けやきパートナーズとは
税理士法人いび会計センターは、創業50年を機に「けやきパートナーズ税理士法人」と名称変更いたしました。 けやきパートナーズは、揖斐川町に位置する地域密着の「税務」・「法務」・「労務」・「保険」サービス等を提供する「ワンストップ型」事務所です。
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朝ドラ「あんぱん」半年にわたり見続けた!
まだ暑い日が続いていますが、季節は着実に移り行くもので「秋」らしさも垣間見られる昨今となってきました。 自然豊かな当地ならではというと「とんぼ」の大群、秋の虫の音でしょうか。日に日に日差しのまぶしさを感じるのは、日が徐々に傾いてきたことに影響されるものでしょう。日の出も少しずつ遅くなり、日没も早くなっていくことからも感じ取れます。そして、秋というと好きなフルーツが多く店先に並んでくる季節ですね。 10月になると一つの季節の転換点と感じるのですが、それは「NHKの連続テレビ小説」が新しいものに置き換わるということではないでしょうか。3月31日から始まった「連続テレビ小説・あんぱん」も最終盤を迎えつつありますね。アンパンマンを作った作者やなせたかしさんとその妻である暢さんの一生をたどる物語ということで、人生で初めて朝ドラを見続けています。 なぜ、見ようと思ったのかですが、私が2011年以来所属している「倫理法人会」の「県の行事のお開き」の際に、「アンパンマンのマーチ」を一緒に肩を組みながら歌ったからです(最近は不参加であるので、実施されているかわかりませんが)。もちろん、歌詞を覚えている人は、少数派でしょうから、歌詞を書いた紙が配られます。そこに書かれた歌詞で、一番大事だなと思わされるところは、最初に出てくる「そうだ、うれしいんだ いきるよろこび」という一文、「なんのために生まれてなにをしていきるのかわからないなんて そんなのはいやだ」というところでした。「アンパンマン」、誰もがきっと知っているキャラクターでしょう。幼児向けアニメの主人公ということで、軽く見ていましたが、実は成人にも刺さる言葉がわかりやすく散りばめられた歌詞なのだと感じました。 その国民的に有名なキャラクター「アンパンマン」を生み出したやなせたかしさんとその妻のお話ということで、興味を惹かれました。 やなせたかしさんの波乱万丈に満ち溢れた生涯。本当に、若いころは苦労に苦労を重ねられたのだなあと共感させられました。奥さんのぶさんとの出会いと、少年期の思い出については、実話とフィクションが混じっているのかもしれませんが、本当にコミカルで笑わせてくれると思う面も。そして、青年期以降ののぶさんとの距離が離れたり、近くになったりで、もやもや感。ようやくのたかしの告白シーンが、待ってましたという感じで。 そう、あんぱんまんの登場も、同じくゆっくりなのですね。漫画家として名前が世に知れ渡るまでのやなせたかしさんの我慢強さにも感銘させられます。自分の才能をいかに世に役に立てられるか、それは「漫画」だけに限られないと。「作詞家」「舞台芸術家」「デザイナー」など、多様な才能を発揮されていたのですね。童謡「手のひらを太陽に」の作詞がやなせさんというのは、初めて知らされました。作曲いずみたくさんとともに、生きていることの素晴らしさを歌った名曲ですね。 毎日15分を5日25サイクルの連続テレビ小説、初めて最初から最後まで見終わることができそうです。朝の忙しい中見ていられるのは、幸せなことでしょう。私の場合は、通勤時間がほとんどないので、それができるのでしょう。今となっては、見逃し配信をNHK+でやっていて、1週間をまるまる一気に見られます。また、土曜だとBSで1週間分を全部見せてくれます。でも、これは15分づつ見ていくのがいいように思います。15分がおわりどんな展開になっていくのか、想像しながら1日を過ごすというのも楽しみの一つであるなあと。朝のひと時、わずかな時間をテレビに集中して、「気分をさわやかに、元気に」出勤してほしいなという番組制作者の思いが感じられるドラマ作りが良いと思わされています。 NHKの受信料については、いろいろと賛否が言われていますが、さすがに高視聴率の「大河ドラマ」「連続テレビ小説」については、伝統の力なのでしょうか、質が素晴らしく見ごたえがあると思います。
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県岐商の甲子園ベスト4、おめでとう!感動ありがとう!
9月になってもいつまでも暑いのですが、私にとっても、夏の暑い思い出として、いまだに、県立岐阜商業の夏の甲子園ベスト4進出に関する記憶が消えていきません。今年の夏の甲子園の話題の中心は、県岐商でした。いっきに全国的に岐阜県に対して好感を持っていただける人が増えたのではないかと思えます。そのくらい、さわやかで若々しく清々しい話題を提供してくれたのではないかと思えます。本当に、県岐商の関係者に感謝の念でいっぱいになります。甲子園で実際にプレイする選手ばかりでなく、応援のリーダーたち、現地に応援に行った方々、多くの方々によって盛り上がった出来事であったように思います。プロ野球であれば、中日ファン以外にも巨人、阪神などのファンも多くいるから、みんなで盛り上がるというのはかないません。しかし、岐阜県代表の岐阜商業であれば、他のチームを県岐商よりも応援するというのはありえないので、周りのみんなが県岐商の応援団でしたね。岐阜県人としては、皆が誇りに思える県岐商のベスト4入りではなかったでしょうか。地元岐阜新聞は、1面で大きくベスト4入りを報道していました。さらには、県岐商の戦いぶりを振り返る特集記事を出していました(8月27日朝刊見開き2ページ)。私どもも、「感動ありがとう」ということで、協賛して名称を掲載させていただきました。 当事務所には、岐阜商業の出身者が、2名。過去在籍者には2名と少なからぬ関係があります。同校が、簿記に力を入れていて、有能で有益な会計人を輩出していることも知られています。私の身内でも、80歳の母は、最終学歴は「岐阜商業」。ということもあって、私がまだ子供のころ、甲子園行きの応援バスに乗せていってもらったことがあります。野球の伝統校なので、同野球部出身のOBが、数多く少年野球の監督をやっています。私の子供のチームの監督も同校野球部の出身者でした。同校野球部出身でプロ野球選手として活躍されたお亡くなりになられた高木守道さん、前原博之さんは、揖斐川町まで野球を指導に来てくれた方々です。 そんなふうに、OBがしっかりと地元岐阜に根を張って活躍していることもまた、同校が多くの優秀な人材を集められる要因なのかもしれません。数多くの企業広告の集まる同窓会会報誌の厚みが、同校の愛校心の強さ、団結力を示しているのではないでしょうか。岐阜の野球の中心にいるのは、昔も今も「県立岐阜商業」というのがすごいことだなあと思えます。 また、私は岐阜市の自然の美しさを称える同校の校歌も好きです。今回は、4度も勝利のたびに流される校歌を耳にして喜びをかみしめることができたのが良かったです。「緑滴る金華山、水清冽の長良川」、忠節橋に立って東の方を見るとまさに、この自然風景が目に入ってきます。通学された方は、この自然風景が目に沁みいっているかもしれません。
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戦後80年にあたりブリテン作曲「戦争レクイエム」を聴く
8月10日というと広島、長崎に原爆が投下された直後です。その日に兵庫県西宮にある兵庫県立芸術文化センターでの演奏会を聴きました。戦後80年だけでなく、西宮で言えば、「阪神淡路大震災」からもまた30年、さらにこの演奏会は、文化センターができて20年という節目の記念公演でもあったようでした。 演奏曲目は、イギリスの作曲家ブリテンによる「戦争レクイエム」一曲。一曲ですが、演奏時間が80分程度にもなる大曲です。途中で休憩はありません!ということで、開演前に用をきっちりと済ませて、しっかりとしたプログラムを眺めて、開演を待ちました。この会場は、3度目ですが、本当に雰囲気のいい会場です。3種類の大きさのあるホールがある非常に立派な施設で、好感が持てます。阪急電鉄西宮北口から、屋根のある回廊を通って約2分という便利な場所にあるのが素晴らしいです。午後3時開演という時間設定もいいですね。帰りが遅くなりすぎないのでありがたい設定です。プログラムの表紙が、なんともかわいらしい淡いいろがついた絵が載っていて、大切にとっておきたくなります。プログラムの曲目の解説、作曲家ブリテンの交友関係なども詳しく掲載してあり、非常に好印象です。さらに、文字が大きめで見やすい。入場者の平均年齢はきっと60歳は優に超えているでしょうから、優しい配慮だなあと思わされます。 そして、演奏前に指揮者のプレトークということで、曲を解説していただけました。有名な指揮者、佐渡裕音楽監督が、開設されるので、しっかり聴かせていただきました。佐渡さんの師匠バーンスタインのウエストサイドストーリーの音楽を引き合いに出して、冒頭の不安定、不穏な音作りを解説していました。ブリテンは、反戦平和主義者ということで、「レクイエム」は通常、ラテン語によるミサ典礼文を歌唱するだけなのですが、「戦争レクイエム」だと、途中で、英語の詩がバリトン、テノールによって歌われるという大変大がかりなものです。管弦楽の編成も大規模で、3群に分かれているという説明でした。一群は、フルオーケストラに、混声四部合唱、ソプラノ歌手。二群には、小編成の室内管弦楽団および、バリトン歌手、テノール歌手。三群は、天井から降ってくるような児童合唱に、オルガン。舞台上の指揮者、中央のメインに佐渡さん、向かって左方に配置された室内管弦楽は、別に指揮者がいます。こんな配置を見たのは、私は初めてだなあ。 この演奏会は、8月8日から10日までの3日間同じ演目で、3公演があって、いずれも満席であったようでした。これほど大勢の人が舞台に乗っているのも珍しいですからね。そもそも、これほどの大曲は演奏されないめったに聴けない曲ですから。 今回は、最前列で聴きましたので、頭を左に右に動かさないといけないのは辛かったですが、管弦楽、合唱の大迫力の音、そして、奏者や聴衆の独特の緊迫感、緊張感が味わえました。合唱は、オーディションで選抜された市民だと思うのですが、気迫が伝わってきました。また、児童合唱のが天の天使の声にも聴こえる美しい和声を響かせ、子どもの無垢さを伝えているようでした。これに対して、金管の強烈なフォルテは、砲弾が発射されるかのような感覚、木管の気が狂ったかのような音形は、人間の心の乱れを表しているのだろうかとか想像しつつ、戦争で無数の命が失われたことを、心に刻み、戦死者を悼む気持ちを持ちつつ聴かせていただきました。 戦争で人類が殺しあわない世界を作りたいという思いは誰しも持つものでしょうが、なぜいつまでも実現しないのだろうか。戦争のない世界の実現を、大戦から80年を機会にして、より強く考えていきたいものですね。
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