コラム

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北海道旅行記2日目 小樽編
北の最大の商都は、最初は小樽であったようです。大きな港町の小樽は、栄えるのに好立地だったのでしょう。私が北海道に初めて行ったのが小学生だった1980年。その時の大手旅行会社の組んだツアーには、小樽観光は含まれていませんでした。おそらく、小樽は単に一つの古い都市に過ぎなかったからでしょう。バスで1時間とかからない道内の中心地札幌市の陰に隠れてしまっていることもあります。「観光地」を意識した地域おこしの前だったと思います。それから、約16年後に初めて行った小樽。非常に安い相部屋の部屋に宿泊して、歩いて回った小樽でした。丸1日かけて、じっくりと見て回れた1人旅でした。往時、「北のウオール街」と言われるほど金融機関の集中した小樽ということもあり、金融機関の重厚な伝統的建造物群、小樽運河の倉庫群に魅了され、海岸から駅にかけての緩やかな坂の続く街で、眺めの良さに感激し、市場のどんぶりのおいしさに舌を喜ばされた記憶があるのですが、何より魅力的だと思ったのは、海岸近くにある「北一硝子」を中心とした商店街でした。 今回は、その北一硝子から運河寄りへ300メートルほどの駐車場からの散策タイムおおよそ2時間半だったので、観られるところは、限られます。最初に行った時も、北一硝子近辺で、3時間くらいかけてみて回りましたから。私は、この北一硝子付近だけで十分満足で、今回は観て回りませんでした。約20年ぶりに訪れると、伝統的な建物の中で営業している店舗は、相変わらずで、ガラス細工の商品の品ぞろえには目を見張るものがあり、オルゴール堂の中の数多のオルゴールから流れてくるオルゴールの音色は、まさに夢心地にさせてくれるものがありました。これに加えて、増えたと感じるのが、「北のスイーツ」のお店でした。メロン、ホワイトチョコ、バター製品など、北の味覚をふんだんに使ったお店が増えているということです。北一硝子の街並みは、ディズニーやジブリの映画が好きという人には、好かれるのではないでしょうか。洋風のクラシカルな街並みであり、まるでディズニー、ジブリで登場する街の中に移ってきたかのような錯覚を覚えるような場所です。 訪れたのは、金曜日の昼前後でしたが、観光客で大賑わいでした。中学生、高校生という姿の生徒を数多く見かけましたが、さて?どこからの生徒さんだろうか。もちろん、空港からの利便性を考えると、鉄道で乗り換えなく90分ほどで着けるので、バス移動だけでなく鉄道でも移動しやすいので、多くの観光客が訪問しやすい場所というのもあります。そのためか、やはりインバウンドが多いですね。 坂の街でもあるので、海への眺望も良いです。海が少しづつ大きく見えてくる、迫ってくるという風景の変化も楽しめます。その他、2度目の訪問では、定期観光バスで訪れた田中酒造、小樽バインは、お酒が好きな当事務所の職員には、好評のようでしたし、もちろん、街中のサッポロビールも産地直送ですと、美味しいことでしょう。「食」「観」「聴」と五感を刺激する街であり、さらに口コミで街は発展するのではないかと思えます。そう、大都市札幌のような大規模な商業ビルがないのが、また楽しいのでしょう。古きものと、新しいものがうまく溶け合う港町小樽、まだ訪れておられない方にも、とてもおすすめの魅力たっぷりの街です。
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北海道旅行記 2日目 登別温泉・旅館 ホテルゆもと登別編
登別温泉 ホテルゆもと登別、部屋は数種あると思いますが、私たちは和室の大部屋3部屋を割り当てられました。男5人で寝ても、窮屈さを感じさせない広さでした。ここは、「冷房はなし」のようでした。強力な暖房に、二重の窓。暑かったら、窓を開けてくださいということらしい。かなり、大きく窓は開けられます。窓の外は、眺望は全くなかったのですが、自然がすぐそばにありました。冷房なしというが、北海道らしさを感じますね。6月、窓を開けたら、相当涼しく気持ちよく感じました。寒くも感じたくらいでした。水回りは十分にリニューアルされているようで、ウオシュレット付きで、広いトイレ、洗面ボウルが2つある洗面台と利便性は高いものでした。ついでにユニットバスもついていましたが、大浴場しか使いませんでした。 到着するときにたいてい置いてあるお茶菓子が、私は好きなのです。この宿は、温泉まんじゅうでした。黒糖味で、小さいけれど満足感のある味わい。人数分置いてありましたが、もっと食べたかった。ということで、売店で購入することにしました。岐阜に帰ってから、また食べました。こちらの売店は、営業時間が長いのが良いです。7時30分からオープン、夜もかなり遅くまで開いていました。 夜の宴会時も、平日のためか当方しか同じ宴会場で食事している客がいなくて、プライベート感がありました。朝は、ブッフェでスタッフとともに、7時の開始時刻に入店。私は、お決まりのように朝は、一番乗りすることを決めているのです。ゆもと登別さんの料理は、こんぶの出汁が非常に、味わい深くて、体に優しい感じがしました。おかゆの出汁、モーニングカレー、牛乳、温泉卵といずれも珍しいものではないのですが、全部、美味しいです。外の眺望はないのが残念ですが、ゆったりテーブルでゆっくり、じっくり食事させていただきました。日本の温泉宿は、ゆったり食事させてくれるのがいいところだと思います。隣国の食事のあわただしさを思い出します。日本人が、ゆっくり長居するのと正反対で、台湾人は食事が終わればすぐに席を立って帰っていきました。ゆもと登別には、あまり外国からの旅行客の姿は見られませんでしたが、登別地獄谷には多くのアジア人が、観光されていました。ひょっとして、日本人よりも多かったかもしれません。バスに乗る前、食後に温泉街を散策しましたが、鬼のモニュメントなど、撮影スポットも多く、もっと距離を長く歩いてもいいなあと思える場所でした。数多くの旅館ホテルが立ち並ぶ登別の温泉街。巨大ホテルが多いので、大きな浴場を備えるホテルが多いのでしょう。ただ、前回7年前に行った熊本の黒川温泉は、こじんまりとして、ひっそりしてやや秘湯感のある場所で良かったよなあと対比しつつ思いました。 2日目は、午前9時に登別を出て、小樽に向けてバスを走らせます。昨日のルートと逆向きに苫小牧→千歳→札幌→小樽と移動しました。 札幌から小樽の間は多くの住宅、事業所が立ち並びますが、それ以外は、自然が多く、初夏の美しい新緑が目にまぶしく感じられます。ずっと曇りであり、雨が降らないかと心配していました。
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参院選の前哨戦である都議選を振り返ると
1 冒頭、参議院議員大野泰正氏の言動は非常に残念だ 日本の政治、良くなってほしいと思うところですが、残念ながら地元岐阜の参議院議員の大野泰正氏は、公選法違反で起訴されました。今回の参議院選には出馬せずということです。ご自身の違反行為について、何ら釈明をせず、詫びることもなく説明をすることもせずというのが本当に残念です。私としては、大野氏を信用して投票してきたのに裏切られた気持ちです。違反行為をしたと起訴されながらも、自民党を離党しただけで、議員辞職もせず活動したのも理解できません。ご自身が、潔白だというのならば、きちんと弁明する記者会見を開くべきでしょう。いわゆる裏金問題、これで幕引きなんてとんでもないことであると思います。政治は、きちんとルールを守ってやってほしいところです。 さて、私は「政治」ウオッチャーとして世論調査があれば、きっちりと読みますし、それに対する各種意見をYouTubeで観ております。もちろん、投票結果などもじっくり見ます。かなり言われていることだらけかもしれませんが、私の意見を書かせていただきます。 私は、36年前の1989年の日本社会党おたかさんブームだった時に、中央大学在学中で、東京にて「都議選」と「参院選」の投票を経験しました。都議選の勢いそのままに参議院選が戦われました。それを踏まえると、同じ流れであるように思います。 2.自民が第一党から転落するのは、自然なこと、過去最低の議席数でも驚きはない。 裏金問題に対して、十分な抑止策を法制化しませんでした。自民党は、どこを見て政治をやっているのか、もう有権者に見破られてきたのではないでしょうか。「物価上昇」、「税金増」、「社会保険料増」という納税者の痛みに目を背け、減税は一切阻止という姿勢をとり続けているように見えます。昨年の12月に自民、公明、国民での幹事長合意はどうなったのでしょうか。いまだにガソリン税の「暫定税率」を廃止できません。それどころか、最終盤国会で、暫定税率の廃止の採決をせずに、廃止にしました。国民との約束を守る努力をしていないと映ります。小泉農水相のコメ放出をマスコミが騒ぎましたが、こんなもの、前の大臣が怠慢だったとしか思えません。小泉氏が、優れているのではないでしょう。きわめつけは、国民1人2万円の給付金でしょう。税収上振れで可能?であれば、ガソリン税の方を先やるべきじゃないですか。基礎控除もっと所得制限なく引き上げられるでしょう。公約「ルールを守る」という当たり前の事すら、できないのです。安倍総理の頃は、こんなにできない自民党ではなかったと思います。 3.石丸氏の新党「再生の道」、何をしたいのかよくわからない 都知事選で、小池氏に次ぐ得票を獲得した石丸信二氏による新党は、都議選に42人も擁立したものの、一人も当選できませんでした。石丸氏には、都議選をきっかけに大いに注目をして期待していたのですが、ちょっと残念な感じになってしまいました。まず、首をひねるのが石丸氏が、今回の結果に納得していると語ったことです。「擁立する」のに意味がある?いや、それは違うでしょう。出馬するからには、絶対当選するということで、挑むのではないでしょうか。元都知事の舛添氏も語っていますが、再生の道は、政党としての体をなしていないと。その通りであると思います。「政策がない」というのでは、有権者は投票という行動を起こしにくいものでしょう。党の代表が、現職の政治家でないというのも、理解しがたいですね。石丸さんも出馬して、一緒に盛り上げるべきだったのではないですかね。当選を目指さない選挙に、多くの候補を立候補させるというのは、立候補して当選し、都のため働こうと思っている候補者にも失礼なことではないでしょうか。石丸氏に、苦言を呈する選挙参謀はいないのでしょうか。一つの選挙区に一人と決めれば、当選した人もいたかもしれません。今回の選挙戦で、石丸氏は、政治家としての評価を下げたのではないでしょうか。 4.衆院選のブーム「国民民主」は、落ち着きいたが、「安定的な支持」を確保しつつある 山尾氏などの公認問題で、支持を一時よりも落としたものの、「手取りを増やす」はまだ生きている。同じフレーズを強調して、安心感を感じさせてくれる存在になっているのだろう。一定の支持を集める安定した政党になっているように思います。「103万の壁」、「暫定税率」の問題提起をした政党であり、完全に公約を実現できたわけではないが、実現に向けて着実に努力しているように見える化していることが、支持を安定させている要因ではないでしょうか。 5.公明、共産の支持者は高齢化し、今回の参議選も伸長は期待薄だろうと思える。 一定の強い支持者に支えられているのですが、支持者の広がりを欠いているように思います。おそらく、組織の高齢化で、機動力も落ちてきたのではないでしょうか。あと、機関紙が、時代遅れであると、読者が減っているのも大きいと思います。 6.参政党は、地道に着実に伸ばしてきている印象である。ネット、リアルとバランスよく露出していると感じられる。 立憲民主は、自民に対しての反対票が流れる先なのでしょう。都民ファーストは、小池都知事がバックにいるのが大きいのでしょう。都民に投票した有権者は、さて参院選でどこに投票するのか、これも大いに注目されるところです。
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6月の北海道(道央)へ従業員旅行 1日目登別温泉へ
前回7年前の2泊3日の従業員旅行は、北海道を予定していたものの、直前に大規模な地震に見舞われて急遽、九州に変更しました。そのリベンジのような今回の北海道への旅となりましたが、実は帯広近郊で地震が多発していました。今回の訪問地より、かなり東のほうなので、大丈夫と思い、今回は変更せずに行きました。私にとっては、ほぼ行ったことがあるところばかりでしたが、その前に行ったのが、23年前と大昔ですから。23年前というと、まだ33歳、新米パパの頃でした。2歳くらいの長男を連れての旅で、ちょこちょこと走り回る息子にひやひやであった記憶があります。いまだに、自然の猛威の跡があった洞爺湖畔、昭和新山で食べたシャケのおいしかったことが印象に残っています。その時は、まだセントレアがない時代。小牧空港から新千歳空港へ飛び立ちました。久しぶりの北海道ですが、職員の中には北海道は初めてという者もいましたから、時に国内でも未知の土地、食事に出会うのは良い経験であると思います。 1日目、今回は集合を名鉄岐阜駅にしました。6時前に発車する中部国際空港行き特急指定席に乗りました。こんな時間帯でも、結構の人数が岐阜駅に集まっているのに驚きましたが、名鉄岐阜駅で集合は、非常にわかりやすいと感じました。車内も非常に快適。4か国語でのアナウンスは、本当に必要だろうかと思います。アナウンスの時間が長すぎて、ゆったりしたい人には、ちょっと邪魔になるのではないかと思いました。中国人、韓国人にとっては、分かりやすいでしょうね。国として、これら2国の人には、もっと来日してほしいでしょうから、やらないといけないという主張もわからないわけではありません。 新千歳空港につきますと、すでに午前11時近くになっていました。あまり朝に食べていなかったので、相当空腹になっていました。バスを呼んで、千歳市の北の恵庭市にあるサッポロビール内にあるジンギスカン料理のレストランへ。12時前に入ったせいか、団体の中で私たちのグループが一番乗りという感じでした。広々と、落ち着いた空間での焼肉でした。特に外がよく見えるという場所ではなかったのですが、やはり北海道の自慢であるラム肉のおいしいこと、くせになる美味でした。嫌なにおいがせず、どちらかというと、良い香りなんですね。他に牛肉、豚肉、鶏肉もありましたが、やはりラムが一番でした。職員には、ビールが大好きという者も多いのですので、聞いてみると、やはり本場「サッポロ」の味は違う!ということでした。私、すみません、下戸ですし、脳血管疾患をやっておりますので、飲酒は完全に控えております。アルコールに関するご質問は、他の職員にお尋ねください。 腹ごしらえして、そのあと「ビール工場見学」とかもまた良いのでしょうが、残念ながら今回は行きませんでした。途中、樽前山を望むパーキングエリアで休憩ののち、登別温泉へ。登別地獄谷の入り口で記念撮影ののちに、各自約1時間ほど散策しましたが、相当遠くまで足を運んだツワモノもいたようでした。1日目は、登別温泉がメイン。宿泊したゆもと登別。旅行代理店さんに手配いただきましたが、なるほど、温泉街の中心的な場所にあり、名所であるクマ牧場のロープウエイ乗り場にもほど近いところにありました。しばらく休んだのちに、クマ牧場へ。4人乗りの小さなロープウエイは、次から次に来ますが、クマ牧場へは、結構長いなあと思いました。周りは、うっそうとした森であり、気持ちよさを感じます。クマ牧場、最初に見とれたのは小さなヒグマ。見ているだけで、癒される。かわいらしい姿でした。とても、人を襲ってくるようには見えないのですが。高台に上ると倶多良湖という周りを森に囲まれた神秘の湖が見られますが、この姿も美しい、その反対側に見渡せる太平洋も見渡せるところです。6月ですが、さほど暑くなくややひんやりとした空気感が、また気持ちよさを感じさせられました。大人のクマにも当然出会えるのですが、その大きさに圧倒されますね。クマにえさやりもできるのですが、投げてもさっとカラスがえさを奪い取っていき、クマにあげられないこと、たびたびでした。ロープウエイとも合わせ大人2600円(団体割10人から)。料金相応に楽しめると思います。ただ、ロープウエイまでの道は、険しいので、暑いと大いに汗をかくでしょう。せっかく温泉に入ったのに、汗だくはちょっとなので、温泉に入る前に向かうことがよいのではないでしょうか。 温泉好きな私は、登別の湯に夜と朝二度入りました。いずれも1時間近くの入浴でしたので、よくそんなに長く入れますねと言われましたが、この旅館のお湯は、熱い湯もあったのですが、比較的ぬるめのもあって、ぬるいのを長く入れば、長く入れるのではないかと思うのですけどね。朝と夜では、階が違っていましたが、いずれも余裕のある広さでした。脱衣場、湯船、洗い場とも広いし。硫黄泉はじめ、5種類くらいの温泉の種類があるので、楽しく入浴させていただきました。 うーん、やはりこういう話題になると、たくさん書いてしまいます。 「ホテル登別ゆもと」さん、なかなか良いお宿でしたよ。また、2日目のところでご紹介させてもらいます。
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岐阜県サラマンカホールは魅力的
岐阜県の施設であるOKBふれいあい会館。私どもも、そこでセミナーを開催したことがあるなど、非常に身近な施設です。付近に高い建物というと岐阜県庁の新庁舎、岐阜県警察本部がある程度で、構想の建物がありません。そのため、14階のレストランからの眺めの良いこと、展望会議室、展望レセプションルームなどもあり、近くを流れる長良川、養老山地、伊吹山などの姿も良く見られます。眺望目的で来られても良いのですが、2階にあるサラマンカホールは、クラシック音楽好きには、たまらないほど魅力的なホールであると思います。 このホールは、やや小ぶり700席程度の大きさの中型ホールなのが良いところであると思います。最後部で観ても、さほど遠さを感じさせない広さです。サラマンカホールの「サラマンカ」とは、スペインの都市の名称であるようです。そのサラマンカ聖堂にあった古いパイプオルガンの修復にを岐阜県の技術者である辻宏氏(故人)が協力されたようです(サラマンカホールHP参照)。そして、その辻氏が、建造されたオルガンが、サラマンカホール舞台中央に鎮座しているのです。オルガンのパイプの美しさ、立派さにも目を奪われるものがありますし、パイプオルガンとホールの配置バランスもまた均整がとれていて、美しさを感じます。絵になる美しさと言ってよいと思います。 もちろん音楽鑑賞のためのホールであるからには、一番肝心なことは、「音」の良さです。それもまた絶妙であると思います。適度に音が混ざり合う。混濁しない音の明瞭さ、響きが残る時間も心地よく、弱い音も存分にそのデリケートさが「味わえる」という感覚です。最近の2つの公演での奏者は、最大3人なので、数多くの奏者がフォルテで演奏するシーンを聴いていないので、その場合の感想は言えません。今度オーケストラの演奏会で、大音量時のサラマンカホールの響きを味わいたいと思っています。 サラマンカホール、車でのアクセスはまずまず便利な国道21号線にほど近いところにあるのですが、公共交通ですと、岐阜駅からふれあい会館行のバスがありますね。西岐阜駅から徒歩になると25分ほどかかるようです。歩けない距離ではないですが、若干遠いですね。その代わりホール主催の演奏会の後には、西岐阜駅まで直通する無料シャトルマイクロバスを運転してくれています。駅前まで乗せていってくれるので、うれしいサービスです。 主催公演は、質が高いものを選ばれていると思うのですが、大編成の管弦楽団がサラマンカホールを使用して演奏するのはまれだと思います。収容観客数も限られるから、大編成の管弦楽は難しのでしょうか。主催者も、少人数の演奏者の方が、ホールの特性を生かせると思われているのだと思います。 いい器があっても「いいコンテンツ」がないと、宝の持ち腐れになりますね。そう思われるところ、1ヶ月に1度は、興味深いプログラムを主催していただけるサラマンカホールスタッフに感謝しています。岐阜県民に良い芸術を届けてもらえていると感じます。これからもよろしくお願いします。
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国内便ANAがやっぱり好きだな
国際線で面倒だと思うのは、入国審査があって、手荷物検査が厳しいことです。また、日本語が通じないこともあることですね。空港のチェックインを2時間前に済ませなければならないことも、海外旅行に出かけたくなくなる要因なのではないでしょうか。もちろん、飛行時間も韓国以外は長いので、窮屈な思いをしなければなりませんしね。トイレを我慢するのも限界で、機内の狭いトイレで用を足さないといけません。当たり前のことでしょうけど、パスポートを常時携帯しなければならず、たびたび提示する必要があったりします。 これらを乗り越えてまで、海外旅行に出かける価値はあるのだろうかとも思わされたのが、先日行った北海道へのフライトでした。 やはり、手軽な国内旅行。空港には1時間前に着いていればよいのがうれしいことです。手荷物検査、荷物預けが終われば、すぐに飛行機に乗り込めるぐらいに待ち時間なく行けるのは、ありがたいものであるし。日本国内程度の飛行だと、さほどトイレを意識する必要もないのではと思います。何より、客室乗務員が、ほぼ日本人であることでしょう。言葉が使い慣れた日本語であるというのは、本当に気分をらくにしてくれるものです。 さらに、その航空機がANAとなると、なんとなくさらに安心感があると思うのは私だけでしょうか。あの青空色を基調にしたロゴマーク、落ち着いた機内デザインも、自分の心を安堵させるものです。機内の席の前にあるポケットにイヤホンを入れずに、乗務員がイヤホンを必要な人に配るというのは、良い工夫だなあと思いました。イヤホンを必要とせず、自身のスマホで音楽を聴いたり、映像を見たりする人もいるだろうから。そして、飴を希望者に配っていましたが、これもコストはさほどかからないけれど、良い工夫だなあと思います。飴をなめていることで、飛行機の上昇下降で発生する気圧の変化が原因の耳の違和感を軽減しやすくなりますね。 セントレアから北海道新千歳空港までは、1時間半程度と、新幹線で言うと、名古屋品川間に近いと思うのですが、あっという間の到着なので、機内では、機内食がなく、ドリンク1杯だけですが、これは特に気になりませんでした。 私にとっては、「ANA」は、なぜか落ち着きを感じさせる、身をゆだねられる存在なのです。これが、ブランドというものでしょうか。「ANA」には、ずっと良いイメージを持たれる会社であり続けてほしいなあと思っています。
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7年ぶりに2泊3日の従業員旅行を7年6月上旬に実施。
当事務所は、2泊3日の従業員旅行を2012年からやり始めました。2012年というと、東日本大震災の翌年だというのもあります。当事務所でいうと、揖斐川町に事務所一本化して2年目。私が代表になって3年目ということです。私が、この事務所に入った2002年より以前は、定期的に北海道に行っていたようなんですが、いつの間にかそれがなくなっていたというのです。古参の職員から、それを復活するのを望む声もあったのです。そこで、3年に一度、遠方に2泊3日の旅行をしようではないかということになりました。 そこで、この2泊3日の旅行を振り返ってみようというのが今回です。 2012年は、当事務所始まって初の海外渡航でした。台湾へという希望が多かったので、台湾になりました。海外のツアーについては、慣れていないので、手配は大手の旅行会社にお任せしました。現地台湾人のガイドさん付きで、案内をしてくれたので、非常に気が楽でした。それなりに、日本語も話せる人で、助かった記憶があります。海外だと現地ガイドが必須だと思います。二泊とも台北に宿泊し、台湾北部の名所を巡る旅でした。 2015年は、九州長崎、福岡を巡る旅でした。2泊3日の宿は、この年より1泊目を温泉宿、2泊目をビジネスマンが宿泊するホテルということにしました。温泉宿で、ツインベッドというのは寂しいと思います。和室が必ずついた大部屋にしています。宿泊は、雲仙温泉でしたが、非常に食事も美味しく、温泉風呂も広くて、目の前にも雲仙地獄が広がる良い宿だったなあと思います。1日目は、長崎市内の観光名所グラバー園などを見て、「軍艦島」に上陸してと、日本の近代化を象徴する場所を見て回り、2日目は「ハウステンボス」観光をして、特急「ハウステンボス」で、博多入り。この回は、貸し切りバスの手配をせず、様々な交通機関で移動したことが特徴だったかなと思います。路線バスに、ジャンボタクシー、通常のタクシー、鉄道、船、飛行機。飛行機以外の手配は、私がやりました。この旅のシミュレーション、行程を決めて、手配するというのが大好きなんです。2日目の夕食は、福岡市内の料理店で食べて、3日目は太宰府天満宮に行って、福岡空港へというルートでした。 2018年、この年は、北海道に行こうと決めていたのですが、直前に地震が発生したので、急遽九州に変更したのです。福岡から入り、由布院の町を巡り、黒川温泉へ。黒川温泉の落ち着いた温泉街、温泉巡りはとても楽しく、馬刺しの食べやすさは感動的だったことを覚えています。2日目は、美しい自然の高千穂峡、阿蘇山を巡り、熊本へ。「熊本城」は、地震の影響で「復興中」でした。2日目の宿は、熊本市内。熊本の街は、意外に大きく発展しているのを覚えています。「くまもん」がなんといっても良いキャラクタだなあと思うのでした。3日目は、酒蔵を見学して、球泉洞を観に行きました。この回は、貸し切りバスを利用。やっぱり、荷物を置いておけるのは楽ですね。バスガイドの名調子もかなり良かったと思うのですが、それを子守歌にして相当寝たような気がします。意外に、バスの中の時間が長かったように思います。熊本駅から小牧空港まで飛んで帰路に就いたのでした。 さて、7年ぶりの2泊3日は、宿泊地は「登別温泉」「札幌」でした。北海道の大きさから言うと、ほんのわずかな区域です。ただ、人の多い地域ですね。私は、北海道は4度目ですのですが、スタッフの多くは、北海道が初めてというものも多く、楽しみにしている職員も多かったように思います。 詳細については、次に譲ります。昨年、息子の受験ということで、自粛していた旅行。その反動で、旅行見聞録が、多くなっていますことをお詫びします。
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初めての韓国 感想2 食事、言語、国民性
いたって平和な雰囲気 ちょうど韓国の大統領選挙も終わりましたが、昨年の「戒厳令」「大統領弾劾裁判」などで、政治的に不安定と思いきや、韓国に行った5月中旬は、観光にも一番良い季節であるということも手伝ってか、ソウルの街中には一切不穏な空気は漂っていませんでした。明洞の商店街、露店はとても活気があり、物騒だとか、不気味とか怖いということは、一切思いませんでした。時に韓国は、「反日」とか言われますが、街中で日本人だから、差別を受けたと感じる瞬間はありません。お金を落としてくれる日本人に対して、嫌なことをして良いことはないでしょうからね。 さて食事処の接客は? 身振り手振りを交えつつ、スタッフは、食べ方を伝えようとするのですが、韓国語しか話せないスタッフさんが多いように思いました。ガイドさんが、店のスタッフとの間に入ってやりとりしていただいた感じがしました。とはいっても、不愛想ということはなく、せわしく動き回っているのが印象的です。ホテルのブッフェでは、テーブルが狭いせいか、食べ終わった皿は、すぐさま片づけてくれるのは気持ちよいです。全般的に、ホテルを除くと、ばたばたと動き回るスタッフさんが多いです。 食事は口に合うのか? これは、人それぞれだとは思うのですが、刺激のある食べ物が多いせいか、胃腸の調子が悪くなってしまいました。なんか、どこもワンパターンな出され方です。団体向けの料理ばかりだからでしょうか、テーブルの上に所狭しと並べられる料理、ちょっとボリュームが多いお店が多いような気がしました。B級グルメの国ということもあるのでしょうかね。こういうのは、若い人たちには良いのかもしれません。それにしても、ホテル周りの食事処は、どこもかしこも「焼肉」だらけ。韓国料理は、日本でも味わえますが、本場の方が確かに美味しいとは思いました。ただし、毎日韓国料理って食べたいとは思わないのです。日本の食生活に慣れてしまっているからでしょうかね。私の主観ですが、まだ台湾の方が口に合うのかなと思います。中国料理の方が、まだなじめます。 食事処の狭さは気になる ソウルは、非常に人口密集地ということもあるからでしょうか。テービルの狭さは気になります。余裕がないです。狭いのに、店員が慌ただしく動き回るので、ゆったり落ち着いて食べるという感じにはなりません。頼むとすぐに応じてくれるスピーディさは良いのでしょうけど、どこもかしこも「狭い」「せわしい」という印象でした。ただし、スターバックスはあわただしさはありません。韓国料理を食べた後には、甘いものが食べたくなります。 日本語は通じない、英語も分かってくれない場合が多い バスガイドさんは、お二人付き添ってもらえましたが、一生懸命にガイドしてくれました。お1人は、久しぶりの日本語ですと言いながら、冗談も交えて、韓国の事、ソウルの事、ホテル内の事、など案内してくれました。懸命にやってくれたのですが、ちょっといそがしい感じの動き、スピーディにと思うのでしょうね。元気さはある反面、落ち着きがないなあと思わされます。そして、バスの運転が荒いのですね。車線変更を頻繁に行いますね。これは、日本のバスでは遭遇したことがありません。あ、日本語を流ちょうに話せるのは、「免税店」店員さんですね。日本人相手に、いろんなものを買わせるためには、日本語磨かないとという感じでしょうか。これは、台湾でも同じでしたね。工場見学をさせていただいたときに、工場の方が、日本語で説明してくれたのですが、ぎこちない日本語でした。仕方がないでしょう。ハングルと日本語、お互いの言語を話せる人は、少数派だろうと思います。 Wi-Fi環境が素晴らしい ホテル内では、スマホが存分に使うことができました。Wi-Fiが非常に快適です。それゆえなのか、紙のガイドマップがないと言われました。地図は、スマホでというのが当たり前なのでしょう。IT、デジタル化は韓国がずっと進んでいるのかと思わされます。 悠長に、デジタル化を納得させながら進める日本と、デジタル化を国策として強制的に進めてきた韓国の違いなのでしょう。 さて、どちらが正解なのか、10年のうちに答えが出るのでしょうか。