館へ
松江駅に降り立ったのは、午後4時頃。やや暑い空気が漂う駅前です。岐阜駅よりはかなり小ぶりで、大垣駅よりは大きめの駅でしょうか。バス停もいくつかあるのですが、案内板だとどれに乗ってよいのかよくわかりません。前のシーズンの連続テレビ小説ばけばけのモデルであるヒロイン小泉セツとラフカディオ・ハーンが出会ったのはこの「松江」ということで、駅の入り口には「小泉八雲とセツが出会ったまち松江」「ばけばけ」の舞台、「あげ、そげ、ばけ」っていう文字が躍っていました。 ちょっと意味が分からないって思っていたので「あげ、 そげ、 ばけ。」をAIで調べてみました。 松江、出雲の方言で、「あげ」はあれ、「そげ」はそれ、 「ばけ」は化ける。ということで、あれも、それもばけるっていう意味がまずあるようです。妖怪、怪談を意味しているのでしょうね。 そして、あげは、盛り上げる。そげは、削ぎ落す。ばけは、ばける=良い方向へ変化するって意味らしいです。 なんども、このフレーズは見たんだけれど、まったくこの語句の解説は見かけなかったんですよね。なぜなのかなあ。 松江駅から、どのバスに乗れば良いのか分からないというので、結局はタクシーに乗ることにしました。旅館のホームページにも松江駅からはタクシーかバスでと書いてありましたからね。タクシーに乗れば5分程度で到着するほどなので、さほど離れた距離ではないのが、皆美館でした。途中、雰囲気がある通りも見つつすぐに到着しました。荷物は、係が運んでくださって、ソファに腰を下ろして小さな品の良い器で、ちょっとしたお菓子にのどを潤すほどの飲み物を出されて、おしぼりを受け取って手をぬぐい、ほっと一息ついた感じがしました。 今だとチェックインによくあるのが、自動チェックイン機ですが、それはなく、すべて係が対応してくれます。あらかじめ、住所などが記載されたチェックインの登録用紙に署名するだけというようにされていて、ああ楽だなあ、機会に振り回される感じがないのがいいなあと思わされる。鍵も、カードキーではない、棒状のキーではなく、味のある鍵なのですよね。係がお部屋まで案内してくれます。途中で、ここが浴場ですよ、避難経路はなどの話もありました。 一階から二階に上がり、一番奥の部屋が、今回宿泊するお部屋という感じでした。どの部屋も間取りが違うようです。私の泊まった部屋は、宍道湖を望めないけれど、サウナと温泉露天風呂がついている部屋ということで、期待していました。まだ、リニューアルして間もないのでしょう、きれいなフローリングなど、美しい室内で、洋風リゾートに来た感覚になりました。部屋の綺麗さにも圧倒されていましたが、係の説明もゆったりと丁寧で、慌ただしさがありません。部屋のソファもまた座り心地が最高であるし、寝室とリビングが程よく分かれている、高い天井も空間の気持ちよさを演出していました。 館内着、浴衣、パジャマと全部そろっている旅館も初めてですね。そして、和菓子を入れた箱がまた雰囲気を良くしていますし、松江のお茶は有名だということで、三種類のお茶が楽しめるようになっているのです。これ、部屋の中でも十分に楽しめるのですよね。甘党の私は、旅館のお菓子いただくのは大好きなのですが、ここはお茶が充実しているのがまた気に入りましたね。 まずは、大浴場に行ってみるかと行きましたが、各部屋に温泉が引かれているためか、だれも入っていません。大浴場とは言っても、洗い場は二か所という小さなものです。湯船も3人入ればいっぱいって感じだと思いますが、一人だったので、気持ちよく快適に利用させていただけました。タオルが、備え付けというのも良かったです。松江の市街地でありながら、「松江しんじ湖温泉」という温泉が出るようなのです。街中で「温泉」いいですね。岐阜ですと、岐阜の市街地に長良川温泉があり、そこから長良川を見つつ入浴できるというのと近いかもしれません。ただし、岐阜がいいのは、近くにそびえる金華山があることですね。松江は、湖の水の量に圧倒されますが、大きな山は遠くにしかありません。 まとめ ①松江駅前のバス停表示はわかりにくいのに対して、タクシー乗り場は非常に分かりやすい。 ②「皆美館」について。着いたとたんに非日常感があり、大事にされているという感覚になる素晴らしい宿だ。 ③19部屋しかないので、各お客様をよくわかろうとして接客されるのが良い。 ④自動化に逆行するほどの係である人の価値を高く感じさせる宿である。部屋の備品もまた、一段上だ。
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山陰への旅行② 安来駅から足立美術館へ
特急やくもに乗って、山陽から山陰に移動していくと、ようやく平地になった感覚になるのが「米子」(よなご)なんですね。米子は、分岐点のようで、鳥取市方面と松江出雲の島根方面と分かれます。「米子」は鳥取県なのですが、松江方面に行くとすぐに、島根県です。あれ?いつ島根県に入ったの?というくらい境界がよくわかりません。そして間もなく「安来(やすぎ)」駅です。米子からを出発してからほとんど時間が経っていないではないかというくらい近いのですね。安来が、米子にあまりに近いのか、米子があまりに島根によっているのか分かりませんが、まるで、岐阜市と瑞穂市、瑞穂市と大垣市というくらいに近いのです。 安来駅で降車したのは、有名な「足立美術館」に行くためです。そこから、直通のシャトルバスが運転されているのです。この駅、ずいぶんとくたびれている感じで、エレベータもエスカレータもありません。跨線橋を渡って出入り口に行かなければなりません。この近くで言うならば、「関ケ原」駅に雰囲気は似ているでしょうか。降りる人も、乗ってくる人も少なくまさにローカル駅という趣です。ですが、改札を出ると、コインロッカーもいくつかあって、そこそこ楽しめる売店もあります。ややシャトルバスの待ち時間があって、余裕でコインロッカーに荷物を預けられ、身軽になってからシャトルバスに乗りました。木曜日のお昼という時間帯であったのですが、それなりの乗車があって出発。途中、安来市役所前を通過しますが、さほど驚かされるものはありません。約20分程度乗車して、ようやく「足立美術館」に到着しました。 まず驚かされるのは、ものすごく広大な駐車場です。何台停められるのでしょうか、大型バス用の区画も数多くありました。ただし、平日でしたら、入り口近くに余裕で駐車できます。空腹になってきたので、駐車場に隣接するレストランでランチにすることにしました。12時台でしたが、空席がたっぷり。「現金のみ」「お水、お茶はセルフサービス」でという表記がずいぶん目立ちます。でも、これは、あらかじめ知らせておくのは、トラブルを防止するために良いことではないかと思いました。私は、名物であるということで、「穴子天丼」を注文。穴子の天ぷらに野菜天がご飯の上にのったものが出てきましたが、穴子天の大きさにびっくりさせられました。アツアツの揚げたて天ぷらで、ほくほくで、脂ぎっていない穴子は油のくどさを感じさせなくておいしく食べられました。混雑もなかったためか、提供も手際が良く、山陰初めての食事は、満足のスタートと言えました。 入場料は、身障者の割引で同伴の妻とともに半額で、二人で2500円で、入らせていただきました。この美術館は、絵画や陶器だけではなく、魅力のあるとされるのが、庭園なのですね。外を歩き回る庭園ではなく、屋内から眺める庭園なのです。見事に美しく整備された庭園であり、見ごたえはあります。なるほど、庭園すごいなとは思わされますが、美術品も前衛的な作品は少なく、一般人でも理解しやすいものを数多く展示しているのが良いなあと思わされます。この日は、やや蒸し暑くなったのですが、空調のおかげで、快適に館内を回ることができました。庭園を眺めながらの喫茶タイム、非常に気分がいいですね。さほど待つこともなく、ガラス越しの庭園の池を眺められました。また、ケーキもおいしいんですねえ。風景込みで、ややドリンク代は高めではありますが、その雰囲気にお金を投じるのもありでしょう。作品の展示についても点数が多く、ミュージアムショップも、きっちりとすぺーすがとられています。そして、出入り口付近には、島根鳥取のおみやげ物がずらりと並びます。島根のオリジナルコーラのようなものを飲みましたが、うーん、しょうがが入っていて苦い、どこか「薬」ぽいぞと思ってしまいました。でも独特で、こんなドリンクもまた良いかなと思わされます。 約2時間半ほどの滞在ののち、行きと同じくシャトルバスで安来駅へ。車内は、冷房代節約?のためか蒸し暑い状態だったのが惜しかった。とはいえ、こんな不便なところにあっても、立派な庭園が備わる美術館。それが、一番すごさを感じることだ。これが、「県立」「国立」の美術館ではないというところにも、大きな価値があるように思わされます。 安来駅のプラットフォームからは、工場が間近に見えるだけで、まさにローカルな駅という風情。そこで、しばらく特急やくもが来るのを待ち、次の松江までわずか15分ほどの乗車でした。この距離は、大垣から各務原の手前当たりくらいまでか。とにかく「米子、安来、松江」いずれも近いのです。中海を見つつ、少しづつ水郷っぽさが広がっていく平野部という点で共通点がある地区だと思わされました。 まとめ ① 「足立美術館」シャトルバスは、それなりの本数が出ており、使い勝手が良い ② 安来駅は、待ち時間を過ごすスペースはある。コインロッカーもまずまず備わっている、ただ決して数が多いわけではない。 ③ 「足立美術館」での食事は、やや高めだと思う。隣接する食事処も大きく、いくつかありそうで、検討の価値はある。ただ、足立美術館内で喫茶は、気分が良くなるものだ。 ④足立美術館内は、大変快適であり、動線も比較的わかりやすい。庭園は、非常に美しい。一度訪問する価値はある。 ⑤米子は鳥取県、安来と松江は島根県なのだが、この3市は地続きであり一体のように思える。
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とんがりビジネスコンテスト6月20日観覧しての感想
6月20日、とんがりビジネスプランコンテストを観覧した。 証券会社大手3社や名古屋銀行をはじめ、多くの企業や団体が協賛しており、東海地区を代表する起業支援イベントとして大きな存在感を感じた。16チームによる発表はいずれも意欲的で、社会課題に真正面から向き合う姿勢に感心させられた。 今回特に印象に残ったのは、医療・看護・飲食・身体ケアといった身近な課題に対し、AI、スマートフォン、画像解析、ドローンなどの技術を組み合わせて解決を図ろうとする提案が非常に多かったことである。もはやAIは特別な技術ではなく、事業を構成する当たり前の要素になっていることを実感した。 一方で、課題発見のレベルは全体的に高かったものの、解決策の具体性や事業化の可能性には差があったように感じる。「なるほど、その問題は確かにある」と思う提案は多かったが、「それならお金を払って使いたい」と思わせる提案は限られていた。事業として成立するかどうかは、やはり誰にニーズがあり、どのように需要を掘り起こすかにかかっているのだろう。 その中で、水分をよく吸い取るハットの提案は印象的だった。髪を乾かす時間を短縮するという価値が誰にも分かりやすく、「欲しい」という声が会場から自然に上がっていた。技術の高度さよりも、利用者の利便性が一瞬で伝わることの強さを感じた。 また、「好きな音楽からファッションを提案する」というアイデアも興味深かった。事業として継続利用されるかどうかは未知数だが、服の好みを言語化しにくい人に対し、音楽という切り口から提案する発想は新鮮だった。私は事業性には疑問を持ちながらも、その着眼点とプレゼンテーションの魅力に惹かれ、投票した。 プレゼンテーションについては、女性発表者の分かりやすさが際立っていたように感じる。技術説明に偏るのではなく、利用者の姿や課題解決後の世界をイメージしやすく伝えており、聞き手を意識した発表が多かった。 17歳の高専生が出場していたことも印象深い。自ら高度なシステムを構築し、大人たちに交じって堂々と発表する姿には頼もしさを感じた。表彰の際、副賞のお酒を別の品に変更するとスポンサー企業が話していた場面も会場を和ませていた。 さらに、演奏家と飲食店などを結びつけるマッチングサービスにも好感を持った。効率化だけでなく、人々に豊かな時間を提供し、演奏家に活躍の場を生み出すという発想に魅力を感じた。松本の温泉旅館玉之湯で毎晩行われる車座コンサートを思い出し、こうした文化的な価値を生み出す仕組みには可能性を感じた。 審査結果発表前にはジャズトリオによる演奏があり、最後に「星に願いを」が演奏された。夢を持って挑戦する学生たちに向けた応援歌のようにも聞こえ、実に気の利いた選曲だった。 ニュースでは日本の将来を悲観する話題が多い。しかし今日の会場には、社会課題を解決しようと真剣に考え、実際に行動している若者たちが数多くいた。彼らの発表を聞きながら、「この国もまだまだ捨てたものではない」と感じた一日であった。 さて、この文章は、私の感想を生成AIが受け取って整理し、若干の加筆したものになる。発表者が見てくれて、参考にしていただけたり励みに思っていただけると幸いだと思う。
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初の山陰への旅行で感じたこと まずは往路「交通」について
連続テレビ小説で話題になった土地「松江」。山陰を舞台にした「ばけばけ」の聖地巡礼でもあり、 今までに行ったことがない出雲大社にも行きたいなということで、6月中旬に足を運んでみた旅行記としてお読みいただければと思います。 結論から先に言うと、山陰は私の感性に非常によく合った地域だと思いました。もちろん、季節が良かったこともあると思いますが、「地味」がある意味、「美しさ、奥ゆかしさ」に変わる地域なのかなあという印象でした。若い人が行くと、さて良いかどうか賛否は分かれそうですが、落ち着いた旅を望まれる方々にとっては、この上もなく良い場所なのではないかと思わされます。 まず第一に、人の多さ、混雑度が比較的落ち着いているということでしょう。移動時間帯を混雑しそうにない時間帯を選択したことも良かったのではと思えます。大都市のようなあわただしい人の流れは皆無なのです。ゆったりした気分に浸れた2泊3日の旅でした。 山陰と言っても、ごく一部しか見て回っていません。主に松江と出雲という島根の二大都市を回るだけでした。急いで色んな所を回るのではなくて、温泉にも十分に浸かりつつ、宿での滞在価値も高い場所を選びました。 山陰までの往復って、どう行くのかというのはよく聞かれることでしょう。岐阜からですと、小牧空港まで車で移動して、飛行機で出雲縁結び空港へというルート、空路と東海道山陽新幹線と在来線特急を利用した陸路があります。私は、飛行機での搭乗手続きとかが好きではないし、いかんせん朝1便だけあって夕方遅くにしか航空便がないという便数の少なさを考えるならば、「陸路」でいくべきだと思いました。新幹線駅の乗車駅も、行き慣れた「米原」駅。木曜の朝早い時間帯ですと、かなり空いています。朝早くですと、渋滞もなく、動きもスムーズです。米原駅も家から1時間弱で到着できました。さらには、駅舎から一番近い駐車場に駐車出来て3日で2500円です。他の駅と比べると多少安いですね。 米原駅は、以前は西口しかなかったですが、東口が新しくなり、エレベータ、エスカレータも完備されていて、新幹線乗り場への動線もほぼ直感的に分かるのがありがたいです。 新幹線では、岡山まで行きますが、朝早くですと乗り換えなしでさらに良いかもしれません。ただ今回は、新大阪より乗換えて「鹿児島中央」行きの「さくら」号の指定席に乗ることも目的のうちの一つでした。ですから、米原から二駅間だけいつもの通りの「こだま」に乗車しました。新大阪まであっという間に着いてしまいます。朝食を新幹線の中で食べて少し落ち着いて座った要るだけで「新大阪」ですね。ここまでは、よく乗るため慣れています。 新大阪で、たぶん初めての乗換である「さくら」への乗換になりました。駅の窓口の方が、うまくやっていただいたのか、こだま12号車からさくら4号車は、ほぼお隣同士のような感覚。ホームを挟んで向こう側ということではなく、階段やエレベータを使っての乗換ではありますが、乗換時間9分でも多くの荷物を持っていても、さほど急がなくても良いという乗換でした。ただ、何か余裕を持って買うというような時間はありません。 さくらの指定席は、こだまとは違って、席の幅がずいぶん広く感じられます。それもそのはずで、一列で5席ではなく4席だからです。普通だと南側に3席、北側に2席ですよね。ところが、通路を挟んで2席づつなのです。東海道だと通常は、グリーン席だとその幅ですけど、普通席ではこの余裕はありません。そして、ひじ掛けも木目調の落ち着いた配色であったり、ひじ掛け近くにドリンクホルダーも付いていたりするのですね。うわー、楽だなあ、慌ただしさがないなあと感じさせられます。車内で聞かれるメロディも西日本仕様なのでしょう。ああ、いつもとは、違うところに来たなあという感覚にさせられます。そして「さくら」での旅も約1時間程度で終わりで、岡山で降車します。 岡山から、在来線で山陰方面に行くのですが、通常は「特急やくも」に乗車します。乗換途中に、何か買い物する場所はあったのですが、在来線のホームにあるのではないかと安易に想像したのが間違いでした。「やくも」が発車するホームには売店がありません。これは要注意です。前もって新幹線岡山駅から在来線に乗換え前に買うことです。東海道新幹線16両⇒山陽新幹線8両と短くなりましたが、さらに山陰行きの特急は短くわずかに4両です。 先頭1号車は、グリーン席とそれに隣接した区画の「セミコンパートメント」。遊び心のある「向かい合わせ」の座席に固定されている区画が、4組あるのです。その二人掛け用を予約していましたので、そちらに座りました。靴を脱いで足を投げ出して乗れるというのも魅力、大きな車窓からの眺めを楽しみつつというのも良いです。また、二人で向かい合って駅弁を食べながらでも良いでしょう。さらに、荷物置きもきちんと用意されているのは便がいいなあと思わされます。席の上にある網棚に上げ下げするよりずっと楽です。 ただし、「向かい合って」というのは、友達同士や親子ならいいのですが、私たちのような夫婦には、微妙かもしれません。それよりも、座席のリクライニングがないし、直角であることが気になると妻は言っていました。私は、「セミコンパートメント」は、珍しくていいのではと思い予約したのですが、妻からは不評でした。そのほか、やはり「日当たり」についても要注意です。岡山から島根方面ですと、北行きですから午前中ですと東からの日差しがきつくて、進行方向に向かって右の座席だとカーテンを閉じている時間帯が長かったように思います。 まとめ ①米原駅の平日早朝7時までだと余裕で駐車場を利用できて楽 ②新大阪駅での山陽新幹線⇔東海道新幹線 乗換は、迷うことはない ③岡山駅での新幹線から在来線特急やくもへの乗換 煩雑さはなく、表示が非常に大きい ④少し時間がかかっても「のぞみ」より「さくら」を選択するのは、快適な指定席なら大あり ⑤特急やくもの乗り心地は悪くない。しかし、山陰への道のりは長いので、座席は快適なものを選ぶべき
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6月は、いつもの「賞与面談」しています
賞与の支給は、私どもは年間原則二回としています。 6月10日と12月10日です。できるだけ前年よりも多くの賞与を支給したいと考えながら、前年の支給額を参考にしつつ、良く成長している、実績が上がっているなというスタッフは、アップ率を高めて支給するなどして、一律何%の増加とか、〇万円の増加ということにはしていません。スタッフは、この賞与について普通は「まあ、こんなものだろう」という受け止めが一番多かったような感じはしています。そして、私はこれだけやったんだから、もっと上げてもらってもいいのではないですかと言われたことも記憶はありません。 ただ、今回は「こんな評価はうれしいです。びっくりです」と言っていたスタッフがいました。私は、そのスタッフの賞与を意識的にアップさせたのですが、それに気が付いてくれたのは嬉しくなりました。 物価上昇局面でもあり、数パーセントのアップでは、ありがたみが薄れてきているように感じます。意欲的に頑張ってくれたスタッフ、成果が上がったスタッフには、賞与でその努力に報いるというのはあるべき姿勢であると思っています。 賞与支給に合わせて、「賞与面談」を行っています。この目的は、各スタッフの将来像、希望、仕事に対する考え方を聞くということ、日常的に困っていることを聞くこと、現状の働き方は不安や不満がないかどうかを聞くことであります。 それとともに、スタッフの成長を褒める場でもあり、事務所に対する貢献の大きさに感謝する場でもあると位置づけています。 とりわけ、今回の賞与面談は、私の大学時代には、一学年下で部長であったT君なら、この面談でどう声をかけるだろうかを想像しつつ行いました。ですから、なんか以前と比較して雰囲気違うんじゃないのと思ったスタッフもいたのではないでしょうか。 T君は、大学の男声合唱部の一学年後輩ですが、年齢は私と同じ、誕生日も二日違いなので、すごく親近感がわきました。彼は、高校時代まで野球部、大学は男声合唱に転身したんです。彼は、頭はイマイチ、音楽的に歌もうまくない、声も良くないって感じの男でした。でも、とにかく明るい、周囲を和ませるのがうまかったなと、そして私の真似をよくしてくれたなあと思い出します。やんちゃ系にも見えるその男、実は涙もろくもあり、仲間思いの奴だったよなあと思い出しました。 もちろん、厳しく規律正しくという面も組織には必要ではあると思うのですが、仲間との一体感というのはもっと必要なことであろうなと感じさせられています。その情という側面を大切にしていたなあということを思い出しつつ、特にこの賞与面談の時くらいは、「感謝し」、そのスタッフの良い点を見つけて称えることを主にするのが、お互いに気持ちよく終えられるコツなのかなあと思いながら今回の面談は過ごさせていただきました。