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徳山ブルースよ永遠に!

10月に揖斐川町地域交流センターで行われた創作オペラ「徳山ブルース」に出演したメンバーが一堂に会して「録画された映像」を楽しむ会に出席しました。

驚かされたのが、多様な角度から撮影されていて、全体もよく分かり、細部のズームアップしてくれていて良い映像を撮っていただけたなあと感動しました。それとともに、素人芝居も心を動かされるものがあるのだなあと。アンケートの集計結果を作っていただいていましたが、2日ともに700人近い観客に入っていただけたことに感謝でしたし、数多くの「感動した!涙がでてきた!懸命さが伝わってきた!」という言葉を見かけるたびごとに、終演後に聴衆の満足そうな笑顔を思い出しました。やはり音楽、演劇、舞台芸術っていいものだなあと、感慨にふけることができました。

アンケートでどちらからの観客かという欄もあったのですが、遠く富山、淡路からもかけつけて来てくれた人もいたようです。来ていただいた割に1時間10分ほどの時間であったのは短すぎたかもとは思えます。もっと長く徳山ブルースの世界に浸っていたかったと聴衆には思っていただけたようです。また次もやってほしいという声も多数あり、「音楽を聴く喜び、舞台を見る喜び」を皆で体感できる素晴らしさが、創作オペラにはあります。出演者、舞台を作る人には舞台を作り上げる喜びがありますね。素人集団で、歌の歌詞を覚える、曲を覚える、さらには動きを覚える、振り付けを覚えるというのは、やりがいがあるけれど、ステージ上で観客に観ていただく以上は、美しくありたい、何か主張を持たせたいと思うものだから、大変苦労しました。

コロナがあけて題材が今はなき小さな山村「徳山」。昭和生まれの50歳代以上にとっては、映画ふるさとでなじみにもなった徳山の自然と村人体の暮らし。そんな過去の思い出に浸った方々も多かったのではないでしょうか。当たり前に当たものとの惜別の別れを悲しみながらも前向きにとらえて前進していく力強さをたたえた力作、これも徳山の思い出とともに「後世に残したい宝物」ではないかと思いました。のべ1400人以上がかかわった大イベント、人々の記憶に思い出に残るひとときが提供できたのではないでしょうか、その一員に加われたことをとても誇りに思えました。

「オレんたあのこの胸にずっと徳山ブルースの思い出は残っとる」