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愛犬の名は「あずき」

前のコラムでは、あんこがたっぷり入ったお菓子「御座候」を取り上げましたが、
あんこが好きであるという私にぴったりの名前を愛犬に付けて、可愛がっています。「あずき」と名付けたメスの柴犬です。もう、我が家にやってきて、3年目になりました。すでに、中学生以下の子供がいない我が家で「可愛がれる唯一の存在」として、家族から可愛がられています。残念ながら、私は散歩に付き合っていられないので、あまりなついてくれないように思います。しかし、大学生の二男と妻はよくトイレの世話もして、散歩にも連れていって、エサも与えているから、よくなついているように思えます。「あずき」が自発的に近くによって、気を引くようなポーズをするのです。人間をじっくり見るようにお座りするのです。そして、足で、人をトントンと叩くのです。お食事をさせてと要求したり、ボール遊びしたいとせがんでいたり、時には「外に出よう」と要求しているのかもしれません。見ていてあきません。
犬というと、吠えるものというイメージがあったのですが、「あずき」は、元から人間が大好きなのか、宅配便のお兄さんにも、じゃれつきに行ってしまいます。全く警戒心のかけらもないので、番犬にはなりません。逆に、犬同士となると、そんなに仲良くしたいという素振りをみせないのです。

犬にもいろんな性格があるのでしょうね。「あずき」は、とにかく食欲旺盛。食べれるものがあると、すぐに食べようとしてしまうのが、ちょっと困ったところで、テーブルの上に置いてある人間の食事を食べたくて仕方がない様子です。あ、どこで飼育しているか全く書いていませんでしたね。完全に「室内犬」のような飼い方をしています。以前、実家で飼っていたメスの柴犬は、ずっと外で飼育していて、病気に罹って早死にさせてしまいました。室内で飼う方が、犬にとっては快適環境なのでしょうかね。寒ければ、暖房して、暑くなれば冷房をしてと、甘やかしています。犬用のベッドで寝たり、人間のソファで寝たり、布団の上で寝たり、ソファ下のフローリングで涼んだりといろんな場所で過ごします。私は、左手、左腕が不自由ですので、よく食べ物を床に落としてしまうのですが、その落ちてくるものを狙って、落ちたら食らいついてくるのです。
濡れるのが嫌いなので、雨の日は散歩に出たがりません。とはいっても、雪は違うのでしょうか、雪は好きですね。「犬は喜び庭駆けまわり」という歌詞がある通りになります。
あずきと呼べば、こちらの方をみてくれるし、相当こちらの言うことを理解しているのでしょうか。えさやりの時の作法は、だいたいすっとできるようになりました。
「マテ」と言えば、食べずに待てるし、「ヨシ」の合図があれば食べ始める。「お座り」動作は、えさがもらえるとわかると、さっとするようになっています。
「フセ」「ゴローン(ごろんと横に向く動作)」まではできるのですが、なんか「おて」という動作は、好きでないのか、足を動かす動作はするのに、人の手に足を置こうとはしないのです。
だんだんと、こちらの言うことを理解していく様子のかわいいこと、モフモフの毛並みをなでていると、嫌なことも吹き飛ぶような気持になります。
ところが、時には家具などのモノを傷つけたり、困ったところに便をしたりと、困ったことをやってしまう存在でもあります。そんなところは、子どものような感じですね。さて、いつまでこの獣はうちにいてくれるのであろうか。可愛らしいうちの子(笑)という感覚に、愛犬家はなっているみたいですね。