5月中旬に、隣国である韓国に行ってきましたので、その感想を記しておこうと思いました。
3日間という限られた中であり、韓国の中でもソウルとその周辺に行っただけあることなど行動範囲もさほど広くなかったのですので、それは違うんじゃないか?と言われる方もおられるでしょう。その点、ご了解いただきたいと思います。あくまで私個人の感想ですので、ご理解ください。
1.やはり近く、身近な韓国
中部国際空港を飛び立って約2時間も経たずにソウルの玄関口の国際空港、仁川国際空港に到着できる手軽さが良いと思います。中部国際空港にいた時間の方がかえって長いんじゃないかというくらいですね。飛行距離で言うと、中部国際空港から北海道の新千歳空港まで行く距離と同じほどの1000キロ未満です。距離だけでなく、韓国のアシアナ航空内の乗務員さんも、日本人と大きくは変わらない容姿(黄色人種)であり、機内でも日本語のアナウンスが聞かれて、仁川国際空港までは異国の感覚は薄い感じです。
2.街中は、ハングル文字の看板だらけ
ハングル文字が分からない私にとっては、記号としか思えません。さっぱり何が書いてあるのか分かりません。ハングルだらけの看板を見て、ここは韓国、異国に来たのだと実感します。「英語」の表記すら少ないのです。少ない英語に目がいきます。まだ英語の方が身近だと感じてしまうのは、中学から大学2年まで8年の英語教育のためでしょうか。
3.ソウル市街地の車での交通事情の悪さ
ソウル市内は、車で移動するのがとても不便に思えました。非常に多い一方通行、目的地に直線的に行けない道路網になっているかのようです。あまりにソウル市街地への集中がひどいためか、ホテル前や繁華街前でのバスの乗り降りは非常に余裕がない感じはしました。これは、日本の大都市、台湾でもあることでしょう。地下鉄がソウルにはあるようなので、地下鉄で移動するならスムーズな移動ができるのかもしれませんが、今回は乗車していません。同じ団体で、タクシーを使った人がおられましたが、非常に安かったと言っていました。タクシーについては、日本が高すぎるのではないかと思えます。
4.物価については、高いとは感じなかった
最近、海外旅行に行くと外食費がとても高いということを聞かされます。しかし、ソウル市内のコンビニ、セブンイレブンで売っている飲料は、日本とほぼ変わらない値段、100円以上200円以下でミネラルウオーターを売っていました。おにぎりも150円前後であったと思います。お菓子も、日本と同じ「オレオ、おっとっと」も売っていましたが、高い感じはしませんでした。日本でも人気のスターバックスのドリンク、これもさほど値段は変わらないと思いました。
5.日本の快適さとほぼ変わらない高速道路のサービスエリア
トイレは、十分にきれいに掃除されており、トイレットペーパーは、備えられていました。手洗い場も清潔で、安心して使えるというイメージでした。おみやげ物もあるし、ファーストフードも売っているのですが、タコ焼きまでもありましたので、日本のサービスエリアと比べても何ら変わらないという感じでした。
6.高速道路の車線数の多さ
大都市間を結ぶメインの高速道路の車線数は、片側5車線。うち1車線は、乗合自動車専用というのは、すごい。おかげで、バスは混雑する一般路線を尻目にスムーズに動けるというシステム。日本だと一般道路にバス専用レーンというのはあるが、高速道路にはなかったと思います。ただ、バスの運転の荒さには、気分が悪くなってしまいました。急な車線変更を頻繁に行うのです。カーブをスピードを落とさずに通るのです。全般的に、せっかちな運転をする国民性が影響しているのかもしれません。あと路面状態は、日本よりも良くないこともあるかもしれません。
7.林立するマンション群
ソウル近郊の高速道路からは、数多のマンション群が所狭しと立ち並んでいるのが見られます。マンションは、さほど新しいものが多くなく建築後20年から40年ほどのものが多いのではないかと思われました。日本のマンションと違って、ベランダが付いていないのに目がいきました。東京都の場合だと、ある程度都心部から外れると、一戸建てが増えてくると思うのですが、ソウルですと、途切れることがなくマンションが立ち並ぶ地域が続くのです。これを見ると、ソウルは世界でも有数の人口密集地というのがわかると思いました。
ある程度長くなってきましたから、次のコラムに「国民性」「食事」「デジタル化」などは譲りたいと思います。